栂池山荘の夜を楽しむ | 蘇山蓮園

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今回の栂池山行は十分に日帰りも可能な時間でしたが、わざわざ山小屋泊まりにしたのは、体が楽なことに加え、きれいな夏の夜空が見られるかもという期待があったためです。

ちなみに今回宿泊した栂池山荘の部屋は6畳(バス、トイレ無し)ですが、お風呂、トイレ共に共用の綺麗なものがありますので、山小屋としては十分すぎる設備です。


夕食は5時半から。写真にあるように品数も多く、しかも出来立てが次々と出てくるところが素晴らしいです。さらにこれだけ食べても30分しかかからないという配膳タイミングの早さも山小屋的サービスとしては満点でしょう。


なお、朝食も下手な旅館のレベルを上回る品数の多さに圧倒されます。ご飯が足りなくなりそうですが、ご飯とお味噌汁はおかわり自由なので、ご安心を。


おまけに窓から見える白馬の山並みの景色が最高のサービスだと思います。山荘のスタッフの方々のサービスも素晴らしかったことを申し添えておきます。


星空の撮影ポイントは栂池自然園を考えていましたので、夕方にちょっと下見。雲も心配していた程ではなく、一安心。


星空の撮影はまだ空に青みの残る7時半頃からスタート。少し雲がありますが、昼間の状況を考えると許容範囲でしょう。
撮影条件は絞り16ミリレンズ(35ミリ換算24ミリ)、f4開放、ISO 3200、露出15秒。


8時頃になると空の黒味が増してきて、肉眼でも天の川が見えるようになってきます。ちなみに画面中央を横切っている点線は旅客機で、その下の白い筋は飛行機雲です。ISO 4000、露出は20秒に延長。


少し雲が増えてきましたが、この程度であれば、むしろ幻想的な雰囲気が出てイイ感じ。iSOは6400にアップ。左上に人工衛星と見られる軌跡が写っています。特に夕方と早朝はこういう人工衛星の写り込みの数が増えて来ました。通信や画像などでお世話になっているので、あまり文句は言えませんが、ちょっと残念です。


8時20分。天の川本体にも雲がかかってきました。


仕方がないので、雲の少なそうな夏の大三角形方向に標的を変更。タイミング良く流星が飛んでくれました(画面下側中央左寄り)。


ついに空全体に雲が出て来始めましたので、9時前に撤退を決断。そうでなければもう1時間ぐらい粘っても良い位の美しい星空でした。