ギター工房 ヴァリアス ルシアリー

ギター工房 ヴァリアス ルシアリー

このサイトはギター工房ヴァリアス ルシアリーのウエブサイト(www.various.jp)修理実例の詳細紹介ページとして使用しております。

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 メーカー  ギブソン
 モデル名  レスポール カスタム
 年代  1990年代
 作業内容  ・フィンガーボード交換
(エボニーからメイプルへ)

その豪華なルックスから、ブラックビューティーとの愛称で数多くのギタリストから親しまれています。

 

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今回のご依頼は、フィンガーボードの貼り替えです。特に指板に損傷がある為に交換というわけではなく、1970年代 中後期に存在したメイプル指板仕様のレスポールカスタムに改造したいということです。

 

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まず指板に熱を加えて慎重にネックから指板を剥がしていきます。

 

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貼り替える指板材はメイプルですが、杢が出ていないプレーンメイプル、バーズアイメイプル、フレイムメイプルなど選択肢があります。

今回はシンプルなプレーンメイプルの指板をお選びいただきました。


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メイプル材にフレットの溝を切り白鳥貝のブロックインレイを埋め込みます。


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フレットの端は、オリジナルのギブソン社の指板の様にバインディングをフレットと同じ高さに加工します。メイプル指板ですので、指板面にはラッカーで塗装を施します。


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牛骨でナットを製作し、セットアップをして

作業終了です。普段見慣れた黒いカスタムと違い

指板を変えるだけで随分と印象は違いますね。

 

この度の改造のご依頼ありがとうございました。
ギターの製作・修理・改造・メンテナンスは、
ギター工房ヴァリアス ルシアリーにお任せ下さい!
愛知県額田郡幸田町菱池菅田27-3
ウェブサイト:www.various.jp

TEL:0564-56-6969
(受付時間13:00~20:00)
定休日:不定休

 

 

  メーカー    ヤマハ
  モデル名   SG-2000
  年式   1980年代
  作業内容  ・トップリフィ二ッシュ
 ・ボディバインディング巻き直し

1980年代 ヤマハ SG2000モデル。1976年に発表されたモデルで、今も根強い人気を誇っています。尚、SGの愛用者も国内及び海外でも数多く、高中正義、野呂一生、カルロス・サンタナ、ボブ・マーリー、ジョン・フルシアンテ、ヒダカトオル、
吉野寿、北島健二などがいます。

 


今回のご依頼はボディトップのリフィニッシュです。チェリーサンバーストのトップがオーナー様の好みでなく、バイオリンのようなつや消しのブラウンカラーにしたいとの事です。


ボディトップの塗装を剥がし、一度メイプルの生木の状態まで戻して、ツヤ消しのブラウンで仕上げます。

 

リフィ二ッシュのついでにクリーム色のプラスチック製のバインディングからメイプルのバインディングに巻き直しました。

 

 

この度の改造のご依頼ありがとうございました。
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  メーカー  ギブソン
  モデル名  タク マツモト ダブルカッタウェイ
  年式  2000年代
  作業内容  トップ板貼り替え

日本が誇るスーパーグループの一つといえばB'zですね。88年のデビューから25年近く経つ今もヒットチャートを賑わし、未だに根強い人気を誇っています。今回の主役ギターはそのB'zギタリスト、ギブソン社 カスタムショップ製、松本孝弘氏のシグネーチャーモデルです。

松本氏は近年世界的に有名なギターリスト、ラリー・カールトン氏との共演で話題になりましたね。

 

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専用フライトケース付きのモデルです。

今回のご依頼はボディのトップ材の交換です。

このTAKモデルには、5A以上のキルテットメイプルが使われているそうなのですが、トップ材の木目がオーナー様の好みでは無く、どうしてもトップ材は交換したいというオーナー様の強い思いからトップ材の交換という大掛かりな改造に至りました。

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貼り替える素材の選択肢としてフレイムメイプルやバーズアイメイプルなどがありますが、今回は杢目の大きなキルテットメイプル材をお選びいただきました。

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まずボデーからスタッド・アンカーなどのパーツをすべて外してから、ネックをボディから外します。


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トップ材をボディから外します。

 

