キハすきすき線区、タキまみれを楽しむ!? | キハでGo!

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こんばんは、昨日、心配していた台風ですが、大阪ではさほど雨風も気にならず、午前中には雨が上がり、強めの日差しとなりました。

どうも大阪の方は台風が来ると言っても、大したことがないことが多く、油断してはいけないのですが、昨夕の準備に使った労力を思うと、肩透かしを食らった感じですw

 

大相撲も本日、7日目で安定した一日でした。しかし1週間を振り返ると大関の不調が目立ち、新横綱は落ち着いた取り口でしっかりと全勝しているのを見ると、初日に舞の海さんが言った「そのうち大関がいなくなる」のも現実味を帯びてきますw

今週は月曜日までの連休と木曜日も休みになるので、あとライブで5回も大相撲中継を楽しむことができますw

し・あ・わ・せw

 

今朝、朝ドラとチコちゃんに叱られるを見ているときにふと貨車置き場を見るとタンク車がそこそこあることに気が付き、一度、何がどれだけあるのかを確認してみようと思いましたw

どれも車種は「タキ」となっているものをかき集めるとかなりの数がありましたw ひとまずはジャンルを分けて見ていこうと思いますw

 

1番目はタキ25000でLPガス専用のタンク車で17mで25t積みの貨車です。

ちゃんとLPガスと銘打たれています。

タキと聞くと、ついガソリンを運んでいると思いがちですが、液化したガスなども鉄道で輸送していたんですね。

 

お次はタキ5450で液化塩素用のタンク車です。

液化塩素は高圧ガスになるので法律に基づき、タンクは黄色に塗装されています。ちなみに先ほどのLPガスも高圧ガスですが、法律での分類は「その他」になり、ねずみ色が指定されています。(現在は規制緩和により、LPガスは法律の対象外となっています。)

こちらの車両は私有貨車で「旭電化工業」とありますが、このような会社は無く、実際は「旭化成工業」と思われます。おそらく許諾の問題もあり、それっぽい名称にしていると思われす。

ちなみに最近、発売されたタキ5450は実際に存在する「日本石油輸送」と「東亞合成」の実在する会社名となっています。

 

お次はタム8000です。重さの関係上、タキではなくタムですが、同じタンク車なので一緒にご紹介w

こちらは過酸化水素水を輸送するために開発されたタンク車であり、積荷の過酸化水素が化学合成で分解しないようにタンクは純アルミニウムで作られており、また過酸化水素なので、ある程度は化学反応で酸素が発生するため、酸素を逃がすために上部に開放部分を設け、減圧していたようです。

こちらはマイクロエースの製品で2種類あり、「日本パーオキサイド」と「三菱瓦斯化学」となっています。どちらもアルミニウムっぽさを出すために銀色に塗装されています。

 

これまでは液化したガスや化学物質を輸送するタンク車でしたが、こちらはセメント輸送用のタキ1900です。

セメントと聞くと、ミキサー車のように液状化したセメントをイメージされるかもしれませんが、こちらは粉状のセメントを輸送していたので、中で固まる心配はありません(笑)

製品は「三菱鉱業セメント」と「住友セメント」の私有貨車となっています。模型としては三菱がTOMIXで住友が河合ですが、TOMIXの方は旧製品の香港製で、後年、河合によって金型と一緒に引き継いでいるので、造詣的には全く同じです。

そして河合が倒産した後はポポンデッタが引き継いでおり、台車などを改良して、販売しています。(高くなっていますがw)

 

ここからは「タキ」と言えばガソリン!ということで、燃料輸送のタキを見ていきましょうw

まずはタム6000ですが・・・タム6000という形式は無く、実際はタム5000です。TOMIXの製品ですが、調査したTOMIXの社員が実車の番号(6000番以降)を見て間違えてしまい、タム6000となったようです。

