ウソについて(2)(by マッツ) | JOKER.松永暢史のブログ

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本稿は別に「予言」をすることを旨とはしていないが、今度は九電のやらせメール事件について述べることがメデイアの一致点になっている。
これはなかなか面白い(興味深い)現象である。
我々にとって、メデイアが「上」からある方向性を指示されてそれに従って記事を書く組織人によって構成されることは周知の事実である。「共同通信」と「記者クラブ」の存在は正にその証左であろう。
メデイアは、「事実」を述べることではなく、事実についてのある方向性に誘導することがその目的である。
そうでなければメデイアの「お客」の経済界の「製品」が売れないではないか。
ネット読者ならそれは当たり前の認識であるが、メデイアについてやや古い認識者たちはそうは考えない。
メデイアは国民をある方向性に誘導する手段に過ぎない。
そんなことは第二次世界大戦前から同じことである。
ここには、大量生産されたインチキ品を購買させ、大衆が喜ぶ娯楽を呈示することを画策する程度の低い(今となっては)戦略が丸見えになる。
メデイアの目的の多くは騙すことであり、大衆は騙すことの可能な愚かな対象と認識されているのである。
その証拠に、これほどまでにバカにされても大衆は行動に移すほどには失望も怒りも表明しはない。
九電は、これまでのメデイア戦略から正しいと思われることを素直に実行したに過ぎない。
だから謝るのである。
謝ることがメデイア戦略だと思っているのである。
暑くなってきた。インキンな波動に注意したい。