バガヴァドギーター
第2章 サーンキャヨーガ
2-71
【無欲の行動】
विहाय कामान्यः सर्वान्पुमांश्चरति निःस्पृहः।
निर्ममो निरहङ्कारः स शान्तिमधिगच्छति॥ २-७१॥
vihāya kāmān yaḥ sarvān pumāṁś carati niḥspṛhaḥ,
nirmamo nirahaṅkāraḥ sa śāntim adhigacchati.
すべての欲望を捨て、
無欲で行動する人は、
私のものという思いなく、
我執ない人は静寂に達する。
※ṁ=鼻母音のm、ṅ=喉音のn
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注釈者の解釈のポイント-
1)感覚的対象の捨て去りと欲望の超越-
・ラーマーヌジャ(Ramanuja)-平安を望む者は、音や触覚などの感覚的対象を捨て、それに執着せずに生活すべきだと説明しています。欲望の対象に対する憧れを捨てることが重要であり、それは非自己である肉体が自己であるという誤解から生じるものであると指摘しています。
・マドヴァーチャーリヤ(Madhva Acharya)-感覚に執着することなく、感覚の対象を経験する者が完全な平安の状態にあり、解脱を得ると述べています。不適切な対象を放棄し、自分の支配下にないものを支配下にあると思い込むエゴイズムを否定することが重要であるとしています。
・シャンカラ(Adi Shankaracharya)-詩節の解釈では、欲望を捨て、感覚的対象に対する執着を放棄し、憧れから解放されることが重要であり、それが真の平和(ニルヴァーナ)に至る道であると説明しています。...(続きはメルマガで)
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