私は3年間エクス・アン・プロバンス晴れにいた。

そのときにもブログがあれば

色々なことが残せたんだろうなあ、と思う。


が、今からでも少しずつ残していこうと思うので、

エクスの思い出話も記していくことにした。


最初の1年目はホームステイで、オディーユというマダム宅で過ごした。


ホームステイは、渡仏後、語学学校に行って

登録手続きをし、メモホームステイを希望していたことを伝えると、

係の人が、ホームステイ希望家族の資料を参考にして

電話をしてくれて電話、見学のための約束の時間と場所を設定してくれた。

そして、もしここが気に入らなかったときのために、

もうひとつのホームステイ先の連絡先をもらい、

学校をあとにした。


最初にオディーユにあったのは、

オフィス・ド・ツーリズムの近く。

オディーユは車で迎えに来てくれて、車

挨拶をすませ、そのまま、アパートへ直行。


部屋は、

3部屋+キッチン、サロン。

お手洗いはお風呂場と別で、

お風呂場はきちんと浴槽がついている。


ひととおり部屋を見終わると、

お茶お茶を出してくれて、すぐに返事をしなくてはならない雰囲気。

いわゆる気品の高いフランス人のマダムではなく、

田舎のマダム。

でも、その人がどんな人なのかは、

私のままならない会話ではわからない。

たんたんと家賃や食事は朝・夜付きということを話され、

猫が傷をつけた壁が気になったものの、

とりあえず、縁があるんだろう、ということで、

「Oui」と答えた。


それでも他のホームステイ先を見てみたいと思うので、

もうひとつのホームステイ先に連絡をしてお邪魔した。

そこのマダムはいわゆるフランス人っぽい、

家具も雰囲気もフランスっぽい田舎の可愛い感じのもの。ブーケ1

この家具の雰囲気、

スウェーデンの可愛い同居人のいるので迷ったが、

私が決める間も「気が済むまで見ていいわよ」といって、

本を読み始めた。がその感じがなんとなく冷たい。

それから、確か料理は各自作り、週末はキッチンが使えない、

か何かだったと思う。

そして、その場で「No」と言ったかどうかは覚えていないが、

いずれにしても、オディーユ宅を選んだ。


猫を飼っている、ネコその猫が2週間ずつアパートに来ることを

後から知った。

たぶん、説明はしてくれているんだろうが、

ほとんどわかっていなかった。はてなマークはてなマーク

自称、猫アレルギー持ちだが、

もし、理解していたらオディーユ宅に住むことを決めていたかどうかは

わからない。


オディーユと時間をともにするにつれて、

ほかのホームステイ先の話を聞くにつれて、

自称、猫アレルギー、

市街地から徒歩30分かかるけれども、

ここを選択してよかった、

そして、つくづく私はラッキーだったと思う。クローバー


彼女のおかげで

私のフランスさとはエクス・アン・プロバンスだし、

フランスにも帰る場所がある、という感じ。


この~幸せ者ドキドキ、バンブ!!







今回は去年のアルパジョンコンクールのお話。。。


あめ細工のTさん、

チョコレート部門のSさん(ジャパンケーキショー入賞経験複数回あり)、
そしてこのたび初めてお会いしたIさん(アントルメ部門参加)の
主人の運転にて作品を運ばせていただきました。 トラックA

搬入時間は6時から8時。 晴れ
ということで、
当日の朝4時にアパートに集合。
到着するとすでに作品は、
アパートの階下に置かれ、私たちの到着を待っていました。
そこでみたのは3点の完成された作品。
事前見学の時に見ることのできなかったSさんのチョコレートも
出来上がっています。小さなパーツの組み合わせながら、
とてもバランスよく例の重いパーツも見事に作品にのっています。
でも、まだ終わりではありません。
アパートの建物の出口から車まで、それから
パリからコンクール会場までまだまだ道は長いです。
通常であればパリから会場まで30分もかからないということですが、
何しろコンクール前に作品の破損があってはなりません。
ゆっくり運転していかなくてはならないので、俺、亀梨!
交通の少ない朝を選んでの、
搬入となりました。
途中、石畳があったり、
少し道に迷ったり、
搬入の指定時間も迫り、
参加者も私たちもかなり緊迫した空気が流れました。あせる
搬入締め切り間近の8時前に 時計
アルパジョン市内に入っても、
コンクール会場までは気を抜けません。 汗
すでに車でふさがれている道もあり
人に聞きながら何とか無事に会場に着き、
搬入完了。
そして、すでに展示されている
作品の鑑賞。

