- Seventh Sojourn/The Moody Blues
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Seventh Sojourn
1. Lost in a Lost World
2. New Horizons
3. For My Lady
4. Isn't Life Strange
5. You and Me
6. Land of Make Believe
7. When You're a Free Man
8. I'm Just a Singer (In a Rock and Roll Band)
「Days Of Future Passed」から数えて7枚目のアルバムで1972年発表。ところでこの作品も全米1位になっているんですね~驚き!
この頃のムーディーズ(ムーディブルースは略されてこう呼ばれる)のメンバーは次の5人。このメンバーがいわゆる黄金期と言って差し支えないと思います。
ジャスティン・ヘイワード(G,Vo)
ジョン・ロッジ(B,Vo)
グレアム・エッジ(D)
レイ・トーマス(Fl,Vo)
マイク・ピンダー(K,Vo)
ムーディーズは基本的に作曲者がリード・ヴォーカルをとるため、基本的に4人もヴォーカリストがいることになる。本アルバムも1・7がピンダー、2・5・6がヘイワード、3がトーマス、4・8がロッジの作品で歌、ともうバラバラ!それなのにアルバムとして聴くとそれなりに統一感があるから不思議です。
そしてこの統一感とアルバム全体に落ちる翳りの正体。その秘密はやはり音作りの中心にいるマイク・ピンダーのメロトロンの音色にあるのではないかと思う。重たくひきずるようなイントロ。過剰なまでの厚みのあるストリングス。ピンダーのメロトロン研究は半端ではなく楽器にカスタマイズを加え最終的には「ピンダー・トロン」と呼ばれる個性的な楽器にまで変貌していたという。実際に通常のメロトロンと比較してどこまで音色が異なるかは別として、そこまで執念を傾けた事がそう呼ばせた原因なのでしょう。
数多いムーディーズのアルバムの中でも結局のところこれを一番良く聴く。一般的にはとてつもなく美しいジャケット(やっぱりLPサイズが良いですね・・・)の前作「童夢」の評価が高いが曲それぞれのはまり具合や完成度はこちらのアルバムの方がしっくり来ます。
「プログレ」の範疇にあるものの決してテクニカルな演奏力を持つバンドではない。あくまでも曲の中心に「歌」がある歌ものバンドです。従ってこのバンドはメロディが命。
ところでこのアルバムで一番有名なのは恐らく「8」なのだろうけど、実はこのアルバムに限りロッジの作品はあまり好きではない。個人的な印象として、曲単体としての出来は悪くないが何故かこのアルバムには馴染まないような感触がある。
何と言っても好きなのはやはりピンダーとヘイワードの曲ですね。(トーマスは相変わらずの「ほのぼの路線」の曲で彼のとぼけたキャラクターが良く表れている)彼らの5曲は良いです。
ピンダーの歌はヘロヘロで決してうまくはないんだけど音楽と一体になってこちらへ沁み込んでくる。
メロトロンはアナログ的な音が似合うと思うのですが、SACDも発売になっているようですね。音質的にどうなんでしょうか・・・
