帰宅後もいろいろあって、やっとこさ今デスクに戻ったが、今晩明午前と仕事をする前に、急いでやっぱり今日の奥多摩百軒茶屋焚火のことを「趣味」で印象記述するのが先であると判断してしまう。
私には珍しく、雨雲が通過する中での野外活動。でもそんなことは関係ない。当然雨の中で焚火を続行するテクニックも持ち合わせるが、あれば雨が降れば屋根の下で敢行すれば良いだけのこと。
11日午前に高校国語古文予習の一学期分課題の授業をこなし、その上で中野で親族関係の儀式に参列し、西荻に戻り、「もぐもぐ」で生ハムとソーセージ購入、「ブルグ」で朝食クロックムッシュ用食パン2斤耳落としサンドウィッチ仕上げ購入。
15:25スタンバイ。
東京農大2年生の助手を乗せて、えいやらやっと走り続きたる五日市街道、これが米軍無理矢理基地関係やや混雑で、五日市駅前大黒屋到着が17時20分。
特上肩ロース8㎜スライス×15、カレー用肉500g、焼そばお好み焼き用駒切れ肉700g購入するもトントロはなし。道順の青梅のエコス吉野でも空振り、さらに奥のパークショッピングセンターでしかしトントロ約300gゲット。
世の人は知らぬであろうが、焚火で自己焼きコントロールして最もウマいのは、数多く研究した結果結果的に、文句なしに西荻「もぐもぐ」のソーセージ類。でもひょっとしたらこれを上回りうるのが、「トントロ」なのである。私はそもそもの「成分」が近いのではないかと疑っている。
諸君は、「トントロ」で作ったソーセージを食べたことはないか。
それは実は、限りなく中華の腸詰に近いものではなかったか。
フライパンで焼いたのではしつこくて食べられない。でも焚火直火で焼いて、脂を自己の好みに絞り落としたトントロほど上ウマい脂質はない。脂肪でもない。肉でもない。だから「トントロ」と名がついているのである。まだ知らぬなら、バーベキューをする機会があったら是非お試しをお勧めしたい。しかもトントロは、意外と安い。下手な牛喰うよりこちらが上。調味料は塩胡椒だけが望ましい。でも最低限七輪が必要。脂(あぶら)の垂れ(タレ)がねえ、言うまでもなく「焚火」には最適。
とにかく時間がかかった。
6時15分。百軒茶屋へ着くと、すでに煙りが上がり、ご飯は炊きあがりカレーも煮込み開始直前。
ここでトントロ、そして大黒屋の肩ロース。
これはウマい!
セミノールもそうだが、都会育ちの子どもたちでもどうして美味いものは分かるのか。
次々自己串焼きの追加注文で1.5キロあっというまに売り切れ、ただしこれから来る医学部受験生用には若干残す。
夜20時。さんざん舌鼓を打った我々に、新月天の最大の祝福がもたらされたー雨が弱くなった。
とたんに河原で猛烈焚火。隣の慶大生グループにも「参列」を許して盛大に夜の焚火。
やった!
これこそが焚火。
大学生も受験生も高校生も中学生も小学生もこれを確実なる「自己の意志」をもって扇ぐ。扇げば遠く久しき我がしの縁~なーんちゃって、炎はV-net的に盛り上がる。そしてそれを感受して参加する「非宗教的境地」がそこに現象する。それって「旧制高校」的?
進学塾なんて言っちゃって、花まる学習会(ゴメンネ、生き方教えのビジネス)なんて言っちゃって、その他何でも如何様にも言っちゃって、今さら悪いがことわっておくけれども、これは焚火効果によって、ここへ何かを始めようとするトッカータ的試み。意味なんてないんだよ。大切なのは「気分」のみ。その気分の元が良い自然環境の刺激感受。そしてその象徴が確実なる自然環境を背後に持つ焚火=火を燃やす活動。火を燃やす活動が、「密教」を上回ることは明らかなる事実。火と瞑想、これを同時成立させることを子どもたちに、言葉を語らず体験認識させること、言葉は相変わらずいささか足りないが、我々大人が子どもに最もさせるべきことは、「焚火の体験」なのである。だからこそ、半世紀以内に天皇となるお子様がお通いになる学校で、予め前提的に「焚火」が実行されているのである。
国立大学付属小総体群は、その「実験」により、何よりも効果があることが、自然環境感受としては焚火、その心情表現認識としては音読学習であることをすでに掴んでいるに違いない。
参加者全員とこの事後印象の楽しみを共有して、これが可能な世の中全体に感謝の意を表したい。
良きトントロほど美味きものは他にない。
それにしてもね。
以上当然のごとく、「一部」「冗談」で書いたのかもしれない。
どうも「真実」は「観点」以上に現象たりえないのが当たり前の「事実」であるかもしれないかということだ。
「レトリック」に溺れるもの=それを「イワシ」、大衆全体像の暗示表象冗談「画像」と見なそう。
Good sleep !