淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

俺好き、映画好き、音楽好き、ゲーム好き。止まったら死ぬ回遊魚・淳一が、酸欠の日々を語りつくす。

 

 昨日、8月6日木曜日は「青森ねぶた祭」の五日目。我々のねぶた運行としてはちょうど四日目ということになる。夜の最終合同運行だ。

 人出は今年最高だと思う。人、人、人・・・。熱気が凄い。

 海外からの観光客も目立つ。「大型クルーズ船」が来航しているからだろう。

 6日は早めの出発だったけれど、すべての大型ねぶたのお披露目日ということなのか、中々前に進まず、結局一周して終わったのが8時50分。終了花火が上がる、そのちょっと前だった。

 

 そして今日の8月7日金曜日はお昼の運行となった。

 午後1時にスタート。

 気温は30度超え。めちゃくちゃ暑い。

 運行責任者のタスキを着けて、ねぶたの先頭を今日は歩く。

 快晴である。雲一つない青い空が一面に広がっている。

 そしてお昼の最終日運行は、観客が疎らいうことがこれまでほとんどだったのに、何故か今日は凄い観光客で埋まっていた。

 午後3時には一周回り終え、これで今年のねぶた運行は終了した。

 汗が止まらない。直射日光が強く、肌がヒリヒリと焼けているのが分かる。

 一旦、家に戻ってビショビショに濡れたねぶたの衣服を脱ぎ捨て、Tシャツに着替え、完全に電源が点かなくなってしまった6年目の携帯を取り換えに、郊外の「auショップ」に行く。

 「auショップ」での携帯切り替え作業にかなり手間取り、結局、夜の花火大会と受賞した大型ねぶたの海上運行には間に合わなかった。 

 仕方がないので、自宅の屋上から夏の夜空に打ち上げられる大型花火を見て、あとは居間のテレビで「海上運行」のLIVE映像を暫し眺める。

 

 

 こうして今年の祭りも終わってしまった。

 ー祭りのあとの淋しさは たとえば酒で紛らわしー

 そんな歌があったけど(よしだたくろうの「祭りのあと」だ)、あの豪雪からやっとの思いで脱出出来たことに歓喜し、待望の春の桜が咲き乱れる景色を楽しんでいたのも束の間、夏が瞬く間にやって来て、こうしてまたあっという間に去ってゆく・・・。

 季節は巡り、みんな少しずつ歳を取り、そして老いてゆく。

 

 人生はなんて儚いんだろう・・・。

 

 昨日の8月5日水曜日は「青森ねぶた祭」の四日目。

 審査日ということで、夜の11時過ぎぐらいには「ねぶた大賞」を含めた各賞が発表される。

 四日目のねぶた運行を終え、「ねぶた小屋」で待機する。

 今日の運行は最後のほうの出陣だったので、最終的にすべての経路を周り切ることが出来ず、運行の途中で泣く泣く終了してしまったのだ。

 汗をかなり搔いたので、運行が終わってそのまま一旦家へと戻り、直ぐに着替えてまた「ねぶた団地」へと戻った。

 かなり疲れが溜まっている。

 クタクタだ。

 運行の仲間たちと、審査委員会の発表をじっと待つ。

 みんなは缶ビールやお酒を飲みながら結果を待っているけれど、こっちは断酒しているので、ノンアルをチビチビ飲みながらその横で待機する。

 メールで関係者には結果が届く。

 苛々しながら待っていると、携帯がブルブルと震え、画面を見ると今年の「ねぶた大賞」が書き込まれていた。

 大賞は「JR東日本グループ」だった!

