こんにちは、こんばんは。おじさんです。
つい先日レビューしたZOOM MS-200D+ MultiStompの続報です。
「近日公開」となっていた専用エディターがついに販売開始されました!
早速購入&インストールしたので軽く紹介したいと思います。
Handy Guitar Lab for MS-200D+(iOS版 )
専用エディター「Handy Guitar Lab for MS-200D+(iOS版 )」はiPhoneまたはiPadのApp Storeからダウンロードできるユニバーサル対応の有料アプリです。
お値段100円。G2 FOUR用・B2 FOUR用Handy Guitar Labと同じ価格設定。
スマホ用アプリはOSの頻繁なアップデートに対応していかなければならないので有料にすること自体おかしくはないですし、新しいエフェクトのダウンロードやパッチメモリーの配信も予定されているとのことなので、個人的には100円分の価値はあると思います。
しかしながらG6以上のモデルのHandy Guitar Labは無料なこと、スマホ課金が許されていない未成年のユーザーは親の許可を得なければエディターすら使えないことに対して難色を示すユーザーもいるだろうなとも思います。
買うかスルーか。この記事が参考になれば幸いです。
実際の操作画面
アプリを起動すると初回起動時のみ最大100MBの追加データダウンロードが始まるのでWi-Fi環境で起動するようにしましょう。
ダウンロードが完了するとエフェクターの接続を促す画面が表示されます。
USB Type-C端末はオスオスのケーブルで、Lightning端末はカメラアダプタや専用ハブ+A to Cのケーブルで接続します(おじさんはPDケーブルでM1 iPad Proに接続しています)
アダプタ併用の場合はMFi対応の製品を使うと認識不良の可能性を抑えられます。
接続が完了すると本体にインストールされているエフェクトが一覧表示されます。「エフェクト」がメイン画面。「エフェクトプール」は文字のみの一覧です。
「エフェクト」画面ではお気に入り登録・絞り込み・ソートが可能です。エフェクト数が膨大なだけにこういう機能はとてもありがたいですねえ。
エフェクトをタップすると「プロパティ」が開き、機能の確認と各種操作が可能になります。
「Patch」をタップすると「パッチメモリー」画面が開きます。
パッチ名タップでパッチ切り替えができる他、右側の三本線長押し+ドラッグで位置を入れ替えることもできます。
右上にある「プール」はパッチを端末にバックアップするエリアです。
Save to Poolの左にある「Share」をタップするとファイルとしてパッチを保存することができます。誰かとパッチを共有したいときはこの機能を使いましょう。
「Editor」をタップするとパッチ編集画面が開きます。
・各エフェクトのオンオフ
・追加、削除、変更
・パラメータ調節
・前後入れ替え
・ルーティング選択
・パッチ名変更
・チューナー起動
と一通りの機能が揃っています。
端末側からもチューニングメーターが確認できるのは便利ですね。
面白いのが「Clip」と「Clipboard」機能。
Clipをタップしてお好みのエフェクトをクリップボードに追加すると…
その設定のまま他のパッチにエフェクトを貼り付けることができるんです。
ZNRやEQなど全パッチ同じ設定で使いたいエフェクトがある人はかなり助かる機能だと思います。
効率化したい人におすすめ
以上、Handy Guitar Lab for MS-200D+(iOS版 )のご紹介でした。ざっくり。
マルチストンプ本体よりも効率的にパッチ管理できるアプリなので大量のパッチを使う人は購入して損はないかと思います。
欲を言うと…
ゆくゆくはMS-100BT専用エディター「StompShare」のような機能も実装してほしいですね。
博物館のごとく展示されたエフェクト、気合の入った解説文、試奏音源の視聴ができるのはとても魅力的。
しかもこれ無料アプリですよ。追加エフェクトは有料(最終的には無料化)ですが眺めるだけで楽しく、ビギナーにはよい教材にもなる。音楽文化の発展とプレイヤー育成の意欲を感じるアプリでした。
ZOOMさん、ぜひご検討ください。
いやマジで…これホント大好きなんですう…。