翌日はこの旅を決めた時から予約して楽しみにしていた、ボルドーワイナリー半日ツアーに参加しました。マルゴー地区のワイナリー2つで試飲する4時間ツアーです。

ガイド兼運転手は、ワインを専門に学んでいた人で英語ツアー。8人乗りのミニバスツアーです。

他の客は見るからにお金持ちそうなアメリカから来た20代女子ツアー。完全アウェー状態。

 

ともあれ、助手席に座らせてもらいました。

 

左岸マルゴー地区が目的地でした。市街から北に向かい郊外に入るとすぐ葡萄畑が始まります。

オー・メドック地区を細い道を通ったりしながら、車窓風景を楽しませてもらいました。近年の当たり年情報も。今年は気候が微妙でちょっと難しい年になる可能性が高いそうです。18-20年は奇跡の3年連続当たり年なので、ボルドー今手頃に買えるワインは美味しいのが多そうです。

 

いよいよ目的のマルゴーに。マルゴー地区ということでシャトーマルゴーにも立ち寄って貰えました。

シャトーは当主がお住まいのようで立ち入らなかったのでゲートの外から。

 

 

とにかくすごい。ファーストが一本6万円とか10万円とかするのですから。何かとゴージャスになれるのですね。

 

これは名前は書きそびれましたが、別のシャトーです。左岸は平地なのですね。右岸は丘に葡萄畑が広がっているようです。

 

最初に訪問したのは、Siran という格付けされていないワイナリーでした。歴史はあってマルゴーのシャトーが格付けされた際、ナポレオン三世の時代だったそうですが、当時のシャトーのオーナーだった画家のロートレックが、ナポレオン大嫌いで参加を拒んだせいだそうです。

しかしマルゴーの特級畑はなんのことない当時の取引価格上位の所で150年見直しされていないとか。右岸のサンテミリオンは10年ごとに見直されているそうでAOCによって方針は随分違うと教わりました。左岸と右岸の葡萄の違いなども。ボルドーワインファンの方には常識なのでしょうが、自分には勉強。ガイドの方参加者の知識のレベルを敏感に検知して説明のレベルを変えている気がしました。

 

 

館内のコレクションを見たり

 

蔵を見たりして、

 

 

試飲は建物の屋上で。

 

 

 

最後にショップにも案内されましたが、チェックイン別料金の帰路便のため何も買いませんでした。

 

お次はDauzac というシャトーでここは格付けシャトー。ブランドお墨付きな訳で、高く売れて資金潤沢で、随分と豪華なところでした。でもツアーを受け入れているのだからお高くは止まっていないところなのでしょう。

 

 

 

広大な敷地には庭園も。

 

設備も最新でした。このシャトーは昔から研究が盛んだったそうです。

 

大樽。

 

樽の中が見えるように作られていて、醸造家の勘と経験だけでない製造ができるようになっていました。

 

大量の新樽。1樽900€、3年使用後、ウイスキー業者等に50€で売却だそうです。1樽およそ300ボトルとのことで、単純計算で小樽熟成なら1€原価樽代だけで上がるのですね。

 

温度湿度バッチリ管理できる貯蔵庫でした。すごい。

 

ちょうど収穫後の時期なのでタンク周りで作業しているところも見れました。

 

試飲はここでは2種類。日本で1万円くらいで売ってるファーストも飲めました。

 

午前中で少量とはいえグラス5杯試飲して帰路のおよそ1時間余り記憶なし。

 

お昼はガイドさんオススメのブラッスリーで鴨をいただきました(写真はネットから)

 

皮がカリカリして脂身も少なめで美味しかったです。ついつい別の村のボルドーワイン頼んでしまいましたが、正直そっちの方が美味しかったのはやはりワインは食事と合わせるべきなのでしょう。

 

食事の後は駅に向かって街をぶらぶら。

 

 

ホテルに預けた荷物を引き取って、いよいよバスク地方に向かいます。2日目の宿泊地はBiarritz。ドイツと違いTGVはちゃんと定刻に到着でした。