いまにも雨が降りそうな天気でしたが、
レーダーを見ていると、いぶきの森だけが綺麗に雨雲がかからず、雨が降らずに済みました☺️
ただ、風は強くて寒いぐらいでしたね。
プレミアリーグは本日が第7節。
順位表をおさらいしましょう。
1位 ガンバ大阪(16)+11
2位 大津(16)+2
3位 サンフレッチェ広島(13)+5
4位 京都サンガF.C.(9)+3
5位 ヴィッセル神戸(9)0
6位 東福岡(9)-2
7位 名古屋グランパス(8)+1
8位 セレッソ大阪(6)-3
9位 アビスパ福岡(4)-11
10位 愛媛FC(3)-6
駐車場に名古屋の綺麗なチームバスが停まっていた。
しかもU-18用だけのバスっぽくて驚いた。
さすが親会社は前年度売上30兆円を記録した世界のTOYOTA…凄いですね。
ヴィッセル神戸U-18
GK 1 多久美 景紀 3年 柏レイソルA.A.TOR’82
DF 3 東田 正樹 3年 ヴィッセル神戸 伊丹U-15
26 橋辺 海智 2年 福岡BUDDY FC
2 緒方 佑真 3年 ヴィッセル神戸 伊丹U-15
4 坂口 薫 3年 ヴィッセル神戸 伊丹U-15
MF 7 山内 翔©️ 3年 ヴィッセル神戸 伊丹U-15
10 佐伯 清之助 2年 千里丘FC
8 重野 祥輝 3年 東京杉並ソシオFC
9 小田 裕太郎 3年 ヴィッセル神戸U-15
20 佐々木 貴哉 2年 ヴィッセル神戸U-15
FW 11 森田 侑樹 2年 ヴィッセル神戸U-15
名古屋グランパスU-18
GK 16 東 ジョン 2年 東海スポーツクラブ
DF 3 牛澤 健 3年 名古屋グランパスU-15
15 鷲見 星河 2年 名古屋グランパスU-15
6 新玉 瑛琉 3年 名古屋グランパスU-15
9 石田 凌太郎 3年 名古屋グランパスU-15
MF 10 田邉 光平©️ 3年 名古屋グランパスU-15
24 豊田 晃大 1年 名古屋グランパスU-15
14 石谷 光基 2年 名古屋グランパスU-15
25 齊藤 洋大 1年 名古屋グランパスU-15
FW 8 榊原 杏太 3年 清水エスパルスJY
17 武内 翠寿 2年 前橋FC
試合は立ち上がりから完全に名古屋が支配する。
🏯名古屋は「位置的優位」を生み出すオーソドックスなポジショナルプレーを使っていた。
後述しますが、榊原杏太が広範囲に動き回る以外、他の選手は自らのポジションを守り続ける。
🏯サイドの選手はサイドに張り続けることでアイソレーションされ、CBの鷲見星河(スミ・セイガ)からサイドに良いボールを入っていた。
前半2分、名古屋は左サイドでボールを受けた田邉光平がカットインしてスルーパスを送る。
すると、抜け出した武内翠寿が上手く合わせて、名古屋が今日初シュートで早速ゴールを決める。
[ヴィッセル神戸U-18 0-1 名古屋グランパスU-18]
ゴールを決めた武内翠寿はクリロナパフォーマンスでゴールセレブレーション👏🏻
榊原杏太のDFを吊る動きも素晴らしかった。
🗣武内翠寿(すいじゅ)はクリロナよりも、ラッシュフォードにプレースタイルが似た点取り屋。
心なしか風貌も似ていましたね。
トップスピードに乗っても背筋がピンと張っていて体幹がブレず、ヘッドダウンしない。
何よりメンタリティーが素晴らしく、「俺に出せ」という強気な性格が前面に出ていて、点を取りそうなオーラを放っていた。
まだ粗削りで簡単なボールロストもあったりするが、ポテンシャルは素晴らしい。
鹿島の鈴木優磨のような選手になって欲しい。
さらに前半17分、名古屋は榊原杏太がゴール前で潰れて、こぼれ球を拾った新玉瑛琉がドリブルで抜け出すと、
神戸のGKとDFがお見合いとなってしまい、これを見逃さなかった新玉瑛琉が早めにシュートを放つ。
すると、このシュートがゴールへと吸い込まれ、名古屋が追加点を挙げる。
[ヴィッセル神戸U-18 0-2 名古屋グランパスU-18]
🗣榊原杏太(きょうた)もそのスピードで猛威を振るっていた。
とにかく速くて、2・3歩でトップスピードに乗れるから敵を置き去りにできる。
スモールフィールドでの崩しの貢献度も絶大で、速さを活かして先にボールを触っては潤滑油となれていた。
彼が広範囲に動いていろんなところに顔を出すことで、チームにダイナミクスを生み出していた。
前半21分、神戸は重野祥輝が中央からドリブルを開始すると、エリア内でスライディングにきた相手DFもかわして右足を振り抜く。
抑えの効いた良いシュートが飛ぶも、牛澤健が身体に当ててブロックする。
🗣神戸は重野祥輝(よしき)が気を吐いていた。
身長166cmと小柄だが駆け引きに長け、足裏を使ったボールキープで敵を誘き寄せ、間合いを詰めるや否や一気に加速して抜き去る。
