ゴージャス 日光大猷院2(夜叉門から拝殿・皇嘉門編)
まるで美術館の日光大猷院1(仁王門から二天門編)の続きです。
二天門を抜けて階段を上ると夜叉門が現れます。左端がドドンの鼓楼、右端がゴーンの鐘楼(*1)。
夜叉門の上から鐘楼と鼓楼を撮り直し。大法要で鳴らされる巨大な釣鐘と太鼓が納められてます。それにしてもデカすぎ。
夜叉門では四体の夜叉(鬼神)が東西南北を固め、徳川家光の霊廟を守護します。
左側は南の方角を守護する毘陀羅(びだら)。
右側は北を守護する阿跋摩羅(あばつまら)。
天井も凝った装飾です。
門を抜けて振り返ったところ。
右側は西を守護する鍵陀羅(けんだら)。夜叉門は別名牡丹門。装飾を全て牡丹の花で統一。
左側は東を守護する烏摩勤伽(うまろきゃ)。
夜叉門の先に控えるのは総金箔造りの唐門。灯籠は徳川御三家からの献上品。
順路に従って拝殿の右側を進みます。
奥が本殿。これだけ豪勢な寺院はなかなかありません。頭に浮かぶのは「権力」の二文字のみ。
本殿の右脇から塀の外に出ると皇嘉門。家光公の御廟へと続く入り口。別名は竜宮門。ここが大猷院で一番高い所。
塀に沿って戻ります。円安とコロナ収束の効果で外国人観光客を大勢見かけました。
大型バスが到着し団体さんと入れ替わり。空いてるうちに見学できて良かった。
次は輪王寺の常行堂の横を抜けて下新道から表参道へと進みます。
目的地は輪王寺の本堂(三仏堂)。
追記: 日光の総集編を公開しました。
☆
(*1) 鼓楼、鐘楼が巨大過ぎて10mmくらいのレンズじゃないと全部は収められません。スマホのパノラマで撮ればいいんです、と今気づきました。
(*2) 境内の地図はこちらのリンクを参照。