- 1. Gorgon
2. Foyers of Fun
3. Dark House
4. Brothers
5. Up and On
6. Grey and Black
7. Strangeher
8. Upon Tomorrow
- Tempestは元コロシアムの豪腕ドラマー、ジョン・ハイズマンが結成したバンドです。そこはかとな~く残るプログレの香りが単なるハードロックバンドとは異なる所以でしょうか。
そして何と言ってもギターに若きアラン・ホールズワースがいた。ここでは当然ながらロック寄りのアプローチで歪んだギターを聴かせてくれます。が、この時点で既に一聴してホールズワースと分かるプレイスタイルも完成しています。この早弾きに度肝を抜かれた人が多かったでしょうね。- 野太い声でソウルフルに歌うヴォーカル、ポール・ウィリアムス、テンペスト解散後はコロシアムⅡ、ユーライア・ヒープやレインボー(録音音源なしでリッチー・ブラックモアお得意の解雇です・・・歌もベースも良いプレイヤーなのに何故クビ?)にも在籍したベースのマーク・クラークの4人組という編成でフォームは完全にハード・ロック・バンドです。
- ドラムのハイズマンはご存じのとおりコロシアムをはじめブリティッシュ・ジャズ・ロック界でならした強者でドラムを叩きまくり曲に大~きな振幅を加えていきます。この人のドラミングには剛胆さと繊細な部分が共存している印象があります。打楽器でサウンドの土台を組み上げていく、知的でありながら燃え上がるような・・・計算された偶然とでも申しましょうか。
- また収録曲も彼の手になる作品が多くハイズマン・カラーの強いアルバムと言えるのではないでしょうか。
- ただ、残念ながらこのラインナップは1973年発表の本アルバム1枚で解消します。ウィリアムスとホールズワースが抜け、オリー・ハルソール(G,Vo)が加わり3人編成となり、翌年2枚目の「Living In Fear」を発表後バンドは解散します。(一時期1stの4人にオリー・ハルソールが加わった編成もありライブ音源も残っています)
オリー・ハルソールも素晴らしいプレイヤーなのですが、やはり私にとってはハイズマンが主導権を握るこの1stアルバムが好みです。- 2ndではオリー・ハルソールの発言力が強かったようでほんの心持ち軽めの音にシフトしてしまうサウンドですが、1stはとにかく重い。全体的に重く暗い暗雲が立ちこめるような濃密なサウンドです。そこに少々プログレ風の味付けが加わっている。もちろん各人のテクニックも申し分なく、ウィリアムスの歌声も実はかなり、かなり好みなんです。(1stが好きな理由も本当はここにあります。)かっこええなあこの人の声。同時代の他のハード・ロック・バンドにひけを取る所は何もないですね。
- この重た~い雰囲気、他にはありません。正にテンペスト(大嵐)です!「ヘヴィ~!」
- 興味のある方は1stのみを購入するより、1st+2nd+ボーナストラックのLiveが含まれている編集版が良いかもしれません。輸入盤は安いし。下のアンソロジーなどがよろしいでしょうか。
- Under the Blossom: The Anthology/Tempest
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