Terry Bozzio LIVEレポ(写真てんこ盛り) | 音楽見聞録

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CDレビュー中心のつもりが、映画や書籍など他の話題も。

Terry Bozzio LIVEレポと言いながら、実はインプレッション的内容はそれほどありません。そのかわり今回は写真いっぱいです!


11月29日(土)六本木STB139にてライブがありました。メンバーは次のとおり


Terry Bozzio(Dr)

Pat Mastelotto(Dr)

Tony Levin(B)

Allan Holdsworth(G)


ボジオのライブは以前にも体験しましたが、今回はバックがビッグネームばかり。当初、トレイ・ガンが参加する予定が急遽トニーに変更となりました。


ライブの内容は40分前後の長尺の2曲に少々短めのアンコール1曲。長尺の2曲(アンコールも高い割合で)はいずれもほぼスポンティニアスなインプロビゼーションです。コレは聴く方もかなりの緊張を強いられる時間でしたね。


ボジオのドラムもビートを刻むよりは「パーカッショニスト」としての技量を見せつけるようなプレイでした。

やはりドラマーとしての彼を聴くにはバンドの一員として、の方が良いかもしれませんね。従ってタイトなリズムキープはパットが担当。


トニーのスティックもアランのギター(ほぼ全編シンタックスか?)も正に「自分色」のプレイでしたが、ちょっと精細がかけていたかも・・・・ボジオの方法論はある意味とても危険性をはらんでいる。完成度と裏腹な部分もあるような気もします。ボジオ自身は今回のツアー、インプロ中心なだけに日々異なる展開があり非常に満足しているようでした。

アランのギターが生きるのはやはりビートがあってコードがあって、のフォームの上なのでしょう。フリーフォームやモードでは真価を発揮しないのかもしれません。


そう言えばボジオさん、メンバー紹介では自分を「オリビア・ニュートン・ジョン」と名乗ってましたね(笑)


さて、お楽しみは演奏終了後のサイン会。昔から音源でしか聴いたことない海外のあこがれのミュージシャン達にまさか実際に会えて、しかも会話をかわし、握手、御手自らサインももらえるなんて・・・これは私のようなオヤジでも舞い上がってしまいます・・・・


TB-1


と言うわけで、写真に4人のサイン。ここまでは主催者側の言うとおりおとなしく・・・・


TB-2

ボジオ氏には会場で購入したCD(内容はソロドラムのみ、というCD。これを繰り返し聞くとは思えないが・・・)を提示。彼はとてもフレンドリーな感じで、自分の方から客に握手を求めてくるような人。

このようなシチュエーションは2回目だったのでそれほど緊張しなかったのですが・・・


TB-6

続くはトニー・レヴィン。この人は一体どれほどの作品に参加しているかわからない超売れっ子。


TB-3

・・・で、このあたりから緊張&次第に掟やぶりになっていきます。(・・・主催者の方すみません)

主催者側からは2ショット写真はNG、サインも会場で購入したもののみ可、という注意があったのですが、いやそこはミュージシャンシップというかプレイヤーを敬愛する気持ちというか・・・いやはや・・・言い訳になりません。これがあるんで並び順は最後尾です。


トニーには写真と一緒にそっとピーターガブリエルの「プレイズ・ライブ」のジャケを差し出しました。

彼は「ホゥ!」という声と共にうれしそうな顔をしてくれサインをば・・・ピーガブでのプレイは彼の中でも大きなウェイトを占めているようです。


TB-7

で、お次はアラン・ホールズワース。やばいなあ・・・・テンペストだよ。ゴングだよ。ソフトマシーンだよ。

そしてライフタイムですよ!!


