教会だけは白くありませんでした。
ここが中心部の広場です。広場の名前でなく、ワインガードという通りの名前になっていました。
到着したのがお昼過ぎだったので、ここのブラッスリーでお昼にします。De Wijngaard。通りの名前と同じ店名でした。
中はそれなりの広さ、きれいなお店でした。
好きなところに座っていいとのことでカウンターの見える6人掛けの席を一人で占領。
この町のワイナリーのワインをいただきます。オーセロアという品種のワイン。辛口、落ち着いた味わい。
ワインラバーの方々のような豊かな表現ができないのですが。
白にしたのに、ビーフシチューを頼んでしまいました。
リンブルグの名物とメニューにあったので。でもベルギーの牛煮込みと同じ系統?
あまり甘くはないリンゴのピューレが付け合わせでメインはソースも濃厚なのですが、ピューレの酸味がよい口直しになりました。良かったです。
量があって、満腹。ポテトは残してしまいました。ポテトには当然マヨネーズが付いていました。オランダ風ポテトマヨだったような(ベルギー風とオランダ風があったはずです。お互いがどっちがうまいかでもめるのが定番)。
正面にあった教会が開いていました。博物館として公開している部分もあって、入場料を払います(自分はミュージアムパスがあるので無料でしたが)。
教会はそんな古いものではないと思ったのですが、トールンの町自体は10世紀にまでさかのぼれる、修道院領。
当時は女性が町を治めていたそうです。
再び町歩きでバス停から来た方に戻ります。
これが、町のワイナリー。
オランダでのワイン造りの歴史は浅く、一番古いワイナリーでも30年くらい。従来ワイン北限はドイツのライン川沿い(Ahr地方、ライン川支流のAhr川流域)で、オランダ、そしてベルギーでもワインは作っていなかったのが、温暖化も影響してか、ワイナリーが徐々に出来ていて、アムステルダム近郊にもあるようです。同じくイギリスでもワインの醸造が始まっています。
この蔵のようなところで短時間、試飲と直売がされていました。これは調べてて2時開店に合わせていきました。
奥の小さなカウンターで試飲させてくれます。来た時は混んでいましたが団体だったのか、しばらくすると帰っていきました。
白は、さっき飲んだオーセロア、あとはピノグリや、リースリング、
赤は、ピノノワールと、フリューバーガンダー(ピノ系の早摘み種)、あと品切れでしたがドルンフェルダーで、お値段もまあお手頃でした。ブラッスリーで飲んだオーセロアは自分としてはそこまで来なかったので、ピノグリとあと中甘のリースリングを購入しました。
リンブルグのマース川沿いには国境超えてベルギーに入ったところも含めて、数軒ワイナリーがあって、小規模ながらワインリージョンが出来てきているようです。
町はずれにあったワイン畑。グーグルマップに出てなければ気が付かなかったと思います。ドイツと違って、平地に栽培。オランダですからそうですよね。
食事に教会に、町歩きにワイン。観光要素がきっちり詰まったきれいな町でした。可愛い感じのホテルもあって、週末にちょっと過ごすのにいいところかもと思いました。
とはいえ、公共交通機関を使うと片道3時間弱。飲まなければ車一択でもっと便利なのですが。じゃあ飲むなよってことですね。