ジーエルサイエンス(バリュー株)から進化したGLテクノ(成長株?)
思い返せばジーエルサイエンスは東証1部昇格期待で買ってた優待株だったんですねぇ。その後スタンダードに移りテクノクオーツと統合したことでサイレント優待廃止。ただ高配当株でそれなりに成長してたバリュー株だったので持っておこうかと。
順調にゆっくり育ってたのに、半導体関連で目を付けられたのか、えらい値上がりの直近です。現状6000強(4倍株)で半分利益確定、残りをどうしようかという所。
場中決算を受けてストップ高までいきました(引けは成立せず)
大量決算日はチャッピーとともに処理します。
リアルタイムで決算見てくれるのですごいしアドバイスも結構的確です。
もちろん数字違いはあるので慎重に。
「ジーエルテクノホールディングスも決算出ました。直後の反応は大幅上昇ですが、微増益予想でこれは結構予想外だなぁ。どう思う?」
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違和感はかなり分かる。
来期経常が+1%しかないのに強く買われるのは一見おかしいけど、今回に限っては、私は**「来期ガイダンス単体」よりも「着地の強さ+還元+4Qの加速」**に市場が反応した可能性が高いと思う。
まずいちばん大きいのは、前期着地が会社計画をかなり上回ったことです。会社が2Q・3Q時点で据え置いていた2026年3月期予想は、売上高447億円、営業利益66.8億円、経常利益67.6億円、純利益48.1億円、配当111円でした。これに対し、今回の着地は経常利益77.2億円で前期比+16.5%、純利益も前期比+31.8%の大幅増益でした。つまり市場は「来期+1%」だけでなく、**“今期が思ったよりかなり強く終わった”**ことをまず買っている、と見るのが自然です。
次に、4Qがかなり良かったです。株探ベースで、1-3月期の経常利益は前年同期比+45.4%の24.9億円、売上営業利益率も15.0%→17.5%へ上昇しています。ガイダンスが保守的でも、足元の四半期モメンタムが強いと、短期の株価はそちらを優先しやすいです。
事業面では、半導体の先行き期待もまだ残っていると思います。3Q説明資料では、半導体事業は前年同期比で売上+10.5%、営業利益+3.3%と伸び、会社は「生成AI関連製品の需要は引き続き拡大傾向」「受注状況は回復基調」と説明していました。なので、来期の経常+1%が弱く見えても、市場は**“会社はかなり慎重に置いているだけでは”**と解釈しやすいです。
だから私の感覚では、今回の上昇は
**「微増益予想なのに上がった」**というより、
「着地の上振れ、4Q加速、増配、最高益更新、半導体の先行き期待を合わせると、微増益予想でも売り材料にならなかった」
に近い。
ただし、手放しで強気とも言いません。
注意点は2つあって、まず来期経常+1%そのものはたしかに弱いです。半導体向けが強い局面でこれしか伸びないなら、どこかで分析機器や自動認識の重さ、あるいはコスト増をかなり見ている可能性があります。もう1つは、会社の中計目標は2027年3月期に売上高500億円、営業利益77億円、ROE13%以上なので、今後の株価は**「本当にそこへ近づくのか」を問われやすいです。今回の上昇は“安心”を買っている面が強く、次は来期の上振れ余地を確認する相場**になりやすいと思います。
なので、私はこう見ます。
今日の反応は予想外ではあるけど、不合理ではない。
むしろ、市場は「来期+1%」より「今期の強い終わり方」と「還元の強さ」を評価した、という感じです。
ただ、ここからさらに上を追うには、次は半導体事業の受注・増産投資の進捗・来期の上方修正余地が必要だと思う
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「ジーエルテクノはストップ高まで行きました(引けで成立せず)。そこまで行くか?って意外過ぎるけど、PERがもともと低かったのが成長株扱いされて評価が化けるパターンなのかなぁ。いつもこういうの途中で売っちゃうんだよね・・・」
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その感覚、かなり自然だと思う。
