禅の言葉で、「二念をつがない」という言葉があります。
目の前で起こったことをそのままとらえるという意味ですが、
例えば、人の前で緊張してしまったら、まず「私はあがっている」と素直に受け入れます。
これが一忿です。
もしここで「だから、あがりを消さなきゃいけない」と思ったら、それが二念になるのです。
人はある出来事に対して、すぐに最初の一忿を否定して自分の思い込みを加えてしまいます。
この思考パターンが、あがりのもとになるのです。
失敗したと思えば思うほど、ますますあがってしまいます。
なので、あがり症の人場合は、現状のありのままの状態を受け入れるだけにして、物事を少し冷めた目で見る感じの状態にしてみます。
感情を呼び起こす二念を抑え、ものごとの事象だけをとらえれば、あがりを抑えることができます。
「これをやったら、こんな結果が出た」とちょっとだけ、冷ややかに考えるようにしてみましょう。