『この作品はこのあたりが荒いね』
『君の作品は、この作品と賞を争うことになりそうだね』
『これは、見せ方がうまいね』
と、自分たちの作品にも厳しいだけに、
人の作品も厳しくチェック。

すべての技術を学ぼうと、
すべての参加者の作品を写真に収める参加者。カメラ

そうこうしているうちに
審査が始まるので、みな外にでるように!と
係の人の声。

搬入が済んだ直後から、
審査員がぞくぞく登場。
そして、会場を締めきり、
およそ3時間半の審査が行われます。 メモ

審査発表は、16時。
みなそれぞれの思いで、
審査まで時間をすごします。

Sさんは、一度帰宅をするとのこと。
私たち夫婦は、アルパジョンの祭りを楽しむつもりでいたので、
Tさんと奥様、Iさんと一緒に
アルパジョンの一日を過ごしました。
実は、アルパジョンはガストロノミのコンクールで有名ですが、
音楽あり、様々な展示、スタンドがあり、
子供から大人まで楽しめる町のイベントで、
その中の一部にコンクールがあるのです。
なんと今年で75回目。
今年のテーマは『バスク地方』ということで、
私たちは、チーズ
バイヨンの生ハム・バスク地方のチーズの試食のはしご、
お昼は、音楽隊によるバスク音楽を聞きながら     おんぷ 五線譜
バスク地方のメニュをいただきました。

ガストロノミの会場では、
様々なシェフ達がデモンストレーションをしていて、
見学者が試食ができるというものもありました。
その中には、三ツ星レストランシェフのギイ・サヴォワや、
テレビで人気の女性シェフがいたりと、
招待シェフも一流の方々がいらっしゃり、
料理人研修生も来ると勉強になることがあるかと思います。

さて、コンクールですが、
16時の発表のために、
ぞくぞくと当校・他校のコンクール参加者が到着。
が、予定の時間を過ぎても発表が始まりません。
去年の参加者が言うのは、
去年も予定通りに始まらなかったのとのこと。
さすが、フランス。
発表がはじまったのは、
18時30分を回ったころ。

まずは、チョコレート部門から。
4位に、研修生 Yさんが呼ばれる。
初めてのコンクール参加とのこと。
そして、3位。フランス人の方
2位。Sさんが呼ばれる。優勝を目指していたため、
本人は当然のことながら、
仲間の間でもこの発表を残念がる声が聞こえる。
1位は、迫力のあるたかとバスクの伝統スポーツ・セスタプンタを
モチーフにした作品。
私たちからいうと、Sさんの作品の方が技術的にも上で洗練されている
んだけれどなあ。

ちなみにセスタプンタはこんなものです。

下のサイトをご参考ください
http://bmaurin.club.fr/bermau/Cesta_Punta/index.htm

次の発表は、あめ細工。
4位 Kさん。
3位 Fさん。以前、研修生で今は晴れて労働許可をとって
   活躍されている方。
2位 Oさん 昨年に続いての参加で、順位を上げました。
で残るのは、Tさんです。正式によばれました。
『1位 ムッシュ T!』
やりました。すごいです!1位を獲得しました。
だって、きれいですし、まとまっていますもの。
透明感も誰よりもあります。

そして、アントルメの発表。
3位、2位 そして 1位 『ムッシュ I!』
お~。ここでも1位だ!すごい!
フランスで到着したばかりで、
まだ勝手のわからない自分のアパートで
作品を制作。
すでにフランスに来た甲斐があったね。

