釜飯はいかがでしょうか? | キハでGo!

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こんばんは!先週は雪が降る、大雪だ!史上最強の大寒波で近畿にも大雪が!と騒がれておりましたが、北河内エリアはほとんど雪らしき雪もなく、むしろ先月の方がいい感じ(詳しくはコチラ)で雪になったように記憶しています(笑)

さて、今日もヘンなタイトルをつけておりますが、面白いものが手に入ったのでご紹介しておきます。(ちなみにタイトルだけで分かった方は『すごいで賞』を授与!)
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KATOのNゲージサイズのジオラマフィギュア『駅弁売り』です。定価は税別1850円とやや高めですが、メルカリで送料込みの800円でゲットしました。
なぜ急にこのような物を買ったかといいますと・・・
『衝動買いですっ!!』
何気なくメルカリで鉄道関係(キハ、駅、模型等のキーワードを入れてw)を検索していた中に、このセットがありました。最初はもう少し高かったので見るだけでしたが、数日前の寝ようと思った夜中に値下げされた本商品を発見し、迷いましたが、5秒でポチリしました(笑)
どうやって、何に使うかのプランもなく、本当に衝動買いでした。届いてから良く見ると『駅弁売り「峠の釜めし・おぎのや」』とあり、裏には「おぎのや」の許諾記載がありました。気になったので、グーグル先生に確認すると実在の釜めし屋でその駅弁売りをフィギュア化したようです。
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何の変哲も無い田舎駅舎(笑)そこにキハ57が入線してきました。そう駅舎はぜんぜん違いますが、ここは「擬似 碓氷峠の横川駅」です。(突っ込みは入れないでください。あくまでも勝手な想像です。)
おぎのやさんは信越線碓氷峠の横川駅前に本店を構え、峠の釜めしをホームで販売していたようです。ちょうど碓氷峠に入る前の駅が横川駅で、ここで列車のみでは峠越えが難しいので、5分ほど停車して後ろに電気機関車を2両繋げて、峠を押してもらっていたようです。有名な駅だそうで、5分ほどの短い停車時間で列車の乗客はこぞって釜めしを買い求めたようです。
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おっ!ちょうど列車が到着したようです。駅舎脇からピントはズレてますが、釜めしを満載したカートを押して出てくる弁当売り!そして早くも一番乗りのお客さんが買われたようです。
釜めしをビニール袋に入れて「ありがとうございました!」とw
この客は肩に袋を下げた旅人のようですが、いまどきこんな感じの袋を提げている人はいないように思うのですが・・・(ジオコレのフィギュアですw)
しかしこの駅舎、釜めしを買っているシーンには妙にピッタリ感もあり、結果的にはイイ感じになりました。


イメージ 5youtubeの動画で「横川駅、釜めし」のキーワードを入れると列車が入ってから出て行くまでの駅弁売りの様子を視聴することが出来ます。
写真のようなカートに釜めしを満載し、釜めしとお茶をセットにビニール袋に入れて、手早く渡していく・・・
そして電気機関車の接続が終わり、いざ出発時間になると・・・・






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このように駅弁売りの皆さんが一列に並んで乗客に向かって「ありがとうございました!」と頭を下げてお見送りをします。この写真のように車掌さんにもお辞儀をして目の前を過ぎてもしばらくはこの姿勢です。
見ていて気持ちの良い風景でした。このおぎのやさんの列車見送りもこの横川駅の名物だそうです。
ちなみに長野新幹線の開通と共にこの碓氷峠は廃線となり、おぎのやさんはどうなったかと気になり、グーグル先生に続きを聞くと、現在はドライバーさんや観光客を中心に釜めし販売を続けられており、駅弁売りスタイルはなくなりましたが、駅やドライブインなどで購入が可能となっているようです。碓氷峠の廃線で経営難にならなかったのかと思いましたが、本業の7割は駅弁以外での収入だったそうで、廃線になっても店がつぶれることが無かったようです。(廃線を見越していたとは思えませんが、なかなかの経営センスと感心してしまいますw)
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さて、フィギュアそのものは「買い」です!少々、高めの設定ですが、人は売り子(女性・・たぶんおばさん(笑))、弁当売りの掛け声をする人、カートを押す人、袋に入れている人が一体ずつと、写真にあるお辞儀をする人が2体入っています。カートは販売前、販売中、販売後は2台ずつとなかなか凝った内容になっています。
実際の映像を見ているとそこそこの販売員数だったので、リアルに再現したい方は2,3パックほど必要かと思います。
私はさすがにそこまでは求めないので、この1セットのみで十分ですが、とても味わい深いフィギュアセットで、ローカル線には欠かせないセットではないでしょうかw
出来ればもっと昔の駅弁売りで首に弁当かごを掛けて車両の窓越しに販売している駅弁売りフィギュアがあるともっといいのでは?と思ったりもします。今日は以前のジオラマを意識する(詳しくはコチラ)と似たような内容でしたが、面白かったので、ひとまずご紹介!でわでわ

さて、駅弁といえば、現在は各地の名産品に基づいて色々な駅弁が見られますが、日本初の駅弁はご存知でしょうか?ちょっと気になったので、ググッてみました。
通説では、明治18(1885)年に宇都宮駅で販売されたのが最初で、内容は梅干入りごま塩握り飯2個にタクアンを竹皮に包んでホームで駅弁売りが一つ5銭で販売していたようです。
その頃の5銭は現在に換算すると500円前後のようです。1銭で大福餅が2個買えたようです。と考えると駅で購入できて、車内で手軽に食べられるとはいえ、少し割高のような気がするのは私だけでしょうか(笑)しかし今の駅弁も確かに利便性は高く、少々、張った内容とはいえ、割高なのを思えば、おなじですかね・・・
でわでわ