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No Rice,No Life! 佐藤琢也公式ブログサイト

企業論、人財論、労働論、マーケティング論、プロモーション論。
時事問題、関心事、個人的な日常など、徒然なるままに綴ります。

言葉を紡ぎ、伝える。

 

今も昔も変わらずその重要性は高いものがあるけれど、SNSがビジネスシーンにも浸透した今、求められるスキルもノウハウもより高度化していることだろう。多くのビジネスパーソンにとって。

 

というのは、ここ数年、増え続けている。頂くこの類のご依頼が。

 

主には、企業(店舗)が生活者へ伝えるプロモーション系、広報系部署の方々を対象にしたSNS研修、営業(販売)部署の方々を対象にした販促研修と。

 

諸々いずれの共通点は、『言葉を用い伝える』だが、ここでの最大のポイントは『伝わる』だ。伝えれば良いのではない的に。

 

 

さて、そう言葉を紡ぐためのポイントだが、代表格の一つはマス的な言葉を使わないことだ。

 

マスとは『一括りにする』という意だが、プライベートなシーンを思い浮かべれば分かりやすいかもしれない。

 

たとえば、あなたがパートナーである女性(男性)からこう言われたら、どう感じるだろう。『男(女)の人は、こういう風が似合う』と。

 

この言葉の対象は世の全男性(全女性)ゆえ、どこか他人事に感じるかもしれない。ふーん、という感じで。

あるいは、聞き流すかもしれない。ボク(ワタシ)はボク(ワタシ)だから的に。

はたまた、どこか引っ掛かるかもしれない。他の男(女)のことは知ったこっちゃない的に。

 

一方、この言葉はどうだろうか。『あなたには、こういう風が似合う』と。

 

この言葉の対象は『あなた』(=自分自身)であるゆえ、こう興味が湧きそうだ。『へー、そう思うんだ』とか、『なんで?』とか。

 

ようするに、自分以外のことには興味がないのだ。人は得てして。

 

あなたが生活者へ紡ぐ言葉はいかがだろうか。マス的になっていないだろうか。

 

自動記述的に『みなさまへ』と書いていないだろうか(ケースバイケースな要素もあるのだが)。

『性別や年齢、年収や家族構成、諸々』で括った言葉を使っていないだろうか。みんな同じだろ的に。

 

もし、そう習慣づいているのなら、『あなたへ伝えている』という前提で書かれることをお勧めする。

 

やり方は簡単だ。まずは『ひとりの人物像』を創るだ。趣向や価値観、状況や立場等というソフト面を搭載した『ひとりの人』をプロファイリングするのだが、この人物像は顧客やリピーターになって欲しい人を想定する。

 

リアルにイメージしにくければ、身近にそういう人がいないか探してみよう。友人や同僚でも良いし、贔屓にしてくれている顧客でも良いし、リピートしてくれている人でも良い。

 

あとはその人へ向けて言葉を紡げば良いのだ。すると、類は友を呼ぶ現象が起きやすい。

 

マス的な言葉とは、どうしても伝わりにくい。

たしかに伝えてはいるのだが、伝わらなくては大した意味はない。言葉の消費である。いや、浪費とも言えるのだが。

 

伝わる言葉を、ぜひ。

あなたの会社(店舗)には、あなたが扱われている商品(サービス)には、そして、あなた自身には、それはもう数多の価値があるのだから。

好調だという。学生時代から愛してやまない『サイゼリア』が。

 

4/12の修正業績予想では18億円の上方修正(2017年8月期の連結純利益57億→75億)、5/2に発表された直近4月の既存店売上高も前年同期比3.6%増と好調をキープしている模様だ。

 

中国への出店数も300を超えたそうだが、国内同様、なかなか快調だそうだ。

 

 

いまなお弛まなく足を運んでいるのだが、いいよね。ミラノ風ドリアとか、タラコソースシシリー風とか(風と表する辺りも謙虚でいいね)。野菜ソースのハンバーグも小エビのサラダも良い。個人的には鉄板オーダー品だ。

 

先日の週刊SPA!では『満足度の高いチェーン店 第5位』にランクインしていたが、ふむ。個人的にはもっと上位に食い込んでも良いのになあ、と思ったりも。

 

(1位・丸亀製麺/2位・吉野家/3位・餃子の王将/4位・モスバーガー)

 

逆に『満足度の低いチェーン店ランキング』は以下の通りだが、『CoCo壱番館』の2位は意外だったな。個人的には。

 

(1位・マクドナルド/3位・幸楽苑/4位・松屋/5位・ロッテリア)

 

ふむ。国内出店数がより増えることを期待しつつ、いこう。また近々。

 

主観と常識。
たまに混合しがちだが、似て非なる者だ。

 

主観とは自分の前に広がる景色のようなものだが、世にはそれはもう様々な景色がある。

 

なのに、常識論へと昇華させるシーンを見かける時がある。単なる個人的思考や価値観を常識論へと置き換え、大いに振りかざし、他に押し付けるシーンを見かけたりも。

 

ま。エゴという人間らしさの一つなのだろうけれど、ビジネスシーンでも在ったりする。企業や店舗が使う言葉の中に。

 

たとえば、『憧れを叶えられます』、『素敵なライフスタイルを実現』という類の言葉。自社の思考や趣向、価値観を押し付けていないだろうか。

 

いや、自社(自分)のそれを明確にし、アウトプットし、生活者へ伝えるとは大事すぎることだが、あくまでも主観であることを忘れてはいけない。

 

ならば、こういう言葉を紡いだ方がよりスムーズだ。『うちが考える〇〇』、『うちが提供したい〇〇』と。さらには、『なぜ、そう考えるのか』という理由や根拠を言葉に表せば、基本的な文章構成ができる。

 

ようするに、あたかも全ての人の憧れはこう、素敵なライフスタイルとはこう、と常識論ばりな言葉を連ねると、どうもおかしく聞こえてしまうわけである。(そうは思わないですけど?的に反発をされたりも)

 

ふむ。良いではないか。『それ、いいね』と思ってくれる人と仲良くすれば。そう気の合う人が顧客やユーザー、リピーターになってくれたら。

 

なんせ千差万別であり、十人十色なのだから。世の人々は。