 確かにこの団体の今年のねぶたは良かった。大きな熊が雪の中から飛び出す構図が素晴らしく、迫力があった。

 納得した。

 

 

 我が団体のねぶたはすべての賞に入らなかった。

 それでも一緒にいた制作者を励まし、肩を落としながらその場を去る。

 ねぶたが通ったメインの大通りはあれほど凄まじい熱気だったのに、もう余熱だけがひっそりと静まり返った深夜の街を覆い尽くしている。

 結局、家に帰っても中々寝付けず、そのうち外は白々と明けて来た。

 

 そして「青森ねぶた祭」2026は、今日(8月6日金曜日)の夜の合同運行と、明日(8月7日土曜日)のお昼の運行、そして夜の花火と受賞ねぶたによる「海上運行」で、そのすべてが終わる。

 

 こうして今年の北国の夏もまた終わってゆくんだ・・・。

 

 昨日(8月4日火曜日)は「青森ねぶた祭」2026、その三日目だった。我が組織としては二日目の運行ということで、出発地点の近くに陣取り、号砲と共に出陣と相成った。

 4日も凄い人で溢れ返っていた。

 ねぶた運行中、何人もの知り合いから声が掛かり、ねぶた本体を観客席の真ん前でぐるりと一周させることに。

 前半の出陣だったので、9時前には一周回り切り、そこで早めに終了してしまった。

 「ねぶた小屋」に戻って、そのまま家へと帰る。

 そして今日は8月5日水曜日。

 今夜の運行で、「ねぶた大賞」以下、すべての賞が決定されるのだ。

 今日は朝起きて食事を済ませ、午前中に走り終えようと思い、ランニング用ウェアに着替え、ウォークマンで「山下達郎」の「カムアロングⅡ」を聴きながら「青森港」の「新中央ふ頭」の先端まで走ってそこからUターンした。

 暑いので無理をせず、約6キロ程度をゆっくり走る。

 「新中央ふ頭」には、今日もまた大型クルーズ船が着岸していて、その横を走り抜けた。

 潮風が心地よく、風も爽やかに吹いていて、まるで全身に扇風機を当てているみたい。

 ストレスなく、気持ちのいいランニングを終えることが出来た。


 

 家に帰って、午後からは仕事に出掛けた。

 整理しておかなければならない色んな雑務が残っていて、「研究室」の鍵を開け、数時間ほど仕事をしてから部屋を出る。

 ニュースを聞いていたら、お笑いグループ「ジャングルポケット」の元メンバーだった斉藤慎二被告に対して、検察側が懲役7年を求刑したという。

 これだと実刑になる可能性も高い。

 執行猶予だと、3年以下の懲役でないければならないからだ。

 あくまで7年で求刑したのは検察官側なので、ここからどういう判決が導き出されるかはまだ分からないけれど・・・。

 

 

 自宅に帰って、今夜の「ねぶた祭」運行の準備に取り掛かる。

 たぶん、今日が一番盛り上がるだろう。特に運行団体側としては。

 それは各賞が今夜遅くに決定されるからだ。

 なのでみんな気合の入れ方が違うと思う。

 

 

 今夜の運行はスタート地点から遠くの場所での待機となり、出発時間も遅い順番になる。そうなると9時を過ぎることは確実で、そのあと「ねぶた小屋」で各賞の結果をじっと関係者と一緒に待つことになる

 うーん。

 午前様は確実だな・・・。

 

 「青森ねぶた祭」の二日目、我が組織が運行する大型ねぶたとしては初日運行となった8月3日、夜7時の号砲とともにねぶた囃子が始まり、本体には灯が燈った。

 3日は合同運行じゃないというのに、沿道には凄い人で溢れ返っている。

 ねぶたは市内中心部のメイン道路に繰り出し、大きく円を描くように約3キロのコースを練り歩く。

 我が団体の参加「跳人」たちは学生がほとんどなので、とにかく熱気が凄い。若いということもあるんだろう、最初から最後まで身体を跳ね、囃子に合わせて乱舞している。

 

 

 運行自体は9時前には一周回りきることが出来て、運行責任者としては、まずほっと一息。

 事故もなく、信号機にねぶた本体を掠ったりぶつけることもなかった。

 それでもかなり走り続けたので(ねぶたの前方を運行確認したり、後方まで連絡しに行ったりで・・・)、終わったその帰り道、足腰が痛くて疲労も半端ない。

 あと4日間ある、何とか頑張らないと・・・。

 

 

