この動画、A$AP Fergのファンからしたら
当たり前のことしか話してないかもだけど
僕にとっては新鮮でした。
父親の存在が彼にとって大きかったようです。
「俺の父親はPuffyのためにBad Boyのロゴも作ったんだ。俺はいつもあれは俺だって思ってたよ。ティムズ(=ティンバーランド)を履いてる赤ちゃんね」
「彼(=Fergの父親)は俺にアートをやるよう強制しなかった。ただやってることを見せてくれたんだ。彼がTシャツのペイントの仕方を教えてくれたから、自分のTシャツを作れるようになった。最初に自分で描いたTシャツを学校に着て行った時、みんなが『どこで買ったの?』なんて訊くから、30ドルで売り出した。それが中学時代のビジネスの始まりだよ」
「父親は俺がラップしてるのを聴いたのを憶えてるって言ってたけど、その頃はバトルでラップをするのに緊張してたんだ。父親も俺がラップするのを聴いたことがなかったと思う。ずっと服をやってたから、俺を見て『何やってんだ?』って言ったね」
「俺の父親は毒(※)を一気に吸っちゃって、病院に運ばれたんだ。それから公園に行くと、彼だと判らないくらいすっかり痩せててね。それからほどなくして、腎臓に問題があることとかを話し始めた」
※塗料のようです。
「17歳の誕生日に母親の職場に行くと、母親の目が赤いのに気付いた。俺が声を掛けても彼女は答えずに、そこにいる人たちに挨拶してるんだよね。すると彼女は崩れて『あなたのお父さんが亡くなったの』って…目の前が真っ暗になった」
「ブルックリンでアルバムのリリースパーティーをやった時、みんなをステージに上げたのを憶えてる。みんなが俺の曲を叫んでた。そのエネジーを感じて俺は泣いたんだ。自然と彼(=父親)のことが思い出されたよ。もう観衆の中には戻れなくて、ホーミーが俺の曲を代わりに歌ってくれた。あいつらは解ってたからね」
「Puffyとパーティーしてる時も、レコーディングでスタジオに居る時も、父親のことを思い出した。彼に見せてあげたかったよ。彼も想像してなかったんじゃないかな」