これ音楽ブログなのにまた書籍の話です。
何気なく斎藤隆介さんの古本を買う。
かなり以前にシリーズで所持していた(実家にまだあるかな?)のは確か講談社文庫のものだったか。
そして斎藤さんの書く物語は滝平二郎さんの切り絵とは切り離せません。このコンビ、唯一無二です。
こんなに短い話なのに鮮烈で強烈で、尚且つとことん優しい。
絵と合わせ、忘れがたい物語です。
ベロ出しチョンマ
八郎
モチモチの木
三コ
ソメコとオニ
昔、「ベロ出しチョンマ」の民芸品を探してみたことがあるのですが果たせず、後年あれが架空の神社で架空の民芸品であることを知りました。
但し、「ひさの星」だけは、いわさきちひろさんの絵が
圧倒的な存在感を放っています。
物語のイメージがもうこれそのもの。
画家さんって素晴らしい。
挿絵と深く結びついた作品ってなんか好きです。
そういえば「ドリトル先生」シリーズは作者のヒュー・ロフティング自身が挿絵を手掛けていて、あれも物語と切り離せない存在です。
ちょっとブラックな絵柄が味わい深く、こちらはいまだに手元に置いてあります。
こちらは、通常のサイズのものも良いですが、自分の中では岩波少年文庫版の井伏鱒二さん訳が定番です。
ベロ出しチョンマを朗読しているyoutubeもありますね、、