甲府モデル パンケーキコンテナシリーズ『ト31』を作る! | キハでGo!

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こんばんは、今日は家で一日、のんびりとしていましたが、急にあることを思い立って、久しぶりに重い腰を上げましたw

以前に甲府モデルの「パンケーキコンテナ」シリーズの「ウ300」(豚積車)を作成し、ご紹介(詳しくはコチラ)しましたが、あれが思いのほか楽しかったので、TポイントやPaypayポイントの有効期限、ヤフオクの割引クーポンがまた少しあったので、出品されていた中で、気になったペーパーキットをまた買ってしまいましたw

 

ただ、形から入る私はいつもの如く、購入したのは良いのですが、そのまま部屋に放置プレーされていましたw

そこで本日は以前に献血でもらった「レモスコネード」(ホット)とペーパークラフト作成道具、貨車に必要なカプラー、車輪等を用意し、作成を始めましたw

 

今回は知る人ぞ知る「ト31」を作りました。こちらは「糞尿輸送車」で実車は西武鉄道が使用し、下水道が未発達の頃に都市部で回収された糞尿をこの貨車にのせ、都市部周辺の農村へ鉄道で輸送し、肥料として役立てていました。

今でこそ下水道やバキュームカーで回収し、化学処理してキレイにしていますが、昔は肥料として使用し、それを運搬するために鉄道を使用してたようですw

キットは前回と同じく、説明書と薄目と厚目のパーツシートが入っています。こちらを説明書に従って、デザインナイフで切り出して木工ボンドや瞬間接着剤を使用して組み立て行きます。

 

最初は貨車の上部で外回りの壁と屋根を作っていきます。薄いシートなので何枚か重ねて厚みを出していきます。

そして4方向と上蓋が完成すると、説明書ではまずは箱型に組むとあります。

この貨車は写真の通り、上に伸びる柵もつけないといけないのですが、先に箱状に組んでからつけるようです。個人的には先に柵部分もつけた方が良いように感じますが、今までの経験上、説明書には基本的に従った方が良いことを人生の中で思い知っているので、まずは箱状に組んでいきますw

 

まずは短いのと長い壁をL字に組みます。この時に上下がしっかりと合うように注意が必要です。

そしてそれを二つ組み、少し固まったら、2枚目のようにロの字に組み合わせます。この時にまずは木工ボンドは少なめに塗布し、仮止め感覚で組むと作業がしやすいです。

組み終わり、上下左右がぴったりと合っていることを確認してから、内側にボンドをしっかりと塗り、固めます。

 

車体の枠が乾く間に、ネットでト31の実車写真を見ていて、ちょっともう一手間を加えることにしました。

実験としてつけたいパーツの厚紙に穴を開けて・・・・細い針金を差し込む・・・・

おお!イイ感じですねw

 

上手くいったので、車体の上蓋部分の中央にある小さな四角パーツに先ほどの実験と同じように穴を開けて、ピンセットで折り曲げた針金を差し込みます。そして適度の長さに切り、裏は2枚目のように折って、木工ボンドで固定しておきました。

ちょっとした工夫です。あとのお楽しみでw

 

ロの字に組んだ車体が完成し、針金パーツを追加した上蓋も組み込んでから、説明書のとおり、外の柵付けを行いました。

今回の一番、気を使う部分ではないでしょうかw 細いパーツなので切り出し、そして車体への接着・・・緊張の連続ですw

そして2枚目のように何とか完成し、瞬間接着剤を使用して柵の細い部分などに流し込んで強度アップを図っておきました。

上蓋中央の針金パーツもイイ感じですw これで上部は完成ですw

上部が完成すると、お次は床下部分です。こちらは床下部分、台車を作成していきます。

途中経過は作成に熱中してしまい、撮り忘れており、途中で2回だけ撮影w

ここでのポイントは台車パーツの車輪が入る部分(ピボット)に少しだけ瞬間接着剤を流しておくと、車輪の転がりが良くなります。(と、偉そうに言ってますが、説明書からの受け売りですw) ただし、流し込みすぎると車輪が組み込めなくなるので、注意ですw

