私の魚遍歴−17 | JOKER.松永暢史のブログ

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富澤は塾にはABC成績別のクラス分けの予定があることを語った。
私が、「スナダと同じクラスでなければ来ない」と言うと、
「それはテストをしてみなければわからない」と応じた。
とりあえず、入塾テストを受けることなったが、そのテストはこれまで受けたどのテストよりも難しかった。
テスト結果は、英数国220点超で他を圧倒的に引き離してスナダが断然トップ。これには改めて驚かされた。この後もこの男は、私の知る「優秀」の見本だった。
私はと言うと、なんと70数名中13位。私は当時から暗記主体の学校テストには弱かったが、実力テストだとそれより成績が良かった。というより、学校テストで高得点する者が、どういうわけか実力テストでは得点できないことが多かった。人が困るときに力を発揮するのが私の「特性」であった。すべては「遊び」である。テストもやる時は遊び。のびのびと全力を解答する。でも「不完全」。それが私の特徴だった。また答案に🔺が多く、妙に「部分点」が加えられていた。学校英語テストの逆。明らかにそれは富澤のなせる技と思われた。
この年は入塾者が多かったので、ABC3クラスに加え、その上にSクラスが置かれ、その定員は14名だった。
スナダと同じクラスになったので入塾することになった。
入ったクラスの生徒は、皆超優秀で、男も女も内申書は5と4しかない連中だった。私の内申点でこのクラスに属する者は一人もいなかった。
私は彼らから新たな「情報収集」をし、成績上位者がどのような勉強をしているのをますますはっきりと知った。