さしすせそが言えないです、とお悩みでお越しになった生徒さん。
「仕事中も話しづらさがあるため、何とか改善をしたいです」ということでした。
お悩みを話してくださる間も、「さしすせそ」「たちつてと」の発音で、舌が上下の歯より前に出るなど、英語の「th」の状態がありました。
さ行の発音は、歯並びや顎の開き方、舌の位置により、「音」の明瞭さに違いが出ます
さ行の発音全体が言いづらい方は、「【滑舌の専門家が分析】「さ行」が言えない5つの原因」や、
滑舌トレーニング【さ行の発音理論】もご参照ください。
生徒さんの場合は、アゴや舌の位置により、発音がしづらくなっていましたので、早速滑舌トレーニングを開始です
トレーニング中は、舌が中々思うように動きませんでしたが、
「さしすせそ」や「たちつてと」「ざじずぜそ」以外の言葉ははっきりとされているため、
練習もサクサクと進みました
正しい舌の位置の発音に関しては、調整の必要がないほどでしたが、
さ行やざ行が言葉の中に入ると、途端に発音が悪くなる状態です。
根本的な舌の位置を整えることで、さ行の滑舌は改善が可能ですので、
舌の位置を固定するための滑舌トレーニングを細かく行いました。
レッスン後、文章をお読み頂きますと、
「読みやすいですなんですかこれ。
」と生徒さん
軽くなって、笑える状態でしょうか。
嬉しい限りです
この段階では、まだ「さ行のトレーニング」は行なっていませんでしたが、
舌の位置を整えたことで、全体的な発音が良くなった状態です。
しかしここからが本番で、さ行の滑舌トレーニングに入りますと、
「相当意識を置かないと、このポジションに舌がいきません」とのこと。
今までの癖をなくすため、新しいポジションに瞬時に発音の位置を戻さなくてはなりませんが、ここは生徒さんにとって大変な場所。それと同時に改善のポイントでもあります
さ行の発音は簡単に調整ができる場合と、今までの癖を取り除くため、繰り返し動作が必要な場合がありますが、これこそが、根本的解決に繋がる練習です
この舌の位置をキープし、アゴや歯の位置を確認し、
ご自宅でのトレーニングを頑張って頂きまして、最近の調子を伺うと
「さ行が以前よりも発音しやすくなってます」とのこと。
文章をお読み頂いても、以前とアゴの位置や開き方に違いがあり、
何と言っても、発音が綺麗です
生徒さんの「さ行の発音が悪い原因」は下記によるものでした。
・発音時の上下の歯の開きが強い
・さ行の舌の位置の間違い
・舌の位置の間違いがあるのは、アゴの開きによるもの
原因は明らかですので、その点を改善するトレーニングを行うと必ず滑舌は改善されます。
お仕事の時にも発音がしやすくなっているとのことでしたので、
引き続き、「た行」の滑舌もどんどん克服して頂きたいと思います
し、ち、など「イ段」が苦手な方は、「イ段」が言いにくい、発音できない理由とは?をご参照ください。
日本初、滑舌トレーナーによる
滑舌矯正、滑舌トレーニングを行う東京・渋谷の滑舌教室です
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