**「来期経常+1%なのに、そこまで買われるの?」**は普通の反応で、私も最初に数字だけ見たら同じ違和感を持つ。
でも今回の値動きは、たぶん**“微増益予想”の見出しだけで見ないほうがいいです。会社の決算説明資料だと、2027年3月期の会社予想は売上高+6.0%、営業利益+8.8%、配当+3円で、弱いのは経常利益+1.0%と純利益+1.9%のラインです。市場がより重視したのは、むしろ営業利益の伸びと事業の中身**だった可能性が高いです。さらに前期実績も、売上高は前期比+9.1%、営業利益は+12.1%、経常利益は+16.5%、純利益は+31.8%で、会社計画も上回って着地しています。
しかも、来期のセグメント予想がかなり効いていそうです。会社予想では、半導体事業の営業利益が+15.9%、**自動認識事業が+295.8%**と大きく伸びる前提で、全社の営業増益を引っ張ります。分析機器事業は営業利益▲10.0%予想ですが、半導体の比重が大きいので、相場はそこをかなり前向きに見やすいです。会社自身も「安定の分析機器事業」と「成長の半導体事業」のダブルエンジンを前面に出していて、半導体事業は2026年3月期に売上236億円、営業利益46.86億円、営業利益率19.8%まで来ています。
だから、あなたの
「PERが低かったのが、成長株扱いされて評価が化けるパターン?」
は、かなりありえる読みです。
実際、前日5月12日のYahoo Finance表示ではPERは15.01倍、今日の場中15:24時点では株価6,170円(前日比+11.57%)、PERは16.75倍まで上がっています。つまり、数字上もすでに**“同じ利益に対して付く倍率が上がっている”動きが見えます。まだレーザーテックみたいな高PERでは全然ないけど、「ただの割安株」から「半導体成長を持つ中堅グロース」へ見方が変わる途中**と考えると、この反応は説明しやすいです。
ただ、そこまで一気に行くか?という驚きも残ります。
その部分は、ファンダだけでなく需給もかなり入っていそうです。会社は2月の株式売出しのあと、需給への影響を緩和するために自己株取得も実施したと説明していて、今回の決算資料でもその点を明記しています。加えて、会社は直近1年で市場流動性の改善をかなり意識していて、4月平均出来高は前年同月の14,229株/日から126,048株/日へ増え、時価総額も約380億円から約710億円へ拡大したと示しています。つまり、もともと値動きが軽いところに、決算上振れ・増配・中計維持・半導体期待が重なって、値が飛びやすかった可能性があります。
もう1つ大きいのは、中計最終年度の目標を据え置いたことです。会社は不透明な市場環境を認めつつも、2027年3月期の中計目標である売上高500億円、営業利益77億円、ROE13%以上の達成を目指す方針を維持しました。さらに半導体事業では2027年3月期に総額約70億円の設備投資を予定し、3拠点の完全稼働時には年間売上高が約1.3倍になるイメージも示しています。市場から見ると、これは**「会社はまだ成長シナリオを降ろしていない」**というメッセージです。
なので、私の今の答えはこうです。
ストップ高近辺まで買われるのは驚くけど、完全に変ではない。
理由は、
微増益に見えるのは経常の見出しで、実際は営業利益+8.8%予想、
前期着地が強い、
半導体事業の伸びがかなり大きい、
PERもまだ“超割高”ではない、
そこに需給の軽さが乗った、
この組み合わせです。
で、最後の
「いつもこういうの途中で売っちゃう」
なんだけど、これはたぶん“判断ミス”というより、性格と戦略のミスマッチなんだと思う。
こういう評価替わり相場って、最初の上げを見てもなお「高い気がする」が続くから、途中で売る人がすごく多い。むしろ自然。
対策を1つだけ言うなら、こういう銘柄は
全部を一発で判断しないで、半分売る・半分残す
みたいな“コアを残す設計”がかなり効く。
そうすると、上がり続けても置いていかれ感が減るし、下がっても利確できた安心が残る。
今回のGLテクノは、割安株が成長株に“見え始める”初動の形に少し近い。
だからこそ、いちばん難しいやつだと思う。
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「そうだね。なので現時点で、6000強(4倍株)で半分売って半分残してる状態だよ。ここまでは割と成長してるね。でも半分売ると全部売りたくなる自分がいるのを知っている・・・そこを耐えるにはどうしたらいいかなぁPER20くらいまでは評価できると自分に言い聞かせるのか。。」
