The Best of Roxy Music / Roxy Music | 音楽見聞録

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The Best of Roxy Music/Roxy Music
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「Roxy Music」のバンドとしてのスタート・メンバーは次のとおり。


ブライアン・フェリー(vo)
フィル・マンザネラ(g)
アンディ・マッケイ(sax,oboe)
グラハム・シンプソン(b)
ポール・トンプソン(d)
ブライアン・イーノ(synth,tapes)


 アルバム「リザード」終焉後のクリムゾンのVOオーディションを受け落とされたのが実はB・フェリー。確かにフェリーのVOはクリムゾンには似合わないかな。(この時合格したのがもちろんボズ・バレル。かなり雰囲気が違いますね)


 デビュー当時は何と「グラム・ロック」のジャンル分けの中にいた彼らですが、音を聞けば一目瞭然であるようにサウンド傾向は全く異なります。リズムセクションと乖離した上物楽器と自分に酔ってるVO。どこかデカダンな雰囲気を漂わせつつ・・・ステージ上ではメンバーの気障な衣装が目立ちましたがこれも皆バラバラ~。押さえどころが良くわからない奇妙な印象を与えるバンドでした。


 それにしてもアンディ・マッケイは元々シンセ奏者からサックス&オーボエへスイッチだし、素晴らしいギタリスト、フィル・マンザネラでさえも初めはシンセのマニュピレーターみたいな存在だったし、メンバーの技量一つとっても紙一重なバンド。ブライアン・イーノのシンセがそのあたりの隙を埋め尽くす効果を上げていたと思います。

 

 ベーシストもすぐに変わってしまい73年から75年はジョン・ガフタスンが担当。その後も出入りが激しかった。

バンドに二人のブライアンは必要ないというなんだか良く分からない理由でサウンドの要だったイーノがクビ。その後釜で加入したのはキーボード&ヴァイオリン担当でカーブド・エア出身のエディ・ジョブソン。この人はテクニシャン。
このメンツで73年に3rdアルバム「Stranded」を発表。3枚目まででこれほど入れ替えがあるとはね・・・イーノが抜けてから次第に曲がポップ・ロック路線で聴きやすいものになって行きました。


82年までの彼らのアルバムは次のとおり


ROXY MUSIC (1972)
For Your Pleasure (1973)
Stranded (1973)
Country Life (1974)
Siren (1975)
Viva! (1976)

(再結成以降)
Manufesto (1979)
Fresh + Blood (1980)
Avalon (1982)


 やっぱり私にとってのロキシーはライブ盤の「Viva!」あたりまででしょうか。

 このベスト盤では一応「Avalon」まで押さえてますが、初期の代表曲ももちろん収録されています。で、面白いのはこのベスト・アルバムは頭から聴くと曲順が82年の「Avalon」から遡ってどんどんと初期の曲に向かっていく構成になっているところ。


 収録曲の中でも個人的に一番好きなのは「Country Life」収録(このアルバムジャケは際どさでは一番ではないだろうか・・・)の「Out of Blue」です。スクエアなドラムの上でひっかけ気味のベースがリズムをひっぱり、そのうちドラム全体にフェイザーがかかる。で、ジョブソンのソロ。かっこ良いなあ。