表彰式は続きます。
受賞者は、受賞カップとの写真を撮ったり、
励ましあった仲間との記念写真をとったり、
受賞の余韻を仲間たちと共有。

と、突然『ムッシュ T!』と呼ばれる声。
何々?何の賞?
内輪の参加者全員の受賞発表が終わっているので、
特にマイクの声を気にしていなかったけれど、
何か賞をもらったらしい。
確かめると、
本日の最優秀賞を受賞。
つまり、すべてのカテゴリーの中でもっとも優秀だった人に
贈られる賞。
フランス共和国 つまり シラク大統領の名の下に贈られる  
副賞つき。トロフィー

『おめでとう!』

研修生グループはさらに盛り上がります。

表彰の後は、
主催者からシャンパンサービス。
Tさんは、受賞したカップで
特別な日となったシャンパンの味を堪能。

そんな中、審査員が声をかけてくれます。
特に研修生のためになったのが、
MOFのM.Stephane Didier。フランス国旗
『おめでとう。やったね』といいながら、
すべての研修生に励ましのことば。
そして、それぞれの作品に批評。
改善した方がいい点を、
理論を加えて解説。
コンクールの意味を丁寧に説明。
それに耳を傾ける研修生。
特に、チョコレート部門参加で
2位を受賞したSさんに、
作品の前で、とても繊細で仕事が丁寧なことをほめつつ、
このまま変わらずにいっていいというお言葉。
じゃあ、2位になった理由は?
それは、チョコレートの味とのこと。
実は、チョコレート部門では、
プレゼンテーションのみでなく、
チョコレートの味も審査の対象となるのです。
『どこがどう違ったのですか?』
とSさんは当然聞きますが、
ステファン氏は答えは、
『たくさん食べているから
細かくは覚えてはいないなんだ。
でもちょっと待ってね。一緒に来て』と、
Sさんを連れていく。(呼ばれていないが私もついていく)
そして、厨房裏から、
なにやらどこかで見た箱を持ってきました。
これは、今朝、1位の作品の横に出されていた審査員審査用のチョコの箱。
中を開けると、あります。審査員の食べた後の残りが。
それをSさんに手渡し、つまりは、これを食べて自分で勉強してみなさい。
とのこと。
素敵!

先ほどあめ細工参加者に言っていた言葉を思い出します。
『自分が上達するには・・・。
多くを人に与えること。
多くを与えるほど、自分が多く学ぶことができる。
だから、自分の技術を思う存分、見せて出して人に教えること!交換すること!』

ステファン氏は、人が成長するために、自分の時間を惜しまずに教えています。
今のレベルとなっては、彼が人から受け取るものはほとんどないんだろうけれど、
それでも、与え続けることをしているのは、
彼が生きてきたこの哲学によるものなのでしょう。

そんな方たちに出会えるのも
このようなコンクールのおかげです。

表彰式に出ている人たちの姿は様々で、
結果に満足している人も、悔しい思いをしている人もいます。
でも、どんな結果であれ、
自分に対して甘んじない参加者の姿を
とても誇らしく思います。

参加した皆さんはとても輝いているし、
切磋琢磨しあっている姿も
とても美しいものです。

私も皆さんとこの場所にいれたことをうれしく思います。
これからもがんばってくださいね。
私も研修生の皆さんのために
できることをもっともっと考えていきたいと思った一日でした。

天気がいい日も後数えるくらいだと思う。晴れ


そんな天気がいい日に食べたくなるのが

サラダ・・・。


こちらは野菜が味が濃厚。

単なるトマトサラダがやたら美味しい。ドキドキドキドキ


トマトを切って

(時々きゅうり)

フェターチーズをのせて、

ハーブをかけて

カマルグのお塩。

そしてオリーブオイルをかけてできあがり。



サラダ

こんなシンプルな中に

フランスの豊かさを感じることしばしば。。

カマルグのお塩は、

エクスにいたときからファンなので、

かれこれ8年のおつきあい。

(トマ五郎よりも長い)

まろやかで、私が一番好きな塩。

サラダにはかかせません。