灼熱怪獣アロンによる地球高温化作戦と
人間モドキ大量生産作戦で、地球は史上最大の
危機を迎えた
一方アロンによって滅びたパル遊星人リーザは
キングからのメッセージを持って地球にやって来た
ゴアは、これを重要な機密書類と思い込み
人間モドキにリーザを襲わせる
だがマグマの命がけの作戦によりアロンは殲滅
人間モドキ生産工場もモルによって破壊され
地球はゴアに降伏寸前の危機を辛うじて回避した
「ガレオン地球を攻撃せよ」
灼熱怪獣アロンと人間モドキルゴス3号による
2面作戦をマグマ大使とムラカミ記者に潰された
ゴアは、新たな部下2名を呼び出した
青い男の方は怪獣ガレオンの人間体
赤い男の方は怪獣ドロックスの人間体だ
しかしこいつらとにかく仲が悪い
ガレオンは、暴れるだけのドロックスを
能なしとバカにし
ドロックスもまた
「貴様なんて青い花命の貧弱者じゃないか」
と言い返す
「青い花は地球上にもいくらでもある
あれさえあればお前なんか必要ない」
「よく言うぜ・・・
青い花がなくなったら、貴様だって
暴れるだけじゃないかっ」
「ゴア様、お言葉ですが地球征服なんて
私一人で十分です
こんなバカが一緒だとむしろやり難いです」
「だがもし失敗して、ドロックスに助けを斯うような事に
なったら、お前に責任を取ってもらうからな」
「御意」
出来たばかりの有料道路を疾走する
赤いダットサンフェアレディ
運転してるのは後にライダーマン役等で有名な
山口暁(後に山口豪久に改名)さん
助手席の女性大原悦子役の山口千枝さんは
この番組の後、山口暁さんと本当に結婚する
この奇病のニュースはムラカミ記者のいる
NPI通信社にも入った
また編集長変わってるし・・・
「ムラカミ君、皮膚が青くなる奇病の患者が
増えてるらしいんだ」
「いやいやいや、貧血なんてそんなレベルじゃなく
本当に絵具でも塗ったように青くなり
そのまま意識不明に陥るようなんだ」
「えっ!?」
「あれっ?
パパっ!」
「マモル・・・お前こんなとこで何してる?」
「ここにいる京一君のお姉さんが変な病気になって
入院しちゃったんだよ」
「変な病気?」
「君、お姉さんが病気になった時の事
詳しく話してくれ」
「えーっと、お姉ちゃん彼氏とドライブに行って
肌が青くなって倒れてるとこを発見されたんです」
京一の両親は電話もないド田舎の実家に戻ってるらしく
連絡は電報(昭和だねえ)しかないため
困っていたが・・・
「それなら僕良い方法知ってるよ」
「本当?」
「うん、方法は秘密なんだけど連絡はすぐに付くはずさ
僕に任せてくれ」
京一の姉はやはり山口青年の彼女だった
「皮膚が青くなるとは聞いてましたが
ガチで青いですね・・・」
「ええ・・・私も初めて見る病気です」
「医師会の会報によると仮に青血病とでも言いますか
体中の赤血球が急激に青くなって機能を失うと
いう報告が載ってます」
「いや、それがね
ある病院の治療で完全に治った例があると
報告があるんですよ」
「どこですその病院?」
「京一君、安心しろ
お姉さん治るかもしれないぞ」
「本当!?」
「あ・・・いや、ちょっと僕をこの場所に
連れてってくれないかな?」
「それだけ?」
「いい加減にしろよ、僕はタクシーじゃ
ないんだぜ」
なんかガムの様子がおかしいぞ・・・・
「あ・・・あのさ、君本当にガムかい?
なんか違う人に見えるけど・・・・」
「何言ってるんだよ、どこからどう見ても
ガムだろ!
忘れちゃったのかよ」
どこからどう見ても別人ですけど、、、、
「とにかく、そんな事で呼び出すなよな
僕君のアッシー君じゃないんだから」
「そうだよね・・・知らない人に頼んだ僕が
悪かったです・・・ゴメンなさい」
「あっ、おいマモル・・・・知らない人って
なんだよ・・・・」
この時二宮秀樹さん大魔神の映画の撮影で
代役立てられてました
「ふざけんなよ、そりゃ君はフォーリーブスの
メンバーになって、僕は無名の役者だよ、、、、
だからって良い気になるなよな、江木っ」
ムラカミ記者、なんと自分の車で
意識不明の悦子をこの病院に運んできた
普通救急車使うだろ
「モッズ病院?
聞いた事ない病院だな・・・・変な名前だし」
「ええ・・・なんか全体的に妙なとこでした」
「うへっ、本当に青いな・・・・
まるで出来損ないのゾンビ映画だ」
「でもこの病院には次々と青血病の患者が
搬送されてました・・・でちょっとわかった事が
あるんですよ」
「何かね?」
「全ての患者がみんなこの料金所の
レシート持ってたんです」
「料金時のレシート?」
「すると、その有料道路を通行した人間だけが
青血病にかかってるわけか・・・・
それはどこの道路かね?」
「よしっ、君はリズを連れて
その道路に行ってみてくれ」
「はい!」
しかしなんか怪しい看護婦。。。。
実はこの人、ウルトラマンのフジ隊員役の
好捕にも上がり、ウルトラセブンでは超兵器
R1号を開発した女博士もやっていた田村奈巳さんだ
「ふははははっ、なんだか大繁盛だな
特別料金取ったら大儲けじゃ」
「お前は今日から人間モドキだ!
偉大なるゴア様の命令通りに働くのだ」
どうやら今回はこの機械に乗せた人間は
自動的に人間モドキとすり替わるシステムらしい
すり替えられた人間は青血病のまま
どこかに転送されるようだ
つづく