 そして今日は8月4日火曜日。

 朝から雲一つない快晴で、今日で東北地方は梅雨が明けたという。風もなく、気温は上がっているものの、とても清々しい爽やかな朝だ。

 朝起きて、自転車を漕いで、中心市街地にある美味しいパン屋さんに食パンと幾つかの創作パンを買いに行く。

 大型客船が今日も「青森新中央ふ頭」に停泊しているようで、午前中から外国人らが大勢街歩きをしていた。

 どの店先にも多くのクルーズ船の観光客たちが止まっていて、珈琲を提供している店も大賑わい。

 混雑している中心市街地を抜けて家へと戻り、美味しいパン屋さんで買った出来立ての食パンを焼いて、熱い珈琲とバナナとヨーグルトを食べ、遅い朝食を摂った。

 

 

 今夜は大型ねぶたが揃い踏みするので、昨日よりも人出は多いだろう。19時には運行が開始される。

 そして明日の深夜は「ねぶた大賞」を含めた各賞が発表され、6日が夜の最終運行となる。

 7日はお昼の運行で、夜は各賞を受賞した大型ねぶたが青森港を海上運行。大型花火も打ち上げられる。

 なので、7日夜の「海上運行」が一番美しい!

 

 その、真夏を彩る「青森ねぶた祭」が終わると、この街にも涼し気な風が吹き始め、すぐに秋の気配が忍び込んでくる。

 ああ・・・なんて速いんだろう。

 すべてがあっという間に過ぎてゆく・・・。

 

 遂に今年も始まりました、世界の火祭り「青森ねぶた祭」。

 昨日の初日(8月2日)は、家から数百メートルのところを「ねぶた」が通るので、青森県庁近くを練り歩くすべての「ねぶた」を見ていった。

 ねぶた運行の初日ということで、地域のねぶたと子どもねぶたを先頭に、幾つかの「大型ねぶた」をじっくりと鑑賞することができた。ただ、初日の2日日はすべての「大型ねぶた」が運行するわけじゃなく、祭り自体終了したのも早くて、8時半過ぎだった。

 確かに今回素晴らしい「ねぶた」もあった。それから、去年は凄かったけど今年はイマイチだというような「ねぶた」もあった。そして、いよいよ我が団体の「大型ねぶた」は、今日の8月3日からの出陣となる。

 



 そんなわけで、運行期間中、ねぶた運行責任者を任されているので、気が重くないと言えば噓になる。

 信号機の破壊や観ている大勢の観光客の安全を最優先して運行しなければならず、役員団や参加する「跳人」たちの管理もすることとなり、やることはたくさんある。

 なので、毎日、終わるとドッとその疲れが襲って来る。

 今日の午後からも現地に向かわなければならないので、午前中、見逃していたドラマを立て続けに観ることにした。

 まずは昨晩「ねぶた祭」のために観ることが出来なかった、TBS「日曜劇場」の「VIVANT」、その第12話を「ユーネクスト」で。

 相変わらず、今回もまたハイスピードに流れる展開。

 主人公の乃木憂助(堺雅人)の後輩(松坂桃李)を含め5人もの別班が何者かによって拉致され、それを実行したのは、元公安・新庄であることを突き止め、彼のゆくえを追ってゆく・・・というのが第12話のストーリーだった。

 確かにスケールが大きく、次の展開も気になってゆく。

 それにしても、このテンションのまま2クールもの長距離を突っ走るって、本当に大丈夫なんだろうか?

 

 

 続いて観たのは「Prime Video」オリジナル・ドラマ「犯罪者」。

 第6話と最終話の第7話を続けて一気に観た。

 高橋一生、斎藤工、水上恒司の3人が、白昼の駅前広場で、無関係の4人が刺し殺された通り魔事件に隠された巨大な陰謀を追ってゆくというストーリーで、当然にして、この話と7話ですべての謎が解き明かされる。

 うーん。ラストに向けての大きな山場が折角用意されているというのに、演出が平坦なのか、期待していたほどイマイチ盛り上がらない。というか、緊張感が足りず、ハラハラドキドキ手に汗握るという感じもちょっと希薄だった。

 期待し過ぎたんだろうか?

