目の前の人が語る強さ | 静岡/更年期/骨盤底から美と健康づくり

静岡/更年期/骨盤底から美と健康づくり

年齢を重ねることを慈しみ愉しむために。
骨盤底の悩みを持つ人を一人でも減らしたいという想いのもとに活動しているペリネビューティコンサルタントJUNKOのブログです。

現在、静岡市内の数ヶ所で静岡市委託事業のシニア介護予防講座の講師として関わる機会を頂いております。

目的は「健康寿命を伸ばす」こと。


それまでは親をはじめ、まわりのわずかなシニアの方達としか関わることがなかったので、運動指導者としてばかりでなく、1人の人間としてもとても良い経験となっています。


コミュニティができることで本当に表情が変わって、笑顔が増え、元気になっていくのを目のあたりにすると、心の健康がいかに重要かがよく分かります。


そして最近すごく考えるのは
この世代の声を伝えること、の必要性。

戦争経験者のことばを文章として残したものを読むよりも
目の前の人が語る真実の方が何倍も心に刺さります。



先日の講座内で昔話に花が咲いたときの話。

「一つ間違えたら(中国)残留孤児になっていたのよ。
あの時はみんな命からがら逃げてね。鳴き声がうるさいからといわれて自ら子の首を絞めて殺さなくてはならなかった人もいて・・地獄だった。日本に帰っても一文無しの生活になる、それなら裕福な中国人の家庭で暮らした方が幸せだからと子を預けて引き揚げてきた人たちもいたから、私も一つ間違えばそうなっていたのよ。」

「大空襲の時、安西橋の方にみんなで逃げていたら家族とはぐれちゃってひとりで人の向かう方に走っていたのね。怖くて怖くて・・。そこで水知らずの人に防空壕に引っ張り込まれた直後、目の前に焼夷弾が落ちて命拾いしたの。」

「恥ずかしい話だけど、終戦してだいぶたっても夜飛行機の音が聞こえると記憶が蘇って眠れなかったのよ。」

「今の静岡高校のあたりは梨畑で、空襲があるとそこに逃げたものよ。」

など・・。

だからね、戦争はもう絶対に起こしてはいけないの


いつも楽しそうに講座に通ってきている皆さんからの話は重く、心に響きました。



今でも鮮明にその時のことを覚えている、それだけ忌まわしい記憶として強烈に残っているんでしょう。


この声がじかに聞けるうちに次世代に語り継ぐためにはどうしたらいいのか。
今の自分にはやりきれない。

すごく歯がゆさを感じるのです。


とても大切な日本の記憶の語り部がいるいまのうちに・・。


ああ・・コーディネート、誰かやってくれないかしら。

今日の夕焼け、キレイでした♡

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