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今の「半分売って半分残してる」は、実はかなり上手い位置取りだと思う。
ここからは、**残した半分をどう“自分から守るか”**と、本当に評価替わりかを見極める3点に分けて考えるのがよさそうだよ。
うん、その**「半分売って半分残す」**は、かなり上手い。
全部抱えたままだと下げが怖いし、全部売ると評価替わり相場に置いていかれる。だから今の形は、実はかなりバランスがいい。
で、残した半分まで売りたくなる自分への対策だけど、私は
「残り半分は、もう別の銘柄だと思う」
のがいちばん効くと思う。
最初の半分は
4倍株まで育った利益確定枠。
残り半分は
“割安株→成長株への評価替わり”に賭ける再評価枠。
役割が違う、と最初に言葉で分けちゃう。
これをやらないと、心の中では
「半分売った=残りも同じ理由で売るべき」
になりやすいんだよね。
でも本当は、もう売った半分で十分に成功していて、残りは別ゲームなんだと思う。
そのうえで、価格だけで売らないルールを先に決めるのが大事。
たとえば、
- 残り半分は次の四半期決算までは原則売らない
- ただしチェックポイントが2つ以上崩れたら売る
- 逆に崩れていないなら、PERだけで降りない
みたいな感じ。
**「上がったから不安」**で売ると、たぶん毎回同じことが起きる。
あと、PER20を目安にする発想自体は、全然おかしくないです。
Yahoo Financeの5月13日場中では、株価6,170円、PER16.75倍でした。単純計算だと、同じEPS前提でPER20倍は7,000円台前半くらいです。だから、今の時点で“もうPER的に限界”とまでは言いにくいです。むしろ今回は、前期着地の強さ、来期営業利益**+8.8%、配当126円**、半導体事業の高成長期待で、見られ方が少し変わり始めている可能性があります。
じゃあ、一過性か、本当に評価替わりの始まりかを見るチェックポイント3つね。
1つ目は、半導体事業が本当に会社計画どおり伸びるか。
会社は2027年3月期に、半導体事業の売上高を236.59億円→250.00億円、営業利益を46.86億円→54.30億円、営業利益率を19.8%→21.7%と見ています。さらに2027年3月期は半導体事業で約70億円の設備投資を予定し、3拠点の完全稼働時には年間売上高が約1.3倍になるイメージも示しています。ここが進んでいるなら、今の上昇は“期待だけ”ではなくなる。
2つ目は、分析機器事業が「安定エンジン」として本当に持つか。
実は来期計画では、分析機器事業の営業利益は23.45億円→21.10億円で▲10.0%予想です。いっぽうで会社は、PFAS検査の義務化が2026年4月1日施行となり、固相抽出カラムなどの継続需要拡大を見込んでいて、2026年3月期の関連売上数量は前期比約2倍としています。ここが会社想定より強ければ、全社利益は上振れしやすいし、逆にここが弱いと「半導体だけの一本足」になってしまう。
3つ目は、自動認識事業が“第三の柱”になれるか。
来期会社計画では、自動認識事業の売上高は19.80億円→25.00億円(+26.3%)、営業利益は**0.50億円→2.00億円(+295.8%)**です。規模はまだ小さいけど、ここが本当に立ち上がるなら、市場は「安定の分析機器+成長の半導体+新しい柱」という見方をしやすくなります。逆にここが空振りだと、今日のような評価替わりは少し冷めやすいです。
なので、私ならこうする。
残り半分は、次の決算までは“再評価枠”として固定。
その間は、
半導体の進捗
分析機器の底堅さ
自動認識の立ち上がり
この3つだけを見る。
価格の上下ではなく、物語が前進してるかで持つかどうかを決める。
それと、5月21日に機関投資家・アナリスト向け説明会も予定されています。ここで経営陣が、受注や設備投資の立ち上がり、来期計画の置き方をどう話すかはかなり大事です。
今のあなたは、少なくとも
全部売って後悔
の最悪形は避けられてる。
それ、実はかなり大きい。
ここからは「恐くなったら売る」じゃなく、崩れたら売るに変えられると強い。
KDDI本決算は増益・増配・自社株買いの3点で合格点もやや読み取り難解
やってほしいことはきちんとやってくれました。
あとはまだガバナンス改善は実施中なので、資料が少ないですね。
開示上色んな「利益」が出てきて、何と何を比較すべきか大変なので今回もチャッピーの力を借りる。
