今回は株式会社そろはむ様ご提供レビュー第19弾!まーたヨーマスからとんでもないものが送られてきたぞ!前触れなく!
まだ発売前だけど新作が作られていたのですよ。それがこちら。「アメリカンメタルスピンガジェット」だ!
アメリカンメタルスピンガジェット #アメガジ
ファイズブラスターかよってくらい前触れなくすごいものが届いてホントびっくらこいたね…
アメリカンメタルスピンガジェット、通称「アメガジ」はonedropyoyosのオレゴン工場で製造されたSGxODのプロダクトだ。
実は1月の時点でタカツさんが紹介してて。いよいよ発売間近ということで僕のところにも送ってくださったみたい。
【セラコート】
セラミックを主成分とするアメリカ生まれの塗料。表面硬度7H-9Hの薄く頑丈な塗膜を形成する。密着力・耐薬品性能にすぐれるため幅広い業界で利用されている。銃器の塗料として開発されたものなので精密性を求められる部品への適性も申し分ない。
塗装のため過度な衝撃が加わった場合はピンポイントで剥がれる。アルマイトとは異なるダメージ感が出るのも魅力のひとつ。
そうなんだよ。サンドブラスト+アルマイトとはまた違うマット感。色味含めてめちゃくちゃかわいいぜ。
それでは色んな角度から見ていこう。ボディシェイプはこれまでのスピンガジェットファミリーを踏襲したいつものやつ。直径は56.7mm、幅は40mmだ。すっかり慣れ親しんだ形状で安心するね。
それに対してフェイスは過去最高に彫り込まれている。48mmキャップ用の段差から先はけっこう薄い。
重量は62.3g。メタルスピンガジェットプロとほぼ同じだね。
これは「LEGO」をベースにしている新しいサイドエフェクトだ。突起部の外径は先代と同じく5mm。内径は3.3mmくらいでSE単体の重量は約13.2g。
想像だけど装着したキャップを空気圧で取り外せるようにするために作ったんじゃないかな。こういう「遊びに対する細かい工夫」はスピンギアのお家芸だね。
軽量化に寄与してるほか、これを下穴にしてタップを切れば(ネジ穴にすれば)貫通軸SEに改造することもできる。Modderに嬉しい仕様だ。
続いて軸周り。サイズCベアリングとフローグルーヴパッド。ワンドロ標準仕様だね。中心からセパレーターまでのエリアはパノラマなど先発のセラコート製品と同じく無垢になっている。
ちなみにベアリングはNSKフラットが搭載される。SGプロダクトならではのお得ポイントだ。
そういうことだね。
さて気になる使用感だが…メタルスピンガジェット系の最高傑作と断言するよ。
いやあこれ…めっちゃくちゃいいよ。
全体的なフィーリングはとても軽く実重量の影響が色濃くでてるんだけど、リム周りに肉を寄せている+スピンガジェットのステップ配分のお陰でガッツリ回る系の感触も併せ持ってるんだ。
安易な「軽い・ペラいヨーヨー」じゃない。昨今注目されている軽量級のニーズに応えながら十分な性能のモノメタルヨーヨーとして完成されてる。
あとね、これサイズCベアリングが良い方向に作用してるんじゃないかなと思う。
従来のメタルスピンガジェットもサイズDを再開発する役割をきちんと果たしながらヨーヨーとして破綻しない性能・フィーリングだったんだけど、それはそれとしてサイズCのしっくり感は格別だね。
マウント時のストリングにかかる衝撃が柔らかい。サマーソルトの回転感覚、チョップ系で外すときの抵抗感も穏やか。アメガジはヨーヨーとサイズCの魅力がうまく合致してるんだ。
ワンドロの仕様やデファクトスタンダードにならってサイズCを採用したのではなくサイズCが似合うから採用したと言われても納得のレベル。
十分な性能を持ったEDCヨーヨーって感じ。スピンガジェットファンだけでなくヨーヨープレイヤーみんなにおすすめしたい傑作だよ。
個人的に気になるのはキャッチの衝撃かな。スピンガジェットのシェイプはキャッチゾーン(キャッチ時に手のひらに当たる部分)がやや目立つ傾向にあるので、フルスロー&バインドなスタイルの人はキャッチが少し痛いかもしれない。
そうだね。あとねベアリングは色んなものを試してみて欲しい。結構キャラが変わるんだよ。ワンドロップ純正10ボール、ダブルストレートベアリングあたりはそれぞれかなり良かったな。
さらに「注してないかも?」くらい少量のオイルを使うとまた違った旨味が出る。サラサラ系オイルを持ってる人はぜひやってみてね。
2024年4月4日0時、つまりヨーヨーの日に発売するよ!
カラバリは
- クリアアルマイト
- プロトタイプブルー(タカツさんのやつ)
- ホワイトセラコート
- ピンクセラコート
の4種類。
さらに前述の貫通軸加工済みSEも併せて発売する。
2ndロットが出るならオレンジアルマイトを…オレンジセラコートを何卒…
キャラ的にFenderギターみたいな色が似合うと思うんだよね。サーフグリーン、ダフネブルー、トリノレッド…つまりは古いアメ車の色だ(黎明期のエレキギターは車用塗料で塗装されていた)
ヨーヨーは見た目も大事なアイテムだからね。セラコート需要の高まりに合わせて定番色じゃないカラーも増えてくれたらヨーヨー文化がいっそう彩り豊かになると思うよ。