ハマスのテロ行為に怒り心頭のイスラエルがガザ地区の殲滅作戦を展開中だ。

 

 

果たしてイスラエルの国是は

「全世界に同情されながら死に絶えるより、全世界を敵に回しても戦い生き残る」ということだそうで、怒らせたら恐ろしい国なのだ。

 

そもそもイスラエルの建国は、ユダヤ人たちの自力でなされたわけではなく、第二次大戦のドサクサに紛れて、イギリス人のスパイ・アラビヤのロレンスが暗躍してアラブ人たちを手玉に取り、二枚舌を駆使してユダヤ人たちに領地を確保してしまったことにある。

 

 

Wikipediaを見ると、「このユダヤ人の建国を推進させたのはイギリスである。1917年から支配および委任統治していたパレスチナにおいてイギリスは、第一次世界大戦中、ユダヤ人国家の成立を認める代わりに欧米で富豪となったユダヤ人(企業で言えばロスチャイルド家など)の援助を受けたのである。その一方で、アラブ人に対しては、トルコ反乱を制圧させる代償として、アラブ人によるパレスチナの独立を約束した。

 

 第二次世界大戦後、中東戦争及びパレスチナ問題を引き起こしたシオニズム活動の大きな要因のひとつとして、ユダヤ教徒における選民思想が機能している。これは、ユダヤ教の教理に含まれる、パレスチナは神によって約束されたユダヤ人のための土地であるという考えに基づく入植、建国活動である。

結局のところ、パレスチナの土地はユダヤ国家とアラブ国家、そして国連管理下の国際都市エルサレムに分割され、ユダヤ人はそれを受諾しイスラエルを建国した。これが双方の対立を生じさせ、イスラエルと周辺のアラブ諸国は、1948年から1973年にかけて4度にわたり戦争を起こした。」とある。

 

金に目が眩んで、欧米が主導した末に、イスラエルのために土地をぶん取り勝手に分割統治した挙句が、今の悲惨なパレスチナ情勢はあると言っていいだろう。イギリスの責任は大きい。

 

 

ヘーゲルは彼の著書「キリスト教の精神とその運命」の中で、ユダヤ人に関して以下のようの述べている。

「自分のものではない所有を変することは一つの僭越であり、不法であり、当然彼に属する所有などというものは彼らにはそもそも存しないということが、イスラエル人が自分のものと称んでいるなんらかの物を献げることによって承認されなければならない。

しかし、あたかも敵を倒して獲られた多くの鹵獲品や略奪物のごとく、全く彼らの神に所属するものであって、彼らにとって全く聖なるものであったもの、そういうものを完全に我が物とするに至るということは、彼にとってただ敵が絶滅されるということによってのみ許された(旧約聖書申命期にある)」

 

モーゼの律法がユダヤ教の柱。

 

 

敵に対する報復には「目には目を歯に歯を」が想起される。

「目には目を歯には歯を」は、被った被害に対して、同等の報復または制裁をするという解釈ですが、最近の解釈では、単に受けた被害に報復をしなければならないという意味にとらえられがちになったようです。が、本来の意味は、報復を奨励するのではなく、過剰な報復は避けることを示したことわざです。語源はハンムラビ法典とされ、紀元前1800年代後半に古バビロニア王国の第6大王ハンムラビが制定した人類史上最古の法律とされている。

一方、旧約聖書にも、「目には目を歯には歯を」の記述が残されています。記述は「出エジプト記」の21章(法律集)にあり、正確には「目には目、歯には歯、手には手、足には足」と記載されています。同様の記述がレビ記の24章、申命記の19章にもあります。これは敵に対する報復であり、互いに報復する平等はあらゆる義の聖なる原理とされ、すべての国家制度の基づかなければならない原理であるとしました。しかし、イエス・キリストはこの権利の放棄をユダヤ人たちに要求し、愛により敵に対する憎悪も消え失せると諭しました(マタイ伝の5章・山上の垂訓)。

 

 

ユダヤ人はナチス党首・ヒトラーに数百万人も大量虐殺されたわけだが、今、ユダヤ人たちが複数でよってたかってパレスチナ人を絶滅させるため虐殺をしまくっている。

 

果たして過去に迫害されたユダヤ人ならば、その痛みを知っているはずなのに・・・・