東京の調布市で謎の殺人事件が発生

女性の遺体のそばにいた山岸という男が逮捕され
警視庁の飯田橋警部は、山岸が日本刀で
女性を殺害したと断定

やがて圧縮空気を使った、科学犯罪と突き止めた
これで山岸犯人説は消えたが、真犯人は
謎のまま

「ウゲッ・・・な・・・なんだこれ・・・
」
「どうも内部から破裂したみたいです」

「血液や肉片には高温に晒された形跡も
ありますね・・・」
「高温?」

「体内が膨張して破裂したって事ですよ
」
「ま・・・牧君・・・」

「これも風の仕業かね?」
「カゼ?
まあ被害者が風邪気味で何十度も熱が
出たならそうも言えますね」

「牧さん・・・どうかしましたか?」
「いや、今何か嫌な視線を感じたんだ👁」

「さおりちゃん、あの群衆を
撮影してくれ」
「は・・・はい」

「体内の温度が急激に上がって
血液などの体液が沸騰、膨張して
破裂したそうよ」

「そういや、現場ですぐその死因を
指摘したやつがいたなぁ・・・😏」
「・・・・・・・・」

「ちなみにそんな方法で殺人を行えると
したらどんなのがある?」
「・・・・・・・・・」

「電磁波を浴びせられると、体内の水分を
含んだ細胞が振動しはじめ、その摩擦で
発熱し始める」

「電子レンジが者を暖める原理はそれさ
水が急激に温度上昇して沸騰する」

「扇風機の次は電子レンジ・・・・・
犯人は電器屋ですかねw」

車内に大音響の音楽を流す車![]()
ワーグナーのワルキューレの騎行だ

「多分、犯行のたびに手口変えてるんだ
今度の犯行は今まで以上に美しい・・・
」
「えっ?」

「牧君、今犯行が美しいとかなんとか
言ってたけど、それはどういう意味かな?」
「遺体の状況ですよ
」

「最初のは、単にバラバラにしただけ
次のは汚らしい肉片しか残らなかった・・・」

「でも今回の犯行は見事なまでに灰にしてる・・・
おそらく凶器は凹面鏡でしょう」

「完璧なまでの殺人は死体を残さない事だ
今回のはパーフェクトに近いが
灰は残ってしまった・・・犯行としては
ちょっと残念だったかも」

「手口を変えてるのはより完璧性を
完成させたいからだ・・・・」

「なんだか君の望みのようだね・・・
」
「事件解決には犯人の気持ちに立たなければ
なりませんから・・・・」

「時には自分が犯人になったような
気分になる・・・・ふふっ
」

「牧史郎っ、君を一連の殺人事件の
容疑者として逮捕する
」
「・・・・・・・・・
」

「なるほど・・・探偵が実は犯人だった・・・
ってケースもありますからね」

「事件現場近くで君がいるのを大勢の
人が目撃してるんだ」
「まあ・・・よく行く町ですから・・・
」

「それに事件当時の僕のアリバイはない・・・」
「素直でよろしい」

「飯田橋さん・・・もしかして最初から
牧君の事疑ってたんですか?」
「まあ刑事の勘です
」

「君は事件の真相を見事に説明し過ぎた
その自己顕示欲が墓穴掘ったな
」
「そ・・・そんな事で逮捕・・・
」

「悪いですけど、ここも家宅捜査させてもらいますよ
裁判所の許可は出てるんだ」

「し・・・島田さんっ、どういう事なのっ💢」
「どうって・・・・・
」

「私もさっき聞いてびっくりしてるのよ。。。」
「君はここの連中と親しいからね
捜査から外したんだ」

「まあ不服なら弁護士でも雇うんですな」
「ちょ・・・ちょっと、、、
」

「島田さん・・・なんとかしてくださいよ」
「なんとかって・・・そんな事、、、、
」

「さーて、それじゃあいろいろ聞かせてもらおうか」
「どうぞ
」

「最初の事件でアリバイがないと知った君は
わざと手口を変えて、同一犯ではないと
思わせようとしたんだろ?」

「しかし他の犯行も見事に真相を言い当てた
複数犯にしたいなら他の事件は無視すればいいのに
なんでそんな事をした?」

「君の科学知識をひけらかしたかったからだろ
」
「私も捜査官です
事件の真相を追求し、説明するのは当然の事
だと思いますが・・・」

「じゃあ質問を変えよう・・・なんで女ばかり狙った?
女への憎悪か、それとも女を殺して喜ぶ
変態なのか・・・君は
」
「・・・・・・・・」

「だいたい扇風機とか電子レンジとか凹面鏡とか
やる事が子供なんだよ・・・」
「子供・・・・」

「君の部屋を家宅捜査したんだが・・・・
過去の事件の資料と、凶器の模型の試作品の山だ
生活感がまるでなかった」


























































