オーディオインターフェースにはUSB2.0
オーディオインターフェースとPCを接続するケーブルはUSB2.0が推奨されており、多くのバスパワー式AIFはUSB2.0規格で設計されています。
そもケーブルというもの自体、一種のアンテナとなりノイズを出すわけですが、ことUSB3.0系は2.4GHz帯に干渉しやすいノイズを出すため多くの無線機器に悪影響を及ぼします。
また有線接続の場合もUSB2.0と比べてノイズが増えてしまうケースがあるためAIFには未だUSB2.0が採用されるのです。
「USB3.0の方がレイテンシーが抑えられるのでは?」と考えがちですが、AIFが扱うデータはUSB2.0の速度で十分対応できますし、レイテンシーはAD/DA変換の方が大きく影響するのでUSB3.0を採用しただけではデメリットが勝ってしまうわけです。
ケーブル選び
地味に厄介なのがケーブル選び。
当面はAIF付属の純正ケーブルを使えばOKですが、紛失・断線時には代替品を用意しなければいけません。
ところが近年はUSB3.0が主流なので一昔前よりも良質なUSB2.0ケーブルを探すのが難しくなってきてるんです。電気屋さんによってはUSB2.0ケーブル自体置いてないこともしばしば。
うーん困った…と唸りながらネットサーフィンをしていたら結構いい感じのケーブルを見つけました。で、買ってみたら期待通りの品質。これは紹介しておかねばと思い筆を取りました。
エレコム「USB AUDIOケーブル」
それがこちら。エレコムのUSB AUDIOケーブルシリーズです。
2016年発売のラインナップ
https://www.elecom.co.jp/news/201605/usb_audio_cable/
2023年発売のラインナップ
https://www.elecom.co.jp/news/new/20230711-02
「オーディオ用USBケーブル」というとオカルトアイテムっぽく聴こえてしまいますがその正体はシンプルに良質なUSB2.0ケーブル。
- 剛性高いプラグ
- 1万回の屈曲耐久試験をクリアしたナイロンメッシュ皮膜ケーブル
- 信号の歪みや伝送ロスを抑える高純度OFC99.99%採用
- シールド構造(ケーブル内編組線カバー率100%)
- 適度で使いやすいケーブル長
- 他のケーブルと見間違えることのない独特なデザイン
- 市場価格2000円程度
一番気に入っているのは他のケーブルと混同しないデザイン。大量のケーブル・機器を使っていると「このケーブルどんな仕様だっけ?」となることが割とあるんですよね…
その点こいつはまず見間違えないですし、各部とも良く出来ているのでとても満足しています。
現行ラインナップのA to C(DH-AC10)はあらゆるType-C AIFで、2016年発売ラインナップのA to B(DH-AB20)はBOSS KATANA-HEAD MkIIで、A to Micro-B(DH-AMB12)はiRig HD2やGCE-3等で使っています。
2016年ラインナップはいつまで在庫が続くかわからないので早めにゲットしておいた方がいいと思います。どちらも音楽人はまだまだ使う端子ですからね。おじさんはちゃんと予備も買いましたよ。もう1本ずつキープするか悩み中…
製品ラインナップ
買い間違えないよう注意!
USB-A to Type-C
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USB-B to Type-C
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Type-C to Type-C
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USB-A to USB-B
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USB-A to Micro-B