側音化構音の改善トレーニング中の小学生の生徒さん。
お悩みの当初、側音化構音で『「ち」が「き」に聞こえると小学校の友達に言われたことを気にしているようです。お友達に指摘されないよう、できるだけ早くトレーニングさせてあげたいです。』とのことでお母様からご連絡を頂きました。
「ち」や「じ」がはっきりと発音できないことも気になるとのこと。
お母様から見て、小さい時から話す時に片側の口角が上がるので、側音化構音かな、と思っていたそう。
また、舌小帯の長さも心配とのことでしたが、口腔外科で相談したとことろ、「舌小帯を切る前に、教室等で、滑舌トレーニングをしてみたら?」と言われ、ヴォイスレッスンジャスにお越しになったとのことでした。
オンラインレッスンにて、生徒さんの発音の仕方を確認すると、舌小帯の長さに心配はなく、「ち」や「き」「し」など、母音の「い段」の発音で、口の片側に引っ張りがありました。
生徒さんも「発音しづらい。」とのこと。
そして、とてもハキハキとして聡明な生徒さん。ご自身の意見をしっかりと持っています。
頭の回転が速いが故、言葉のスピードも速くなる印象です。
この場合は、頭の回転に合ったスピードに発音が追いつけば、明瞭に聞こえるようになりますので、側音化構音トレーニングを開始です!
側音化構音の場合は、舌が盛り上がって発音することにより起きていますので、盛り上がりをなくすトレーニングが必要。
舌が偏って盛り上がるため、口の片側から空気が抜けるなど、「き」が「じ」など別の音が出てしまいます。
オンラインのレッスンでは、50分間ですが、大人の方でも、
「アゴが~!」
「舌が~!」
と歓喜の悲鳴がよく聞こえますが、笑
まだ小学3年生(9歳)の生徒さん。
めげずに、
一生懸命「らーらーらーらーら」「きーきーきーきーき」と発音し、正しい舌の位置を固定してトレーニングして頂きました。
トレーニング後は、文章をお読み頂きますと、
「最初よりも、言いやすい!」とのこと。
ブラボー!!
根本的に舌の偏りをなくすため、発音が楽になります。
そして難関の「ち」の練習途中で、調子を聞くと、
『「つぃ」ってなる時があります。時々、お母さんに言われます。』とのこと。
自分では気づかないことが多いため、レッスンで発音を直し、ご自宅でもお母様に「ち」が「つぃ」になったら、生徒さんお伝え頂き直すようトレーニングをして頂きました。
まさに、二人三脚、いえ、三人四脚?
本当にお母様のサポートに大大感謝です。
そして、無事に「つぃ」を克服し、絵本や学校の国語の教材を使って読んで頂き発音をチェック!
生徒さん:「はなすぃしかけました」
私:「はなしの「し」が「すぃ」ってなってました。」
生徒さん:「あ!はなしかけました。」
もう生徒さんは、間違いをお伝えすると、瞬時に正しい発音に戻すことができます。
まさに調整力がついた証拠です
このように、少し音が「し」が「すぃ」となる場合には、正しい音に戻して~とこの繰り返しが、とっても大事。
そして、最近では、発音が固定できていましたので、先日調子を伺うと、
「もう学校の友達から聞き返されたり、言われなくなりました!」とのこと。
ブラボー!!
そして、前回のレッスンから少し間が空いたので、どうしたかな?と思っていましたら、
「今、奥歯が数本抜けてて・・・」とのこと!!笑
「おぉ!!奥歯!!!」
思わず、大爆笑でした。笑
「ち」「じ」の発音は、前歯があれば大丈夫!!ですので、ひとまず安心。笑
そして、順調に改善に繋がったのも、生徒さんとお母様のお二人の努力の成果ですので、お二人の頑張りに、本当に脱帽です。
ラストスパート、練習を引き続き、頑張って頂ければと思います!
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