神戸が前半に記録した全シュート2本は彼が放ったものだった。
前半34分、名古屋は榊原杏太がエリア内右でキープしてヒールパス。
このパスを受けた石谷光基がカットインして左足シュートを放つも、わずかゴール右に外れてしまう。
前半は心技体すべてで名古屋が圧倒し、スコア通りの内容で折り返す。
神戸は後半から2枚替え。
森田 侑樹➡︎臼井 勇気
橋辺 海智➡︎尾崎 優成
後半1分、神戸は佐々木貴哉がドリブルで左サイドを抜け出すと、敵陣深いところからプルバック。
この折り返しを臼井勇気が合わせるも、惜しくもクロスバーに弾かれてしまう。
跳ね返りをセットプレーの流れから前線に残っていた尾崎優成が押し込むも、ゴール上へ外れてしまう。
ハーフタイムに野田知監督から喝を入れられたのか、
後半の立ち上がりは神戸が良い入り方をして、波状攻撃を仕掛けていた。
すると後半8分、神戸は山内翔がエリア内右へスルーパスを送ると、抜け出した小田裕太郎が中央へ折り返す。
このパスを受けた臼井勇気が冷静に一人かわして左足を振り抜くと、
鋭いシュートがGK東ジョンの手をかすめてゴールネットへ押し込まれ、神戸が一点を返す。
[ヴィッセル神戸U-18 1-2 名古屋グランパスU-18]
🗣臼井勇気は「スナイパー」という名前がピッタリの、正確無比なシュートが魅力のエリア内の仕事人。
とにかく冷静沈着で、エリア内でどちらが精神的に不利かを分かっている。
インフロントキックとインサイドキックを使い分けて、シャープな膝下の振りから的を射抜く。
左右両足を使えるのも強みで、スピードもあるし、相当良い選手ですね。
しかし後半18分、名古屋は石田凌太郎が右サイドから楔を刺すと、エリア内右で武内翠寿がヒールで落とす。
このパスを受けた石谷光基が中央へ切り込むと、進行方向とは逆を取るゴール右隅へと決めて、名古屋が追加点を挙げる。
[ヴィッセル神戸U-18 1-3 名古屋グランパスU-18]
畳み掛ける名古屋は直後の後半19分、左サイドでボールを受けた新玉瑛琉が豊田晃大とのワンツーから一気にエリア内へ抜け出すと、
グラウンダーのシュートを冷静にゴール右隅へと流し込み、名古屋がさらなる追加点を挙げる。
[ヴィッセル神戸U-18 1-4 名古屋グランパスU-18]
🗣新玉瑛琉(アラタマ・エイル)はサイドバックながら本日2ゴール。
早めに撃つことでGKのタイミングを外すシュートテクニックはストライカー顔負けだったが、それもそのはず彼は中学生までバリバリのFWでした。
サイドバックにコンバートされていたんですね、前方にスペースができたことで、水を得た魚のように躍動していた。
後半29分、名古屋は齊藤 洋大➡︎光田 脩人。
後半32分、名古屋は榊原杏太が右サイドへ展開すると、パスを受けた石田凌太郎が縦へ突破して右足を一閃。
強烈なシュートがゴールへ襲いかかるも、ゴール上へと外れてしまう。
🗣右サイドバックの石田凌太郎も背番号9が示す通り、元々FWの選手である。
身体を折り畳んで体重をかけた、凄まじいインフロントキックを度々お見舞いしていた。
名古屋は終盤になると、新玉瑛琉と石田凌太郎の元FW両サイドバックコンビが果敢に抜け出して猛威を振るっていた。
後半38分、名古屋は榊原 杏太➡︎甲田 英將。
後半40分、神戸は小田裕太郎が右サイドからクロスを入れると山内翔が胸で落とす。
この落としを臼井勇気が胸トラップから素早く右足を振り抜くと、鋭いシュートがゴールネットへ突き刺され、神戸がもう一矢報いる。
[ヴィッセル神戸U-18 2-4 名古屋グランパスU-18]
後半45分、名古屋は甲田英將のスルーパスに光田脩人が抜け出すと、エリア内で尾崎優成がスライディングで止める。
すると、このプレーがファウルの判定となってしまい、名古屋にPKが与えられる。
しかし、このPKを多久美景紀が完全に読んで、正面でキャッチする。
ここで試合終了。
シュート数・神戸9本に対し、名古屋26本というスタッツが示す通り、名古屋の圧勝だった。
神戸はただただ実力差が出てしまったなと。
心技体、特に心の部分で圧倒された90分となってしまった。
闘えていたGK多久美景紀がいなければ、もっと失点していたことでしょう。
🏯名古屋は素晴らしい集中力だった。
4ゴール目以降は気持ちが乗って、もうイケイケ状態でしたね。
シュートも撃ちに撃って、名古屋の完勝でした。
ヴィッセル神戸U-18 2-4 名古屋グランパスU-18
0-1 前半2分 武内 翠寿(田邉 光平)
0-2 前半17分 新玉 瑛琉
1-2 後半8分 臼井 勇気(小田 裕太郎)
1-3 後半18分 石谷 光基(武内 翠寿)
1-4 後半19分 新玉 瑛琉(豊田 晃大)
2-4 後半40分 臼井 勇気(山内 翔)