 まあ、ドラマ全体を通じて、悪くはない犯罪ドラマの一本だったことは認めますが・・・。

 

 8月2日日曜日、今日から「青森ねぶた祭」が開幕する。

 なんか街中が騒めいている、そんな気がする。

 昨日の前夜祭が終わり、「大型ねぶた」を収納している各団体の「小屋」の周辺も関係者が行き交い、大型クルーズ船も停泊している「新中央ふ頭」からは多くの乗船客たちが中心市街地へと歩いて来ていて、街はかなりの賑わいをみせている。

 お昼、約45分間、そのクルーズ船が停泊している「新中央ふ頭」と「青森観光物産館 アスパム」周辺を軽く走った。6キロだった。

 気温も26度で、海風も強く、それほどの暑さは感じられない。

 ねぶた団地付近から青森駅前辺りを多くの観光客が歩いているので、途中から横道に逸れ、そのまま自宅へと戻った。

 


 

 家に帰ってシャワーを浴び、「ネットフリックス」。

 リアルタイムで観られなかった日本のドラマ2本を連続して観た。まずはTBS「Tシャツが乾くまで」その第4話。

 相変わらず、生方美久の脚本が研ぎ澄まされていて今回も絶好調。

 ただ、失踪している充(松山ケンイチ)から咲子(蒼井優)へと届いた手紙の内容を見た際の反応がよく理解できなかった。随分、淡々とし過ぎる感じがして観ていてちょっと「ん?」と思ってしまったのだ。

 まあ、些細な部分ではありますが・・・。

 

 

 そして日テレ「-25年目の秘密-」の第4話。

 今回は、社長秘書を監禁した、ヒロインである麻里子(岡崎紗絵)誘拐未遂事件の犯人の監禁理由が、何不自由ない人生を送っている同級生(ヒロインの父親・石黒賢)を逆恨みしているということが分かり、さらに麻里子の継母(水野美紀)から主人公(松村北斗)がいきなり呼び出されるというシーンで終わる。

 つまり、少しずつ物語も佳境へと突入してきたということだろうか。

 

 

 2本のドラマを「ネットフリックス」で観終え、今度は「中央公論」と「文藝春秋」の最新号を読む。

 買ったのはちょっと前だったのだけれど、読むのを忘れていたのだ。危ない、危ない。

 「中央公論」は特集が「老いの流儀」ということで、作家の筒井康隆の91歳になったことでのインタビュー記事が載っていて、これがまた面白かった。

 

 

 続いて「文藝春秋」を読んだ。

 とにかく「高市早苗研究」の「裏切りと涙のサナエ劇場」が滅茶苦茶面白く、この特集は一気に読んだ。

 彼女の国政政治家への道に至るまでの生々しい実態が詳細に描かれていて、関係者へのインタビューも交え、一人の女性政治家の波乱に満ちた人生が語られてゆくのである。

 いやあ・・・これは読みごたえがあります!

 

 

 

 

 8月1日土曜日。

 昨日も約8キロ海沿いを走ったので、今日は朝から雨ということもあって、ランニングの休養日にした。 

 遅めに目覚め、玄関に朝刊を取りに行って、新聞を一面から開いて読みながら朝食を摂る。

 今日も涼しい一日になりそうだ。

 7月は意外にも涼しい日が長く続き、思ったほど暑くはなかった。それでも大きな災害に見舞われている熊本や、西日本各地を襲っている猛暑に比べたらそんな贅沢なんて言っていられないけど・・・。

 急いで朝食を食べ終え、直ぐに「ユーネクスト」で韓国ドラマの続きに取り掛かる。

 

 

 昨日夜の時点で一気に4話まで続けて観ていた、韓国ドラマ「リバース」である。

 その休憩時間というわけではないけれど、4話を観終えてそのまま睡眠をとり、日を跨いでまた「リバース」の続きを観ることにしたのだ。
 この韓国ドラマ「リバース」、ネットの書き込みなんかでも評価が高く、一気見しちゃいましたという感想も多く、じゃあ観てみようということに相成ったのだった。