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バックのマホガニーからPU、スイッチ、コントロール、キャピティなどの位置や形をアクリル材にコピーします。

そしてコピーしたテンプレートの形を参考にキルテッドメイプルをラフカットします。

 

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マホガニーのボディとトップ材です。

 

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クランプを使ってボディのバック面とトップ材を圧着します。

 

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圧着後、はみ出したメイプルトップをボディラインに合わせて削ります。

 

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ノミやカンナを使ってトップのカーブを削り込んでいきます。

 

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オーナー様からカスタムスタイルのTAKモデルをお借りして、トップのメイプルの形状を同じにしました。


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元々巻かれていた同じ厚さのバインディングが巻けるようにメイプルの部分をバインディングの厚みだけ削ります。

 

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黒色のバインディングをボディに貼り付けていきます。

この際、専用テープでしっかり固定します。


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バインディングが付くことによってボディラインがタイトになりました。

木目をシンナーで浮き上がらせてトップのカーブの形状を確認します。

 

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ネックの仕込み角やネックとネックポケットのジョイント部分が適切であることを確認後、ネックをボディに圧着します。

 

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キルトの木目を浮きだたせるためにブラウンカラーのステインを直接染み込ませます。

 

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トップコートのニトロセルロースラッカーをエアガンで吹き付けペパーで磨く作業を何度か行い、一定期間乾燥させた後、コンパウンドで磨き上げます。

 

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オーナー様の要望により、グラファイト製のナットからオールドギブソンでも使用されていたデルリン製のナットに交換しました。

 

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サーキットをボディに組み込み、元の状態に戻します。 

その際、セラミックコンデンサーをオレンジドロップに交換しました。
弦高調節、オクターブチューニングなどセットアップをして作業終了です。
オリジナルにあったような目の細かい木目も素敵ですが、

このような目の大きなキルトも鮮やかでいいですね!

 

この度の改造のご依頼ありがとうございました。
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   メーカー    ギブソン
   モデル名    L-5S 
   年式    1970年代
   作業内容    トラスロッド交換

ギブソンの中でも高級ラインナップである

L-5 CESをソリッド仕様にリメイクされたモデルです。

この時期の特徴として、レスポールのようなストップバースタイルでなく、L-5 CESタイプの物が使われています。

随所に高級感が漂っています。

主な愛用者にジャズ・ギターリストのパット・マルティーノ

、グランド・ファンク・レイルロードのマーク・ファーナーなどがいます。

 

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今回のご依頼は、トラスロッドの交換です。

2枚目の写真ではトラスロッドのナットがねじ切れて取れてしまっています。

 

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まずエボニーの指板に熱を加えて、パレットナイフをメイプルとエボニーの間を滑らせて指板を剥がして行きます。

 

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トラスロッドの上にはメトラスイプルで蓋がされていますので、それを取り除きトラスロッドをネックから取り外します。

 

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前のトラスロットと同じサイズにシングルロッドを金ノコ切り、ナットのネジを切ります。

 

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トラスロッドを仕込んだら、前と同じようにメイプルで蓋をして、クランプを使って指板をネックに圧着をします。

圧着時はネックに変な反りを作らないように慎重に作業を行います。

 

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ネックと指板の間をエアブラシを使って塗装の修正をして、フレットのすり合わせでフレットの頭の高さを揃えて作業終了です。

 

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  メーカー    ギブソン
  モデル名   ゴスペル
  年代   1970年代
  作業内容 バインディング巻き直し
(セルバインディングからメイプルへ)

 

Gibson社で1970年代に生産されていた、フラットトップ、アーチドバック(ラミネイトメイプル)仕様のゴスペルモデルです。

 

今回のご依頼はボロボロになってしまったセルバインディングの巻き直しです。

 

通常でしたら、同じようにセルのべっ甲柄のバインディングを新しく巻き直すのですが、オーナー様のご要望によりトラ杢が良く出たメイプルを使用します。

 

まずメイプルの角材を実寸よりも余裕を持たせて厚み2.0mm、高さ7.0mmのサイズに加工します。表 右側 左側、裏 右側 左側の計4本のウッドバインディングを用意します。

 

劣化してしまったバインディングはノミやサンドペーパーを使って取り除きます。

 