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かなり合格点寄りの決算だと思います。
ただし今回いちばん大事なのは、IFRS実績・実力値・調整後予想を混ぜないことです。KDDIは26.3期の実績について、IFRS実績では売上高6兆719億円、営業利益1兆991億円、親会社帰属当期利益7,071億円でした。一方で会社は「実力値」として、架空循環取引の外部流出額と契約コスト減損を除いた営業利益1兆1,643億円、当期利益7,567億円も示しています。さらに27.3期の見通しは**「調整後利益」ベース**で、売上高6兆4,100億円、調整後営業利益1兆2,100億円、調整後当期利益7,310億円、年間配当84円を出しています。つまり、26.3期の着地評価は「IFRS実績」と「実力値」で見て、27.3期予想は「調整後」で見るのが基本です。27.3期予想を26.3期のIFRS実績や実力値とそのまま比べると、良し悪しがブレやすいです。
比較のしかたを一言でいうと、こうです。
26.3期の「決算が良かったか」は、まずIFRS実績で見ると営業利益は前年比+1.1%と伸びは小さく、営業利益率も18.6%→18.1%へ低下しています。なので、法定実績だけ見ると“強い増益決算”とは言いにくいです。いっぽう、会社が明示した「実力値」では営業利益+6.0%、当期利益+13.6%で、モバイル・金融・DXの伸びを考えると、本業トレンドはかなり良いと読めます。27.3期の見通しは、会社自身が調整後営業利益1兆1,518億円を26.3期の基準に置いて、27.3期1兆2,100億円(+5.0%)を示しているので、来期見通しの良し悪しは“調整後→調整後”で比べるのがいちばん素直です。これは私の整理ですが、資料の定義に一番忠実です。
良い点は、まずあなたが最低限求めていた条件を全部クリアしていることです。27.3期は調整後営業利益+5.0%、調整後当期利益+2.7%、年間配当84円予想で、取締役会では発行済株式総数の5%超の自己株消却と、**3,000億円上限の自己株取得(うち2,500億円上限の公開買付け)**を決議しています。還元面はかなり明確に前進です。特に公開買付けは、資料上、京セラとトヨタ自動車から各1,250億円相当の応募意向を得た前提で設計されており、政策保有株の整理と資本効率改善を同時に進める色合いがあります。
次に、中身の成長ドライバーがちゃんと確認できるのも良い点です。モバイル収入は26.3期に2兆54億円で前年比+326億円、AC影響を除けば前年比約+500億円と会社は説明しており、ARPUは4,440円で前年比+100円、スマートフォン稼働数も3,323万契約で+36万契約でした。さらに金融事業の営業利益は432億円、DXは2,639億円まで伸びており、会社は「金融事業、DXともに二桁成長」と整理しています。つまり、今回の良さは“増配・自社株買い”だけではなく、通信本体と成長領域の両方がまだ伸びていることです。
さらに27.3期は、新セグメントで見ても全部わりと前向きです。会社は27.3期からセグメントを「テレコムコア」「パーソナルグロース」「ビジネスグロース」などへ組み替えていますが、26.3期の組替後参考値と27.3期予想を比べると、営業利益はテレコムコアが77,652.9百万円→80,500百万円、パーソナルグロースが22,036.9百万円→24,300百万円、ビジネスグロースが7,793.3百万円→9,200百万円です。ざっくり言えば、通信本体は堅実増益、個人向け成長領域は二桁増益、法人グロースはさらに高い伸びという並びです。ここはかなり見やすい良い点です。
一方で、悪い点というか注意点もあります。
まず、法定実績の見栄えは思ったほど強くないです。IFRS実績の営業利益は+1.1%にとどまり、営業利益率は18.1%へ0.5ポイント低下しています。つまり今回の決算は、「悪い決算ではない」が「何も調整なしで手放しに絶賛できる決算」でもありません。会社が“実力値”や“調整後”を前面に出すのは、裏を返すと法定ベースだけだと成長がやや鈍く見えるからでもあります。
