日本一お手軽な3000メートル峰、乗鞍岳に行ってきました | 蘇山蓮園

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今シーズンはまだ綺麗な夏の天の川の写真を撮っていなかったので、それを絡めた山行を計画。高い山に重い三脚を持って登りたくはないので、楽に高度を稼げる山域を検討。山小屋の空き状況などを考慮した結果、乗鞍岳に行くことと致しました(9月18-19山行)。

自宅を20時頃に出発、シャトルバスの発着地である「乗鞍高原観光センター」の駐車場に12時頃に到着し、バスの発車時刻まで仮眠を取る予定でしたが、あまりにも星空が綺麗でしたので、近くにある「乗鞍高原一の瀬園地」まで少し移動して星空撮影です。
夏の天の川の一番濃い部分は地平線下に沈んでしまいましたが、秋っぽい天の川の写真が撮れました。


乗鞍岳まで登らなくてもこれだけ良い条件の場所があるのであれば、次はここで星空撮影を本格的に狙っても良さそうです。


星の写真を1時間程撮影した後は観光センターに戻って車中で仮眠。5時過ぎにバスのチケットを入手し、乗り場の列に並びます。バスは人数に合わせて増発されるので、こんなに焦らなくても良いのですが、私は乗り物に弱いので、バスの前方の席を取るための努力は必要です(汗)
5時半の時点では乗鞍岳はバッチリ見えていました。


始発のバスは6時10分発。途中から山頂方向に雲がかかり始め、ちょっとイヤな予感はしたのですが、7時に畳平のバスターミナル(標高2702メートル)に到着したときにはガスガス(涙)


まずは今晩の宿である「乗鞍白雲荘」に向かい、余分な荷物を預かってもらいます。


7時20分過ぎに活動開始。視界が十分でないので、一番安全なルートをチョイス。


時折、ガスが取れ、見事な景色が顔を覗かせてくれます。


7時45分に「肩の小屋」到着。


肩の小屋から先は普通の登山道となります。火山性のザレた道なのでスリップ注意(私は下りで1回転びました)。


それほどキツイ登りではありませんが、この天気だとテンションが上がりませんね。


8時25分、頂上の手前のピークである蚕玉岳(こだまだけ)山頂(標高2979メートル)に到着。


蚕玉岳からは5分程で頂上山荘に到着です。


8時40分乗鞍岳(剣が峰)山頂(標高3026メートル)到着。景色は全く見られませんでしたが、もう一度登る良い口実が出来たので良しとしましょう。標高差約300メートル、約1時間半で3000メートル峰に登れるのですから、やはりお手軽ですね。


頂上付近で20分程天候待ちをしましたが、あまり状況が変わらないので下山です。


肩の小屋付近まで下ってきたところで、少し青空が見えました。


肩の小屋周辺では草紅葉が見頃。


ちょっと一休みということで、肩の小屋でお汁粉を頂きました。


下山をしてくると天候が回復するというのは、いつもの「あるある」ですね(笑)


11時になりましたので、バスターミナル上の食堂で「かき揚げそば」を頂きます。


食後は腹ごなしに魔王岳に登ります。バッチリと整備されているので、普通の靴でも大丈夫な感じです。


20分程度で魔王岳山頂(標高2764メートル)に到着。こんな名前なので、頂上にエクスカリバーでも刺さっていないかと期待しましたが、普通の山頂標があるだけでした(汗) 


白雲荘の部屋は大部屋ですが、宿泊者が少なかったせいか、1人で4人分のスペースを広々と使え、快適至極。


夕食は17時から。メインはすき焼き鍋と豪華版です。これで一泊1万円そこそこなので非常に良心的だと思います。
夜の星空を期待しての宿泊でしたが、雲が多く残念。早めに寝て翌朝に備えることと致しました。


朝は4時に起床した時点ではガスガスでしたが、陽が出る頃になって少し良い感じになりました。


サクッと準備をして6時前から大黒岳にチャレンジ。朝の気温は5〜10度程度、薄手のダウンを持ってきて正解でした。


登り始めは良い天気でしたが、15分程で山頂(標高2771メートル)に着いたときにはまたもやガスガス。仕方ないので、始発のバス(8時5分発)で下山することと致しました。
今回の行動時間(登山のみ)は5時間40分、移動距離9.4キロ、累積標高差は約600メートル。久々に天候の読みが外れてしまいましたが、そのうちにリベンジしたいと思います。