TB-4

アランは少々気むずかしい印象でしたので、どうかな~?と思いつつも写真に添えて差し出したのはトニー・ウィルアムス・ライフタイムの「ビリーブ・イット」でしたが、ここでちょっと胸が熱くなるような出来事が。


アランはCDのジャケットをすぐに手に取り、実に愛おしそうに右手の親指でトニーの額のあたりを何度もなでるんです。「ォォ~」と低く唸りながら。ご存じの方も多いと思いますがトニーは97年に心臓発作で急逝しています。

私がひとしきりこのアルバムに対する賛辞を述べた後、おもむろにサインをしてくれた彼は一言静かな声でそれに対し「・・・・indeed・・・・」と。


この静かで重い「indeed」の一言に込められた様々な思いを考えると胸が熱くなりますねえ。


TB-8


そして最後は最高に陽気だったパット・マステロットさん。(正面の写真がない・・・)


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彼はこの4人のメンバーの中では一番知られていないのかなと思いますが、「Mr.Mister」というバンドの後はスタジオ・ワークを中心に活動し、その後ご存じキング・クリムゾン(これは何代目になるやら・・・)に加入、ビル・ブラフォードとのダブル・ドラムで活動中のドラマーです。


実はクリムゾンでの彼のクレジットはドラマーではなく何故か「Traps and Buttons」なのですが、この名称が恐らく初めて使われたアルバムがXTCの作品中、私のフェイヴァリット・アルバムでもある「Oranges & Lemons」でした。このアルバムのドラムが彼であることを知る人は少ないかもしれませんね。


・・・で、写真と一緒にこのアルバムを差し出すと破顔して大声で「ワォ~!」です。

ここから実に面白い会話が進みました。

「ねえねえこのジャケットさあ、知ってる?XTCのメンバー3人のイラストなんだけど、実はボクもいるんだよ。どれだかわかる??」と。これに対して私が答えあぐねていると彼が「これなんだよ」と教えてくれました。


TB-10

それが上の写真です。このイラストは左から、アンディ・パートリッジ、コリン・ムールディング、デイヴ・グレゴリーなんですが、コリンの持っているベースのヘッド部分(青く示している部分です)に確かに小さな「横顔」が。


いや笑いました&トリビアです。本人が言うんだから間違いないでしょう。で、パットがどうしたかと言うとこのジャケットをひったくると隣のアランとトニーに見せ、説明し始めました。


「XTCのこのアルバム、ボクが参加しているんだけど、ジャケットにはさあ・・・・・」てな具合で。

アランはジャケ裏を見て「ふ~ん」と。(上のパット氏の写真はその時の様子です)


私がこのアルバムをすごく好きである事を伝えるとパットはとてもうれしそうに「ボクも大好きな作品なんだよ」と言いながらジャケ裏にサインしてくれました。


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・・・頼んだわけでもなく「thank you!!」の一言が添えられておりました。パットはこのジャケを持参した事を喜んでくれたようでした。こちらもウレシイ限りです。


いや、あこがれのミュージシャンと直接話せる機会なんてそうはありませんよね。英語力がもっとあればこちらの思いも存分に伝えられるんですがねえ。


・・・最後にたっぷり話すためのポイントは最後尾に並ぶことでしょうかねえ。もちろん時間の許す範囲で。


で、今回のレポートの締めですがアルバム紹介です。

ニュー・トニー・ウィリアムズ・ライフタイム/トニー・ウィリアムス
¥1,890
Amazon.co.jp

これは以前紹介したこともあるアルバムなのですが、ついに邦盤が出ました!!なんと日本初CD化なんですね。アランの加わったライフタイムは2枚のアルバムがありますが圧倒的にこちらの1stの内容が勝っていると思います。

2008年の最新デジタル・リマスタリングでしかもなんと2曲のLP未収録曲がプラスされています!

これを買わないで何を買うの???本年一押しのお薦め品です。内容は完全に保証します。(誰が?だ(笑))


このアルバムのリズム・セクションは極上。しかもアランのギターの最高到達地点もここにあるのでは?と思える出来です。帯には「完全生産限定」と書かれているので「急げ!!」ってな感じです。