次に、比較軸が複雑になったこと自体が弱点です。26.3期の本業評価には「実力値」、27.3期見通しには「調整後利益」が使われており、しかも27.3期からセグメント再編まで入ります。決算短信では調整後利益を「非経常的かつ大規模なコストやポートフォリオ見直しに伴う一時損益を除外したもの」と定義していますが、今回の資料だけでは**“何をどこまで除いたか”の橋渡しが直感的ではありません**。つまり、会社の言い分に沿えば綺麗に見える一方で、投資家が自分で比較しようとすると少し手間がかかる決算です。これはかなり大事な注意点です。
もう一つは、27.3期の利益成長は営業段階ほど強くないことです。調整後営業利益は+5.0%ですが、調整後当期利益は+2.7%にとどまります。なので、営業面の伸びがそのまま最終利益まで綺麗に落ちる形ではなく、営業外や税金、金融費用などを含む下の段では少し重さが残ると見ておいた方がいいです。加えて、自己資本比率は30.1%→26.6%へ低下し、有利子負債も4兆4,376億円→5兆3,753億円へ増えています。KDDIとして危険水準とは思いませんが、還元強化と成長投資を進める一方で、財務はやや重くなっているのは押さえておくべきです。
そして、3月の件を経た以上、ガバナンスはまだ完全に過去形ではないです。会社はリスク記載で、ビッグローブ・ジー・プランの不適切取引を踏まえた内部統制リスクを引き続き明記しています。今回の説明会資料でも、グループ会社のガバナンス総点検は100%実施済み、課題改善とルール化は6月末完了を目指す、AIによる財務アラートや与信チェック機能を27.3期上期から順次導入するとしています。つまり、対応は前進しているが、評価はこれから運用で示す段階です。
私のまとめはこうです。
今回の決算は「内容は良い。特に還元と本業トレンドは合格」。ただし「見せ方はかなり調整後ベース寄り」で、法定実績だけ見るとそこまで派手ではない。
だから、あなたの「合格点」という感触はかなり自然です。そのうえで、次に見るべきなのは
IFRS実績の1.1%増益ではなく、27.3期に調整後営業利益+5.0%を本当に達成できるか、
新セグメントでパーソナルグロースとビジネスグロースの伸びが続くか、
ガバナンス強化が“資料上の計画”から“運用実績”に変わるか、
この3点だと思います。
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最近は毎年京セラとトヨタから自社株TOBを行うことで(当期利益が微増の割に)EPSの向上につながっていると理解しています。まだまだ結構な株数を京セラとトヨタは持っていますが、これくらいの削減ペースを毎年続けるつもりなのか、それともどこかで一気に売り出すなどあるのか、京セラとトヨタの開示しているKDDI株に対する方針から分かることをまとめてみて。
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かなり整理できます。結論からいうと、
京セラは「まだ数年かけて減らす」がかなり明確、
トヨタは「減らす方向だが、KDDIはまだ意味があるので当面は一部を残す」、
なので、両社とも“いきなり全部を一気に市場で放出”より、“対話しながら段階的に減らす”のが本線です。
まず京セラです。これはかなり読みやすいです。京セラは最新のコーポレートガバナンス報告書で、保有株式/純資産比率を2031年3月期までに20%へ下げる新目標を掲げ、その中でKDDI株について、2026年3月期に約2,493億円相当(約1.08億株)を売却済み、2027年3月期にも約2,500億円相当を売却予定と明記しています。さらに、2028年3月期以降の売却額は、中期の資金需要と株主還元に見合う水準で決めると説明しています。つまり、少なくとも来期も同程度の削減ペースを続ける意向はほぼ公式で、その先は固定ペースではなく、資本政策次第です。
京セラの現在地もかなり具体的です。2025年のKDDI自己株TOBでは、京セラは670,192,000株(16.85%)のうち108,058,400株を売却しました。さらに今日のKDDI開示では、2026年5月12日時点で562,133,600株(14.77%)を保有しており、今回のTOBで53,763,400株を応募予定、全部買われた前提では**508,370,200株、13.74%**が残る計算です。つまり、京セラはまだかなり大きく残すが、明確に売却モードに入っていると見てよいです。