 ドラマは全8話。

 ある韓国の財閥家の別荘で爆発事故が起こる。

 その屋敷から血まみれで出て来た女性(その主人公ハム・ミョジンをソ・ジが演じている)は、まるで逃げるように猛スピードで車へと乗り込んだものの、運転途中で大事故を引き起こし、記憶まで失ってしまう・・・。

 朝から、5、6、7、最終話と観続け、昨日の夜から数えると、睡眠時間を除いて一気見してしまったことになる。

 

 うーん・・・。

 期待し過ぎたのか、イマイチだった。

 過去と現在が行き交い、主人公の周辺人物まで意味ありげに丁寧に描いてゆくので、物語が拡散してしまい、本筋の展開がぱっとしなくなってしまったのだ。

 これだと、別に8話まで延ばさないほうがもっと整理されて、濃厚なサスペンス・ドラマになっただろうに・・・。

 残念だ。

 

 

 韓国ドラマ「リバース」を観終え、夏のスーツに着替えて「ねぶたの家・ワラッセ」へと向かった。

 今日は「青森ねぶた祭」前夜祭の「安全祈願祭」。

 そしてそれが終わった後、関係者による懇親会があって、そこで我々組織のねぶた運行45年連続出場ということで、その表彰式が執り行われるのだ。

 感謝状を授与されて、乾杯の儀式が行われ、懇談に入る。

 フルマラソン完走まで断酒しているので、一切アルコールは飲まず、早めに「ねぶたの家・ワラッセ」を出てそのまま小雨の中を帰宅した。

 それにしてもほんと最近、懇親会の類いに呼ばれても、何処にも寄らずに即帰宅する自分がいる。

 どうしちゃったんだろう? 

 家に戻って、夕食を摂り、溜まった書籍を横に重ね、まずはその中の一冊から取り掛かった。8月はとにかく本を読もう。

 

 そして。

 明日からは、いよいよ「青森ねぶた祭」が始まる!

 

 人間という生き物は、つくづく怖い生き物だということを実感する。

 昔観た、第二次世界大戦時のドイツによるユダヤ人大虐殺に関する何本かの映画の中で、そこに描かれていたドイツ人将校たちはみな、アウシュビッツ内での目を覆いたくなるような極悪非道行為を繰り返してはいるものの、一旦我が家に帰宅した途端、顔を綻ばせ、自分の子どもを労り、そしてまた妻を心から愛している姿がそこには映し出されていた。

 そうなのだ。

 組織という、ある意味、実態があってないような世界の中にあって、人間は自分自身を殺し、心を偽り、普段では考えられないような行動を起こしたりすることがある。個であることを忘れ、全体の中に埋没し、歪な空気を纏った小さな器を全てであると勘違いすることで、良心さえ消え去ることがあったりするのだ。

 

 また映画を観た。

 去年、日本で公開されたスペイン映画で、かなり話題になったものの、見逃してしまっていた映画の中の一本だった。

 「入国審査」である。

 その映画が、「ユーネクスト」で有料配信されたので、やっと観ることが出来たのだ。

 移住するために困難を乗り越えてアメリカまで辿り着くことが出来た、あるカップルの入国審査での凄まじいまでの尋問が描かれてゆく、スペイン発の心理サスペンス映画である。

 観てから知ったことだけれど、この「入国審査」がデビューとなるアレハンドロ・ロハス&フアン・セバスティアン・バスケスという人が監督と脚本を手がけ、その実際の体験を基にこの映画は製作されたのだという。

 次の作品も是非観てみたい。

 

 映画の上映時間は77分間とかなり短い。

 でもぎゅーっと濃厚でサスペンスフルな展開に終始していて、まるで100パーセントのオレンジジュースを飲んでいるような感じがした。

 

 スペインのバルセロナからニューヨークへと降り立った男女のカップルが入国時の審査を受けるシーンから映画は始まる。

 女性のほうがグリーンカードの抽選で移民ビザに当選したことから、その事実婚のパートナーである男性と一緒に今憧れのニューヨークへと辿り着いたのだった。

 これから始まるアメリカという新天地での幸せな生活のスタートを夢見ながら、2人は審査の終了を待っていると、入国審査でパスポートを確認した職員は、何故か2人を別室へと誘導し、そこから密室での長くて執拗な尋問が始まってゆく・・・。