ボディトップのバインディグの内側に入っている1本0.5mmほどの白黒白のパーフリングと呼ばれるラインは残します。

 

ボディのサイドを曲げる時に使用するアイロンでボディの形状に合わせてメイプルのバインディングを曲げます。

 

べっ甲柄のセルバインディングを取り除いたボディに接着材を付けながら粘着力の強いマスキングテープで固定していきます。

 

ボディ面から出たバインディングはノミとサンドペーパーを使用して触っても違和感がないように整えます。

 

バインディングの角は触っても痛くないようにサンドペーパーで適度な丸みを付けます。

 

通常バインディングには塗装が施されていますので、生木の状態のメイプルにエアブラシを使用して部分的に塗装をします。

 

ボディの光沢に合わせて塗装をしたバインディング部分にコンパウンドを使用して磨きをかけます。

 

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   メーカー    フェンダー
   モデル名    テレキャスター
   年式    1950年代  
   作業内容    フレット・ナット交換 

愛用者はジャンルを問わずもはや数知れず。

キース・リチャーズ、ジェフ・ベック、ジェームズ・バートン、ジミー・ペイジ、ウィルコ・ジョンソン、マディ・ウォーターズ、スティーヴ・クロッパー、ノーキー・エドワース、ジョージ・ハリスン、ボブ・ディラン、マイク・スターン、ジョン・フルシアンテ、トム・ヨーク、エド・オブライアン、リッチー・コッツェンなどなど。

 

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写真からでもレリックモデルにはない本物の風格が伝わってきます。

今回のご依頼はフレット・ナットの交換です。

フレットの交換では打ち替えたフレットに合わせてナットも作り替えます。

 

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メイプル指板のフレット交換は指板の塗装を剥いでからフレットを打つほうが綺麗に仕上がるのですが、使い込まれたオールド独特の雰囲気を壊す訳にはいきませんので、今回は指板の塗装は残して作業を行います。


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メイプル指板が欠けないように慎重にフレットを抜いていき、オリジナルと同じサイズのフレットで打ち直します。

 

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フレットを打った後には多少のフレットの頭の高さを揃えるすり合わせが必要ですので、紙とマスキングテープを使って、しっかりとマスキング処理を行います。

 

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フレットのすり合わせ、磨き、牛骨のナットを取り付けて弦高の微調節を行なって作業終了です。

 

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  メーカー  グレッチ
  モデル名  ホワイトファルコン
  年式  1990年代
  作業内容  バインディング交換

1991年製のグレッチ社 ホワイトファルコン モデル。

ホワイトファルコンといえばブライアン・セッツァーやデヴィッド・クロスビー、THE BIRTHDAYのチバユウスケなど愛用者も多いですね。


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クリーム色のボディとゴールドパーツ、個性的なアーム、フィルタートロンピックアップ。

グレッチの最高機種なだけあってとてもゴージャスな作りとなっています。

 

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今回のご依頼は、所々割れて剥がれてしまった

バインディングの交換、そして剥がれたラメの補修です。

 

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刷毛でボディに接着剤を塗り、ピンセットで同じサイズのラメを少しづつ付けていきます。

 

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ホワイトファルコンのバインディングに使用されているオレンジ色のバインでング素材です。

ボディに巻きやすいように約6mmの幅でカットします。

 

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バインディング用の接着剤をボディに塗布し、巻き付けながらバインディングテープで固定します。

ボディとバインディングの間にラメが入るた為、通常のギターよりも剥がれやすいので、特に慎重に作業を行っていきます。


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しっかり固定されるまで一晩ほど置きます。


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しっかりと接着されたことを確認後、スクレイパーで余分なバインディングを削ぎ落とし、ボディとの高さを揃えます。
 

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新しく巻いたバインディングの部分に塗装を施し、磨き上げて作業終了です。

 

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  メーカー    ギルド
  モデル名    CE-100D  

  年式
   1960年代
  作業内容    ネック製作

ギブソン社のES-175と同様なボディサイズ、

PU・コントロールレイアウトを持つギルド社

の1960年代のオールドCE-100Dモデル


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当工房にこのようなパーツに別れた状態で

持ち込まれました。

今回のご依頼の内容は、このボディに合う

ネックの製作、及びセットアップです。

 

