あがらないための方法の一つに、「誰も期待していない」と思うことで
気持ちが楽になるということがあります。
ネガティブに聞こえますが、あがり症の克服に思わぬ効果を発揮します。
私の友人でスーパーの店長をしていた人がいました。
彼は、お客様へ特売商品などの店内放送をすると声がうわずって
しまうほどのあがり症の男でした。
しかし、店員に向けての業務連絡の放送のときは、
あがらず普通に話ができてました。
理由を聞いてみると、「業務連絡なら誰にも期待されることもないから、
他人の目が気にならない」とのことでした。
つまり、誰にも期待されない状況下であれば、人はあがらないのです。
多くのお客さまが対象の店内放送では、売上げに結びつく内容を
うまく話さなければなりません。
まして、店長なのでスタッフの目もあり、お手本も示さなければなりません。
しかし、業務連絡ならそういったプレッシャーはないので普通に話せるのです。
つまりあがってしまう原因の一つに、「人の目」「他人の評価」があります。
「こんなことを言って、変な人だと思われたらどうしよう・・・」
「うまく言葉が出なくて、場の雰囲気がおかしくなったら・・・」
大事な商談や好きな異性の前では、ますます気になってしまいます。
そんなときは、まず現状を素直に受け入れてみましょう。
「上手く話せない自分」
「言葉が出ない自分」
全部、最初に認めてしまうのです。
無理に「気のきいたことを話さなきゃ」と思う必要はありません。
前向きに考えなくていいのです。
これだけでもずいぶん気持ちが楽になってきます。
それを認めたあとに、さらに「誰も期待していないんだから・・・」と思うと、
業務連絡と同じようにあがらなく普通に話せるようになるんです。