小学館公式HP「週刊コロコロ」より連載していたコロッケ!続編「ブラックレーベル」が最新号更新を持って最終回を迎え、翌月に単行本最終巻10巻が発売(書店及び電子書籍も有り)により長年に渡りコロコロ誌を支えたコロッケ!の物語は再度完結を迎える。
以前、各話更新毎の感想をブログに上げていましたが、職場の転職やら転職先に馴染めず、結局再度転職を繰り返しようやく今の現場に落ち着ける環境になるまで、まともな精神じゃない
正に“ブラック”な状態というスプランキーでいうとこのホラーモード状態でした故に長らく更新を怠っていました(け…決して飽きたとかじゃないかんね!)。
更新を怠れど‥
推し大福が性転換していたり、DBでいうとこのマキシマムフュージョンがあったり、真のラスボスが実はプー太郎だった件等々
色んな意味で衝撃的展開のある最新話を週刊コロコロHPにて更新される度に目を通してましたヨ(他に目を通すは‥スパイダーマン×ウルトラマンのコラボ漫画)。
そんな単行本最終巻発売から早一週間以上、経過してる最中、その結末に至るまでの感想・考察※等をふまえおおまかに挙げていきたい企画‥
※若干のネタバレ及び偏見を踏まえて
さよならそしてありがとう!
コロコロ二大巨頭の一角
「コロッケ!」永遠に
あっ因みにでんじ〜はまだまだ続くヨ
ここから感想を駄々語りしていきますと‥
・悲報 前作ラスボスが“500年ニート”に
本作ラスボス候補だったシャトブリことシャトーブリアン※の背後には実は真のラスボスが控えていた展開はGBA版「2」以来のサプライズ※があった件。
※そういえば、2のオリキャラ勢も扉絵飾ってたのエモかったなぁゲーム版やってない人からすると、この上更なる敵が現れるのかと誤解しそうだけど
理屈としては前作と本作との間に位置する「バンカー大戦」(私命名)にてコロッケが世界を救う為にバンキングに願ったバンカー・金貨消滅の願い
以降、実は前作の最終回でコロッケが慈悲で 叶えていた”もう一つの願い”も思わぬ所で布石になっていた 希望 愛 友情 という他会社からのキャッチコピーが皮肉な形で機能するのが事の発端だった。
詳細について省くと、逆に良く堪えた方だとは思うよ‥只、他の面々がそれぞれの道を歩む中、一人だけマイホームに引き篭もるなんて‥ニートじゃねぇか‥(世界がどうだとか言う前にハロワ行くべきかと)。
そんな寅さん的生き方すらもあった筈だがニートから更に拗れ無敵の人と化した長男に振り回されたのが未来世界で起こった真相に対する一言‥
・アニオリ御三家含めて全員集合だよ展開はまさにいいとも最終回
最終回だけあって、これまで本編に絡む機会の無かった懐かしの前作キャラからトリビア的なキャラまで、更にはなんとアニオリ御三家までも総出演という昔のお昼の冠を飾ってたバラエティの如く全員参戦展開。
唯一、台詞があったアニオリ三勢にしてヒロイン枠であったドロップのくだり等は、前作の「第一話」とモッツァレラとのやりとりを思い出させるアニメ版見ていた人の記憶を刺激させるオマージュがありました。
只、アニメ版・ゲーム版含め、読者層によってバラツキのある関係上、それぞれの世界観はパラレルワールドに位置すると思われるので、その辺りの整合性についてあまり触れない様、一応アニメ版を思わせる絡みであるが、初対面を思わせる様にも配慮されている。
ドロップのバンク、キャンディ🐊のみならず
シャーベットのバンク🐧も登場していましたが
何故かウインナーだけ全体像映されず仕舞いで終わってたりと何処か不遇感も(ビジュアルがえちぃキャラだから生足NGという事かしら?)
・結末「オールリセット」
結末部分について話させて頂きますが‥
要するに、昔のセーラームーンやジョジョ第6部とも共通するある、ここまで物語追ってきた読者にとって衝撃的“どんでん返し展開”が待ち受けていた件。
テーマとしては
コロッケ自身が世界を救うべき行おうとした
ある 選択 が一周廻って哀しい結論に行き着く‥
要するに”自己犠牲”こそ取るべく手段に‥
前作の決戦後に良かれと思い下した“願い”の件に
ついてケジメをつける為ラスボスと心中する道を選ぶ
要は全ての責任を背負い、独り精算を図る
コロッケの姿に、絆で繋がってきた仲間達の目からどう映るかによってもう一つの結末が下される。
要は、これまでの歴史を白紙に戻し全員あるべき
時間軸に還り、新たな歴史が始まるという物 。
結末の是非については、後日ネットでまとめられた某動画サイト辺りで物議が起こっていますが、‥個人的な感想として
「あっそういう結論なんだぁ」と読み終わり後の感想。
終わったといえばあっ終わったんだなぁと同時に
ポカーーーん感も😅無きに有らずの
エヴァでいうとこのシン劇場版と旧劇場版の間に位置するポカーン😦具合と表現させて頂きマス。
ここからネタバレ有り気で身勝手な考察も交え 感想をダラダラと語らせて頂きやす(ここまでネタバレ控えてたんだからもういいよね兄貴)。
金貨と願い事によるシステムは結局の所何だったのか?