 

 ここからが凄い。

 入国審査官は、2人のセックス回数や過去の恋愛事情まで、とにかく徹底的に執拗な尋問を続けてゆくのだ。

 観ていて、こっちまで苛々してきて、怒りが込み上げてくる。

 緊張感が半端ないのだ、最後の最後まで。

 

 そして・・・。

 ラストの1分間、ここでアッと驚く結末を迎え、この展開にはびっくり仰天してしまった。

 こう来たかぁ・・・。

 いやあ、こういうサスペンスで硬質な映画もあるんですねー。

 映画「入国審査」、凄いわ。

 

 「飛ばしていくよ!」

 矢野顕子のアルバムタイトルだ。

 実にいいタイトルなんで、ただそれだけの理由で、昔このアルバムを即買ってしまった。でもタイトル曲、聴いていて素晴らしかったし、アルバム自体も中々良かった。

 Let’s keep things movingである。

 だって、飛ばしていくしかないじゃないか。

 人生色々あるけど。辛いことばっかだけれど。疲れることだらけだけれど・・・。

 こういう前向きな感情が芽生えたのは、先日、浜田省吾のLIVEを観たことが起因しているかもしれない。

 たぶん。まあ、そういう意味じゃあ、単純な男なんだな、この俺も・・・。

 

 

 そして今日は7月30日の木曜日。

 明日が月末で、土曜日からは8月だ。

 もう8月か・・・もう少しゆっくりと時間は流れて欲しい。心の底からそう願う。

 そんな8月も、1日の土曜日が「青森ねぶた」前夜祭、2日からは祭り本番となる。

 我が組織が運行する「大型ねぶた」は3日から7日までの毎日運行だ。その総括責任者なので結構忙しい。

 気も滅入る。些細なことも含め、色々あるのだ、ねぶた運行を安全にトラブルなく執り行なうってことっていうのは・・・。

 その「青森ねぶた祭り」が終了すると、やっと夏休暇が始まることに。

 今年もまた夏フェス「サマーソニック」に、前の職場の音楽好きと一緒に出掛け、2人で楽しむことにしている。帰青した翌日が、青森市内で「ユーミン」のコンサート。

 仕事も始まる。

 

 

 一昨日、熊本で起こった震度7による大地震の全貌が、少しずつ見えて来た。このニュースには心底心が痛む。

 16年地震の「割れ残り」だという。

 酷暑日が続くと、停電している地域にとってはかなりの苦行だろう。

 昨日もずーっとテレビで関連するニュースを観続けていた。

 地震・雷・火事・親父とはいうけれど、なんといっても地震が一番怖い。これだけは予想出来ないからだ。突然襲って来るのだ、いきなり前触れもなく・・・。

 それにしても地球は一体全体どうなっているんだろ?

 世界的な異常気象による、森林火災や洪水や高温被害・・・アメリカのトランプ大統領は相変わらず、世界的な異常気象などないなんて断言しているけれど、これってやっぱり地球自体が病んでる証拠だろう。

 夏の暑さも冬の豪雪もあまりに極端で、これを異常気象と言わずして何て表現したらいいんだ?

 これだと、次の世代に対して申し訳が立たないじゃないか・・・。

 

 

 それでもまた、こうして日常は続き、人生は猛烈な勢いで過ぎてゆく。

 「色即是空」、「空即是色」である。

 この世に存在するあらゆる事物や現象には実体などなく、すべては仮のもので、本質は空なのだ。

 そんなふうに悟ろうとしても、日々の煩わしさや困難は続き、人間を心底悩ませてゆく。

 虚しさの根本は消え去ってなんかくれやしない。それでも、なんとか歯を喰いしばって、前を向きながら生きてゆくしかほかに術などないのである。

 だから「飛ばしていくよ!」。

 カラ元気でもしょうがない。飛ばしていくことの辛さや苦しさだって存在する。飛ばしていくこと自体のエネルギーだって半端ないだろう。

 だから嘘でも言ってみる。無理やりそう叫んでみる。フリでもあえて思ってみる。

 飛ばしていこう!

