大洗磯前神社(前編) ~神磯の鳥居~
常磐自動車道と北関東自動車道をひた走り、茨城県は大洗磯前神社(いそさき)にやって参りました。
県道173号をまたぐのはでっかい一の鳥居。
300mくらい歩くと二の鳥居ですが、反対側の海の方へ。
狭い通り抜けると、磯に建つのが、、、
神磯の鳥居です。
こよなく海を愛する方がいるようですが、御祭神が降臨した神聖な岩礁です。
足を踏み入れちゃあいけません。
1,168年前、ここに大己貴命(*1)と少彦名命(*2)が降臨し「昔この国を造り終えて去ったが、民を救うため戻ってきた」と告げたことから大洗磯前神社が創建されたそうです。
海岸まで降りず、展望台から眺めることもできます。
ではいよいよ二の鳥居をくぐって、大洗磯前神社に参詣しましょう。
階段下には年季の入った狛犬。風雨にさらされて少々溶けてしまっています。
がんばって階段を上ります。一の鳥居の付近から上れる坂道もあります(*3)。
随神門の両脇には神域の守り神である随神様。
門の前で神域を守るのは備前焼の狛犬。
「ごらぁ、この不信心者め、よくぞおめおめと来れたものだ」
「はは~、申し訳ございません」
随神門をくぐると赤い柱が特徴的な拝殿。
本殿、拝殿、随神門は水戸藩藩主徳川光圀公(*4)の命で建立。
2月中旬ともなると、境内には梅の花がちらほら。
長くなるので、今日はここまで。後編のガルパン痛絵馬の話に続きます。
追記: 総集編はこちら
☆
(*1) 大己貴命
別名:大国主命(おおくにぬしのみこと)、オオクニヌシ
出雲国の神様
国造りの神様として有名
大国主神として、縁結びの神様としても信仰されている
(*2) 少彦名命
別名:スクナビコナ
医療・医薬の神様
知恵の神様
大己貴命と協力して国造りを行った
(*3) 駐車場に続く道のこと。
(*4) 徳川光圀=水戸黄門。常陸水戸藩の第2代藩主。祖母は勝浦の八幡岬から脱出したお万の方。