第527回「紙幣改刷とキャッシュレス」 | 社長備忘録

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2月19日(月)今朝のスピーチの内容は、「紙幣改刷」についてでした。

 

今年の7月に「紙幣」が変わります。

現在、日本銀行は、一万円券、五千円券、二千円券、千円券の4種類の「日本銀行券」を発行していて、今回は二千円券を除く3紙幣で、デザインと偽造防止技術を新たにします。

 

この20年ぶりの改刷により、肖像画は、一万円券が「近代日本経済の父」と呼ばれる「渋沢栄一」に、五千円券は日本で初めての「女子英学塾(現津田塾大学)」を設立した「津田梅子」に、千円券は「近代日本医学の父」とも呼ばれる「北里柴三郎」になります。

 

このように、紙幣に描かれる人物は、偉業を成し遂げ歴史に名を残した人たちです。前もって人物像に触れてみることで、実際に新札を手にした時に親近感がわくことと思います。

 

また、日本では紙幣(日本銀行券)のほかに、500円バイカラー・クラッド貨幣、100円白銅貨幣、50円白銅貨幣、10円青銅貨幣、5円黄銅貨幣、1円アルミニウム貨幣の6種類の硬貨があります。

 

これらの発行は、日本銀行ではなく政府になります。よく見てみると、紙幣には日本銀行、硬貨には日本国とあります。ちなみに、日本銀行券は独立行政法人国立印刷局で製造されていて、硬貨は独立行政法人造幣局で製造されています。

 

普段、財布の中身ばかり気にしていますが、お金について調べてみると勉強になりました。

 

一方で、経済産業省は、「キャッシュレス決済比率を2025年までに4割程度、将来的には世界最高水準の80%まで上昇させることを目指す」としています。

 

今後、お金が新しく変わっても、現金を手にする機会は減って行くことでしょう。一万円札のイメージが「福沢諭吉」から「渋沢栄一」に変わるまで、時間がかかりそうです。

 

以上、ありがとうございました。