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当工房のアコースティックギターの製作で使用しておりますウォルナット、ローズウッド、ホンジュラスマホガニーを使用したラミネートネック材とインディアンローズウッドの指板でネックを製作することになりました。

 

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面白いことにヘッドのツキ板が綺麗に剥がされた状態で保存されていました。

このツキ板があれば、リアルにネックを再現することできます。

 

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ネック材にトラスロッドを仕込み、指板にフレットの

溝を切ります。

 

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ギブソンスケールのフレットの溝を切ったフィンガーボードにドレメルルーターを使ってポジションマークと同じ形、厚みでポジションマークを埋め込みます。

 

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指板を圧着したらフレットを打ちます。

幅広で背の低いジャズ向きのフレットをお選びいただきました。

 

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ネックジョイントはマーチンと同じようなダヴテイル

ジョイントです。

ネックの角度やセンターがしっか入りと出るように

調節を行います。
 

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ギター工房 ヴァリアス ルシアリー-11

ネックの握りは工房サンプルのレスポールの様にとサンプルを指定していただきましたので、サンプルと同じ形状に削ります。


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サーキットはほぼ60年代のオリジナルの状態ですので、ガリやノイズが出る部分は接点のクリーニングをします。

サーキットのメンテナンスが終わったらボディの中に戻します。

 

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ギター工房 ヴァリアス ルシアリー-17

フレットのすり合わせ牛骨ナットの取り付けなどセットアップを行なって作業終了です。

 

この度のネック製作のご依頼ありがとうございました。
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  メーカー    ワーウィック
  モデル名   サムベース6弦
  年代   1990年代
  作業内容  フレットレス加工
 エポキシコーティング

 

ブビンガの木目が美しいワーウィック社の6弦・スルーネック仕様のサムベースモデルです。
ワーウィック社は1982年にハンス・ピーター・ウィルファー氏によって設立されました。サム・ベースは1984年に発表され、その斬新なデザイン、当時殆んど使われることのなかったブビンガを大胆に使用したボディは瞬く間に話題となり、ワーウィックの名を有名にしました。




今回のご依頼は、フレットレス加工です。

フレットを抜く事によってウッドベースのようなウォームな音色を出すことができるので、ジャズやメロディを中心に演奏するプレーヤーに向いています。

 

まずはウエンジの指板が欠けない様に慎重にフレットを抜いて行きます。

 

フレットを抜いた溝にメイプルを0.5mm程にした薄い板を接着した後、指板面をペーパーを使って平面だしを行います。そうするとフレットのラインが白く残りますので、演奏性に支障をきたすことはありません。

 

指板面には保護の為にジャコ パストリアスのメインベースのようにエポキシでコーティングを施します。

 

エポキシ塗装面をコンパウンドで仕上げてナットとブリッジサドルの弦高調節を行なって作業終了です。

 

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  メーカー    ギブソン
  モデル名   ハミングバード カスタム
  年代   1990年代
  作業内容  ブリッジ周り塗装修正

 

1990年代のギブソン社 美しいインレイワークが施されているカスタム仕様のハミングバード。

カスタム仕様なのはインレイワークやペグだけではなく、サイドバックにココボロが使われています。

ハチドリの描かれたピックガードが特徴です。

 

今回のご依頼はブリッジの周りの塗装が浮いてしまっているので、その部分の塗装の修正です。

浮いている部分は数ミリなのですが、エボニーのブリッジの周りなので、よく目立ちます。

 

ブリッジ周りの塗装作業は、どうしてもブリッジが邪魔になりますので、初めにブリッジに熱を加えてパレットナイフを使用してボディから外します。

 

J-45モデルもそうですが、ブリッジのドットのパールの下には固定用のボルトが埋まっていますので、ブリッジプレート側のナットは予め外しておきます。

ブリッジを外したら塗装が浮いた部分を修正します。



塗装が浮いて空気が入ってしまった部分は塗装を剥がして新しく塗装を施します。塗装の修正が終わったらクランプで圧力をかけてブリッジを圧着します。
弦を張ってブリッジがしっかりと接着できていることが確認できたら作業終了です。

 

 

 

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