そしてさらに突っ込むとタム5000はガソリン輸送ではなく、タキ5450や8000と同じく、化学物資を輸送するためのタンク車でした。しかし写真を見ていただくと、「ESSO]や「カルテックス」のマークが入っており、TOMIXによってガソリンタンク車とされてしまいましたw

なのでこの形式は「なんちゃって仕様」となっています。

さらに1枚目は全長やタンクの形状に違いがありますが、左は香港製時代のタム6000、で左は香港製以降のタム6000なので・・・形も変わってしまっていますw

実車は8mほどの車両だったので、香港製以降のモデルの方がサイズは近そうです。

 

お次はタキ3000です。ここからは正真正銘の石油・ガソリン等の燃料輸送車です。

30t積みの2軸台車仕様であり、昭和22年からの登場で、かなり古い形式です。

模型も実際は古い製品であり、2枚目に車両ケースも写していますが、旧ケースですw しかし造詣はなかなかのものであり、タンクハッチ部の作業台や柵などもちゃんと作り込まれており、現在でも十分に通用する造詣ではと思います。

こちらは付属品に社名シールが付属しており、出光やカルテックスなどお好きなマークや社名を選ぶことができます。ただ紙シールなので貼ると厚さが生じ、リアル度が著しく下がるので、貼っていません。(面倒で貼っていないのも然りw)

 

タキ3000を中心にガソリン輸送を行っていましたが、戦後の高度経済成長期に日本の隅々まで燃料を輸送するには今一つ、効率が得悪いとのことで、「一両当たりの積載量を増やせばイイ!」の安直な発想で、タキ3000の30t積みからさらに増やして50t積みできるタキ50000が開発、生産されました。

一見、成功のように見えますが、実際は軸重が増加し、また既存の設備が使用できなかったなどの問題も生じ、ガソリンタンク車の標準形式になることができず、タキ50000、タキ55000を合わせても130両ほどしか生産されず、打ち切りとなりました。

ちなみに一つ前のタキ3000は1600両ほど生産されているので、その差は歴然ですw

ただ台車は3軸ボギー台車であり、足回りの迫力と、タンクも両端と中央の径に差がある「魚腹型」となっており、面白味のある車両です。

この模型は山口のリサイクルショップでケース等なしの釣り下げで売られているのを発見し、購入していますが、おそらく河合製と思われます。もともとは2両セットで販売されていたようです。

 

最後はタキ43000ですが、こちらは散々、ご紹介しているので、カッツ・アイw(詳しくはコチラコチラ

 

そして番外編としてタンク車ですが、こちらはミム100という水を輸送するためのタンク車です。(詳しくはコチラ

ネットでググると水運車としてミムがヒットしますのでご参照ください。

TOMIXはタイプ扱いとしていますが、実車の写真を見る限りではよくできていると思います。

 

最後はおまけで「ソドー鉄道」の黄色いタンク車です。

形式等は不明ですが、ちゃんと「FUEL」と記載されているので、燃料輸送用のタンク車です。

欧州っぽい造詣であり、バッファーもちゃんと付いています。比較用に手前からタム8000と奥にタム6000を入れています。

トーマスの物語に出てくるタンク車ですが、こちらはいたずら貨車のように顔は無く、そして何もしないので、ソドー島では安全な貨車と思われます。(顔があっていたずら貨車の様な事をされたら、積荷の内容だけにあちこちで爆発炎上が多発しますねw)

 

これらをキハすきすき線区のお座敷レイアウトに入線させ、適当な機関車で牽引させました。

タキ43000は定番のEH200、セメントのタキは非電化区間がイメージ的にピッタリなのでDD51、そしてあとのガソリンタンク車はEF210でガソリン以外のタンク車はEF64(牛乳パック)としましたw

 

なかなかのジョイント音と色々なタンク車が行きかう姿は圧巻ですw

 

普段はここまでタンク車を出すことがないので、ある意味、新鮮な試みでした。

しかしこれだけの車両を出して、連結させ、走行は楽しいのですが、最後の片付けも大変・・・・

次回はいつ楽しむのでしょうかw

でわでわ