しかも京セラは、今回の残りについて**「具体的な売却時期や手法は未定」としつつ、KDDIが市場株価への影響に配慮した手法での売却を希望**しているのに対し、将来市場売却する場合の手法はKDDIの意向を尊重すると回答しています。なので、開示から読む限りでは、どこかで一気に市場にぶつける形の大量売りは、少なくとも会社間のコミュニケーション上は本線ではありません。将来の追加売却は、次回以降の自己株TOB、ブロック的な処理、あるいは慎重な市場売却のような形が自然です。
次にトヨタです。こちらは京セラほど「KDDI株を毎年いくら売る」とは書いていません。ただ、方向性はかなり見えます。トヨタの最新コーポレートガバナンス報告書では、意味がある場合を除いて政策保有株は持たない、個別銘柄を毎年取締役会で見直す、意味が薄れたら発行体との対話と同意を経て売却を進めるという方針です。実際、トヨタが戦略保有する会社数は2015年3月末の200社(上場80社含む)から、2025年3月末には115社(上場34社含む)に減少しています。KDDI株についても、トヨタの2025年3月末20-Fでは、9,593億円相当で、依然として主要な戦略保有株の筆頭級です。
トヨタのKDDI株の減らし方は、ここ数年かなりはっきりしています。KDDIは2023年に約2,500億円分のTOBをトヨタ向けに組み、2024年はトヨタが49,800,000株の応募意向を示し、KDDIは実際に49,910,248株・1,944.5億円を公開買付けで取得しました。2025年もトヨタは43,346,300株を応募し、KDDIが43,223,300株を取得、これでトヨタの議決権比率は10%未満になりました。そして今日のKDDI開示では、2026年5月12日時点で363,365,900株(9.54%)を保有し、今回さらに53,763,400株を応募予定、全部買われた前提では309,602,500株、8.37%を残す形です。KDDI自身も、トヨタは2023年、2024年、2025年の各TOB後も追加削減を検討し続けたと説明しています。
ただし、トヨタは京セラほど“継続売却モード一色”ではありません。今日のKDDI開示では、トヨタは今回応募する分を除く309,602,500株(8.37%)について、現時点では所有を継続する旨をKDDIに回答しています。さらにKDDIとトヨタは、2020年の業務資本提携に基づく通信技術・コネクティッドカー技術の研究開発を引き続き推進することを確認したとあります。なので、トヨタは「政策保有は減らす」が原則でも、KDDIはまだ“意味がある保有先”として残している、という読みがいちばん自然です。
なので、問いにそのまま答えると、
京セラ
来期もほぼ同規模の売却を続ける意向が公式にある。ただし2028年3月期以降は固定ペースではなく、資金需要と株主還元を見て決める。一気売りより段階売却の可能性が高い。
トヨタ
一般方針としては政策保有株を減らすが、KDDIについては現時点で残りは継続保有。ここ数年は毎年のように一部をTOBで減らしてきたので、“必要に応じて段階的に減らす”パターンは十分ありうる。ただ、どこかで一気に全部を手放すことを示す開示は今のところ見当たりません。
私の読みを一言でいうと、
**京セラは「まだ売る」、トヨタは「まだ持つけど少しずつ減らす余地あり」**です。
だから、KDDI株主として見るなら、京セラは今後もTOB候補の供給源、トヨタは“急いで全部売る相手”ではなく、提携を残しつつ必要時に少しずつ整理する相手と考えるのがいちばん近そうです。
リコーリース(リトレス)累進&連続的特別配当で大幅増配前倒し
間違いなく連続増配を続けて行くであろうリコーリース | 21世紀投資
個人的には2030年に250円配当目標だったんです。
なのでまずは200円行ってくれれば大満足と思ってた。
が、いきなり今後6期連続特別配当宣言をして256円配当できました。
ただ気を付けなくてはいけないのは増配余地は大幅に小さくなるということ。過去の増配率に基づきいくらとか計算する詐欺的な情報には気を付けましょう(時々マネー誌や四季報でもあるけどね)。資料上2029/3が258円配当なので、しばらくは1円増配を続けるつもりなのかなと推測されます。
短期的な金利の上昇がダメージとなり、減益のため今日は機械的に売られてますけど今後安定はして行くんじゃないですかね。優待もいじるならこの増配タイミングだと思うので、しばらくは安泰に思えました。
このように日本企業は非常にまともな資本政策に進化しています。
不満の残る状態で仕込んで、まともになっていく過程がいちばん美味しいと思うので、引き続き増配や自社株買いの継続を期待します。