 Let’s keep things moving!

 

 だって、あと何があんの?

 

 

 

 

 観ました。

 浜田省吾、約11年ぶりとなる青森公演。

 「浜田省吾 - SHOGO HAMADA ON THE ROAD 2025-2026 ~Under The BLUE SKY~ The Second Period」、「リンクステーションホール青森」での2日間にわたる公演の、その2日目である。

 素晴らしかった。

 約3時間、怒涛のLIVEだった。

 「もうひとつの土曜日」も、「愛の世代の前に」も「悲しみは雪のように」も、「ON THE ROAD」も、「CHAMPAGNE NIGHT」も、「紫陽花のうた」も、「ラストショー」も、「I am a father」も、「MONEY」も、「J.BOY」も、「生まれたところを遠く離れて」も、「とらわれの貧しい心で」も披露した。

 「悲しみは雪のように」と「J.BOY」を歌ったときには、少し涙が零れてしまった。不覚にも・・・。

 

 

 浜田省吾にはある時期、心底救われた。

 苦しくて辛くて哀しくて(色々あったんです・・・)心がズタズタになった頃、彼のアルバムを何度も何度も聴いて、なんとかそのどん底から這い上がった、そんな思い出がある。

 本当に辛かったのだ。

 かなり昔の時期のブログにも書いた覚えがあるけれど、独り、冬が来る前の「青森港」の岸壁に車を停め、ずーっと浜省のアルバムを大音響で流しながら、憂鬱な灰色の雲と吹き荒れる高波を眺めていたことがあった。

 アルバムは「その永遠の一秒に 〜The Moment Of The Moment〜」だった。何時間も。

 沁みた。本当に五臓六腑に染み渡った。

 このアルバムは、個人的に我が人生における邦楽でのベスト5枚アルバムの中の1枚だと思う(あくまでも現時点ですが)。

 ユーミン「ミスリム」、山下達郎「メロディズ」、大瀧詠一「ロング・バケーション」、角松敏生「ALL IS VANITY」、そして浜田省吾の「その永遠の一秒に 〜The Moment Of The Moment〜」!

 

 

 もちろん、人生におけるベスト5枚のアルバムとはいっても、その日の気分やその時々の季節や感情で大きく変わることもあるだろう。

 この5枚だって、明日になったら、少しまた違うアルバムが入るかもしれない(アーティストとしてはこの5人でほぼ決まりかな・・・)。

 でもとにかく、その頃、浜田省吾の音楽に救われ、大いなる元気を貰った。

 浜田省吾の全てのアルバムを聴き、DVDを観て、とにかく彼の曲を全身全霊で受け止めた。

 

 

 そんな大好きな浜田省吾も今年で73歳になる。

 でもステージ上では張りのある声で、最後の最後までしっかりとしたヴォーカル・スタイルを貫き通していた。かなり常日頃から鍛えているんだろう。3時間の長丁場でも身体の動きははキレッキレだった。

 実は、ここ数年間、浜田省吾のアルバムは一切聴いてこなかった。

 意識的にである。

 何故か肉体と精神そのものが、彼の音楽を求めていないということが分かるのだ。昔の辛かった思い出が再度また蘇るかもしれないという恐怖感があったのかもしれない。

 なので、仙台や東京でのLIVEにもあえて行くことはしなかった。

 でも今回、またその素晴らしさに触れ、今日の朝の通勤時なんかも、大音響で「ラストショー」と「J.BOY」を流し、一緒に歌いながら運転してきた。

 

 

 ずっと彼の楽曲を、大声を張り上げながら歌い続けた。

 信号で停まった隣の車の運転手が、怪訝そうな顔でこっちをチラチラと眺めてていたけれど。

 でも関係ねー。歌うぞ、大声で!

 やはり胸に刺さるのだ。力が湧いて来るのだ。

 

 打ち砕くんだ、日常ってやつを!

 そして吹き飛ばすんだ、その空虚ってやつを!