9ストリンガー完成! | Viva '60s SurfStyle!!!

Viva '60s SurfStyle!!!

1960年代のカリフォルニアサーフスタイルに心を奪われた男の独り言。

先週触れたファンタジーアイランドの9ストリンガーが遂に完成した。
2週に渡って同じボードを紹介するのは「どうか?」と思ったけど、色々な思いを込めてオーダーしたボードなので、キチンとお披露目したいと思う。
お付合い頂ければ嬉しい限りである。



 

先ずは、全体を見て頂きたい!

 

イメージ 1

1960年代初頭のPIGからノーズライダーへと変貌して行く、過渡期のアウトラインを再現してもらった。
この時代のボードは、まだまだ、テール寄りにボリュームがあるので、その部分を取り入れてもらう様にお願いした。
また、自分の好きなランス・カーソンのキックテールを取り入れてもらいたく、高密度のみならずフォームの造形も特注してもらった。



 

ただ、金額が予想していた以上に高額になってしまった事が、このボードの最大の失敗かも知れない。
本来、ファンタジーアイランドのボードは、それ程高額なボードでない。
以前、1インチのバルサのストリンガー&テールブロックを取り入れてもらったPIGでさ、20万円台前半だったのだが、このボードはそれを遥かに上回ってしまった。
これは、恐らく高密度のフォームだけでなく、ストリンガーの要因が大きいと思われる。
国内製のボードでビンテージボード級の金額とは、流石の俺も頭を抱えてしまった。



 

しかし、荘司さんが「良いモノを造らせてもらったよ」、「恐らく、こういうボードは生涯最初で最後かな?」、「ありがとう!」って、言ってくれたんだ。



 

こんな事ってある?
仮にも、ホクレアの林さんの兄弟弟子で、シェイプ暦30年以上を誇り、昨年、女子プロのグランドチャンピオンまで輩出させたレジェンドが「ありがとう・・・」って・・・
例を言うのは俺の方だよ。
だって、こう言うボードって、恐らく、本来は荘司さんが得意とするジャンルのボードじゃないと思うんだ。
それを嫌な顔をせずに、最高の1本に仕上げてくれたなんて、俺の方が感謝だよ。



 

サーフボードをたくさん持っている俺だけど、荘司さん、このボードを大切にさせて頂きますね。
そして、本当に感謝です!
サーファーとシェイパーは、「face to face 」じゃなければ駄目だと言うのが俺の持論。
このファンタジーのロゴは、俺にとって特別なロゴになると思う。

 

イメージ 2