地球征服の野望を意地でも諦めない
宇宙の帝王ゴアは、またも宇宙から
ガレオンとドロックスという怪獣を呼び寄せた
仲が悪いガレオンとドロックスは互いに
なじり合うが、まずはガレオンが地球に
送り込まれた
その直後、皮膚が青く変色して意識を失う奇病が
一部地域で蔓延し始める
マモルの友達の京一という少年の姉も
青血病に罹患してしまう
そんな中、唯一青血病を治療できるモッズ病院
という謎の病院が浮上
しかしモッズ病院こそが新たな人間モドキ
製造工場だった
「どう考えても青血病がここでしか治せない
ってのがおかしいぞ・・・
しかもその治療法も秘密にしてるらしいし」
「お前も今日から人間モドキだ」
ドアの向こうから院長の声が聞こえる
「待てよ、ちょっと話があるんだ」
「君とはもう絶交だ!
お父さんお母さんに連絡取るって言ったクセに
あの後電報打つの大変だったんだぞっ
連絡が遅いって怒られるし、、、」
「その事は謝るよ、ちょっと事情があって・・・
それより僕の話を聞いてくれよ
とても大事な事なんだ」
「・・・・・・・・」
このガキンチョどっかで見た事あると思ったら
ウルトラマンで高原竜ヒドラ呼び出したやつじゃん
「話があるならここでしろよ」
「い・・・いや、ここではちょっとまずいんだ・・・」
「なんだよそれ」
マモル、モッズ病院で治療受けた人は
人間モドキに変えられると話すが
京一は信用しなかった
このガキンチョ、榊原秀春という子役だが
当時ウルトラマンで共演したフジ隊員役の
桜井浩子さんによると、無口な子で
何考えてるかわかんないとか言ってた(苦笑)
「ゴア様、どうやらあの子供たちは
私の正体に気付いたようです」
「人間モドキならそんな場合どうするか
決まっておるだろ
このバカモノめっ」
「やっぱり私の正体に気付いたのね・・・・」
「え・・・何言ってるんだよお姉ちゃん」
「ゴ・・・ゴメンよマモル君、、、僕が間違ってました」
「今はそんな事言ってる場合じゃないっ
逃げるんだ!」
マモル、笛でガムを呼ぼうとするが・・・
「また知らないガムが来たら困るし、、、、」
「どうしよう、、、僕たち殺されるの?」
「わかんないけど、人間モドキにされちゃう
かも、、、、」
人間モドキ姉、いつの間にか仲間の人間モドキも
引き連れて迫って来る
「ふふふっ、周りに人間たちがいると厄介だからね
人気のないここに誘い込んだのさ」
「さあお前たち、その二人を熱線銃で眠らせて
ゴア様の所へ連れて行くのよ」
「ガムでいいよ、人気アイドルの
トシオ君」
そういえばこいつ「サード」って映画にも
出てたな
「マモル君、こいつ誰だい?」
「よく知らないけど、多分ロケット人間だよ」
「多分ってなんだよ!?」
「そういえば僕の姉ちゃんどこ行ったの?」
「え・・・・さぁ~、ハハハハ」
「逃げたよ・・・」
「まあこっちはギャラさえもらえばいいんだけどね」
「こ・・こいつ僕と同じような歳なのにギャラの話かよ」
「ま、仲良くしようぜ、京一君にガムオ君w」
「なるほど、青血病を発生させて
治療にくる人間を次々人間モドキに変える
自作自演か・・・ゴアってやつもエグい事やるな」
「待てよ、そうするとムラカミ君とリズも危ないな・・・
青血病の発生する有料道路に行かせたんだ」
「えっ!?」
どうやら青血病は、ガレオンの光線を
浴びせられると発症するらしい
そんな事とは知らないムラカミ記者とリズは
ガレオンの待ち受ける場所に向って疾走
同じ頃
「院長、大変です
警官隊がここに突入してきます」
「なにっ、ついに気付いたか」
「どうしましょう?」
「ふん、遅かれ早かれこうなる事は予想はしておった
慌てる事はない」
「ガッハッハッハ、ご苦労さん!
ここまで来た事は褒めてやるよ」
「クソッ、逃げられた。。。。」
「ヤバいな・・・これで青血病の秘密も
治療法もわかんなくなったぞ」
マモルもムラカミ記者のあとを追って
NPIの車で現地へ
「間に合ってくれ。。。」