 

これで上部と下部が完成です。

今回はKATOの2軸貨車用のカプラーポケットパーツも入手しておき、2枚目のように合わせてみましたが・・・・

かなりパーツがデカくて、組みのが面倒くさそうなので、前回と同じく、キットのカプラーポケットパーツを紙で組みましたw

 

さぁ!塗装です!スプレー缶でシュシュッと作業w

今回も黒一色なのでラクチンでした。三回の薄塗りを行い、2枚目のようにw

塗装をすることでボディや柵なども強化されるので、一石二鳥ですw

 

これは何をしているかと言いますと、貨車におもりを載せないと、走行中に脱線してしまうので、まずは参照用に以前に組んだ「ウ300」(重りあり)を測定し、その後に今回の「ト31」の塗装済みパーツ、カプラー、車輪を載せて、足りない分を釣り用の板鉛で調整しました。

 

重りを床下部分に両面テープで付けて、車体(上部と下部)を組み、そして台車と車輪、カプラーを装着し、完成です!!

2枚目では判りにくいかもしれませんが、上部に付けた取っ手もいい味を出していますw

今回は10時半から16時まで作業をしていますが、途中、ランチ、おやつ、接着剤や塗装の乾燥待ちもあったので、まあまあの作業時間ではないでしょうかw

出かけるとこもなく、用事もない、暇な日曜日などをつぶすにはちょうどよい作業量でしたw

 

お座敷レイアウトで試験走行です!!

 

前回の「ウ300」の時は小さい2軸貨車に合わせてTOMIXのC型ディーゼル機関車を使用しましたが、今回は・・・

EH200(量産車)じゃーーーい!!

迫力ある電機関車で糞尿輸送車を1両のみ牽引!! フル装備のシキ1000を3両いっぺんに牽引できる機関車ですが・・・

糞尿輸送車のト31を1両だけ牽引っ!!

こういう無駄なことが大好きな私・・・作業の疲れを癒しつつ、しばし寝そべって眺めていましたw

 

そして無事に試運転を終了し、今回もTOMIXの2軸貨車で既にブックケースへ収納して余った単品ケースに収納しておきました。

後は出し入れする際に、上部の柵を曲げないように細心の注意が必要ですw

それと中身をこぼさないように注意が必要ですね(笑)

 

今回は半日作業で再び「パンケーキコンテナ」シリーズを楽しみましたが、本当に楽しいっ!

冒頭の写真でもうひとキット写っていますが、こちらもいつか「重い腰」が上がったら、作成してみようと思いますが・・・・

いつになることやらw

ちなみにそのキットを作成するために必要な部品(ただの銀車輪ではなく・・・・)は揃ってますw

なんたって形から入るキハすきすき線区ですからw

でわでわ

 

こちらはヤフオクで掲載されてた「ト31」です。

最初は「ト31」自体を知らなかったのですが、分かると面白い!! 

「うん、この貨車だ!」

さいこーですねw

ちなみにググると「ト31」は俗にいう汚物車のカテゴリーであり、冒頭にも記載した西武鉄道の所有貨車でした。そして実車は説明文を見ていると、上から糞尿を流し込み、到着すると下部の放出弁から流し出していたそうです。

鉄道模型では以前にモデルアイコンからプラ製で出ていたようですが、こちらは柵がない仕様だそうです。

西武鉄道では45両ほど所有しており、輸送するものがモノなので、他の貨車とは混成せず、ト31だけの単一編成だったようです。さすがに45両もいっぺんに牽引はできないと思いますが、10~20両くらいは一度に牽引していたかもしれません。

となると、実際に再現するには、あと9~19両作らないといけない・・・・・

値段的には買えますが・・・・作るのは・・・

無理っ!!(笑)

でわでわ