コロッケ世界のルール「金貨を貯金箱に一杯貯めた者が願いを一つ叶えられる」に従い、バンカー達による金貨を巡りし戦いが繰り広げられている。
そもそも 金貨 の概念がいつ生まれ、誰が作り
その概念を定めたのか‥前作及び本作でも終始その真実が描かれる事はなかった。
本作の中心に描かれるメインテーマは
「コロッケ含め現世に蘇った歴史上の偉人達同士に
よる戦い」と同時に「誰が何の為に蘇らせたか?」が当初から貼られた伏線は、最終的に強引ながらも回収はされている。
しかし折角、続編物としてこれ以上続け様が無い結末に設定したからには、金貨と願いによるメカニズムやそれ等を作りし神々との絡みに発展したらインフレ要素あれど更なる求心力として機能していた方だとは思います(ラスボス‥そもそもニートから転じた無敵の人だし)。
歴史改変について
本作の回想でコロッケが願った全てのバンカーの消滅と対象的に、最終回では仲間達が「全員を幸せにして」と願った事により、これまでの歴史がオールリセットされパラレルワールドとなる何処ぞのストーンオーシャン的な結末に行き着く。
但し願いの影響によりそれぞれの人物達の運命が
本来の歴史とは異なる物に修正されている。
殺害される筈のバーグだが、そこで居るはずの無いウスターの割り込みにより黒マントは撤退。バーグは生き延びる。
只、この時間軸の時点でウスターの身長が前作本編と同じに設定してあるって事は、コロッケが成長する頃にはどんだけ見繕っても三十路超えてたって事?!
(まぁ元々アニメ版におけるウスターの生い立ちが一定していないジョーカー的要素は付いてたけど
歴史改変のまとめ‥
結末について
歴史改変で全員がハッピーエンドを迎える系の結末は数あれど、全体的にモヤモヤが残るは仕方がないとも言える。
それは恐らく、前作から続編たる本作の連載が
スタートするまでの時間経過がある手前、当時の
読者の年来層上がった関係上、時代も環境も複雑に変化してる事を前提として
読者と同じく環境が変わったキャラクター達と重ねる事で、同じく歳を取った者同士でシンパシーを覚える要素にこそあるが
裸の王様に振り回されながらも、生きていたピンチョス含めた未来世界で生きてた人々は歴史改変によりもれなく消滅してる事に‥
実は異なる幸せの定義
願いは一見聴こえは良いが、解決法としては些か疑問に残る。
相対的に誰かを蹴落としてでも自分独りの幸せを
願う
遅かれ早かれ勃発し同じ歴史を繰り返す事になる可能性を残す不吉さも
「歴史が滅茶苦茶になるから」と断る場面もあったバンキング。今回の結末を踏まえると矛盾が生じる事になるが、まあ時間の無い咄嗟の判断だったし、そもそもアニメ版のストーリーは原作と大きく異なるしパラレルかので原作者が定めた設定にどこまで近いか定かではないが
とある少年を現代に留まらせる様な願い。
ブラックレーベル真の結末とは?
現実のメタ的、理念でもある“金貨と願い”によるこれまでとこれからも起こる 理 に決着を着けなければならず
その為にバンキングに願うべき完璧な答えこと
“パーフェクトアンサー”は実は2つしか無いんじゃないか?
まず一つは「金貨の消滅」。
コロッケ!世界における金貨を巡り繰り返されてきたバンカーの歴史において、コロッケが苦渋の決断
「バンカーと金貨」の消滅を願ったが、真に手放すべきなのは実は後者で、もう願い事を叶えられなくはなるが真なる願いを成就させる為には、バンカー達が執着してきた金貨を世界より切り離すしかないのでは?という見方。
もう一つ「バンキングの解放」。
これまで可能な限り願いを叶えてきたバンキングだが、只願いを叶えるだけでなく彼なりに計らいもオプションも付け足す等、情で動く面も見られた。
そんな基本、目標金額が貯まるのを待つ存在であるバンキングに願いがもしあるとするならば、思い出すのはゲーム版二作目登場の対となるバン女王。
彼女曰く、バンクの神は金貨を集めし者の願いは叶えど自身で願いを叶える事は出来ないとの事で、宿主となる存在を利用して自由を得ようとした節があった。
その事を踏まえると、バンキングにお世話になった
コロッケ達に出来る事があるとするならば バンキングの解放を願う以外無いのではないか説。
‥というのも、コロッケ!のテーマは友情物も含まれるので、生きとし生けるもの全員の幸せを真に成就させる為に、一番開放させなければいけない存在は何かと言うとバンキングであり、彼を自由にする事にこそがバンカー大戦ループを断ち切る鍵になるのではないか?という
アラジンにおけるランプ🪔の魔人ジーニー的なビジュアルを持つバンキングを見て勝手に考察した件。