地球に接近していたパル遊星が突然爆発して
消滅した
ゴアの送り込んだ怪獣アロンの仕業だ
パロ遊星からアロンの恐怖を伝えるために
リーザ王女が地球にやって来た
リーザを追って、ゴアの命令で怪獣アロンも
地球に飛来し、その体から発する高熱で
富士山が噴火をはじめ、日本も高温の異常気象に
見舞われた
アロン退治に向かったマグマだったが、アロンには
逃げられてしまった
その頃、地震学者の権威イワサキと名乗る男が
テレビ出演
富士山噴火の原因をインタビュアーに聞かれると
「この地震は地下でマグマが暴れて発生した
ものです」と言い切る
『するとやはり二百数十年も溜まっていたマグマが
いよいよ限界を超えたという事ですね?』
『よく考えてごらんなさい
富士山は昨日まで噴火の兆候は一切なかった
今回のように突然噴火は普通に考えてあり得ません』
『昨日マグマ大使が現れたという情報がありますが
おそらくマグマ大使が地下でなんらかの細工をして
富士山が突然噴火したんですよ』
『待ってください
マグマ大使は我々人類の味方では
ないのですか?』
「ふっ、あいつは得体の知れないロケット人間ですよ
あんなインチキ野郎の事を信じる方が
どうかしてるんですよ」
「なんなんだよこいつ
マグマ大使の事思いっきりディスってる。。。。」
「富士山の噴火は怪獣アロンの仕業だと
世間にすぐに知らせなきゃ!」
「しかしお坊ちゃま、あのイワサキという博士は
世界的な権威の地震学者です・・・
お坊ちゃまの言う事を人々が信じてくれるか
どうか・・・・」
「それなら私をイワサキ博士の所に連れて行って
ください!
パル遊星人の私から直接説明します」
「なるほど!
そうすればイワサキ博士の誤解が解けて
一石二鳥だ!!」
ムラカミ記者はリーザを連れてイワサキ博士のいる
火山対策本部へ向かう
崖下に転落したはずのブルーバードも何故か復活w
「ほう・・・怪獣アロンねえ・・・・
しかしそんなのが本当にいるのかね?」
「います!
私の故郷パル遊星はアロンによって破壊されました
最初に、今地球で起きてるのと同じ事が
起こったんです」
「ハハハハハッ、話としては上手くできてるね
君は将来SF作家になれるよ」
「作り話じゃありません!
私の言ってる事は全て事実です!!」
「では君がパル遊星人だという証拠はあるのかね?
アロンという怪獣がいる証拠もないじゃないか」
「そっ・・・それは・・・・」
「そうだ、マグマ大使に聞いてください!
アロンと戦ったんです」
「何、マグマ大使に会えるのかね?」
「それならマグマ大使だけでなく
その仲間にも会ってみたいね」
「わかりました!」
自衛隊のミサイル基地からマグマたちに向って
ミサイルが発射された
「私が自衛隊に命令したんだよ・・・・
彼らも我々の仲間だからねえ、うふふふふ」
「正体を知られた以上、全員殺すのだ!」
自分でバラしたくせに・・・・
「人間どもには噴火はマグマ大使の仕業と吹き込みました
マグマにミサイル攻撃を加えた事でやつらも
今頃ブチキレてるはずです
例のパル遊星人も現在追跡させ、捕らえ次第
抹殺します」
「それよりリーザという娘が地球に持ち込んだ
重要なモノは発見したのか!?」
『重要なモノ・・・なんですかそれは?』
「バカモノっ
それが一番大事なのだ!
もしかしたら我々の重要な秘密が地球人に
漏れるかもしれんのだぞ」
「とにかくそれが何なのか、リーザを捕えて聞き出すのだ
殺すのはその後だ」
『わかりました・・・』
「あいつ今度会ったらぶん殴ってやるっ
あいつは裏切り者だ」
「落ち着きなさいガム」
「マモル君はあなたの一番の親友でしょ?
そんな簡単に裏切り扱いする仲だったの」
「でも・・・・・」
「お母さんは悔しくないの!?
危なくやられるところだったのに」
「きっと何かの間違いがあったのよ」
「アース様、ガムの言う事ももっともです
私も人間たちが信用できなくなりました」
「ではお前はゴアとの戦いを止めるというのか?」
「いえ、そんな事は・・・・」
「同じ事じゃ
マグマよ、人間たちの中には善人もいるが
悪人もおる」
「例え99.9%の人間が悪人であっても
残り0.1%に善人がいれば、そのために戦うのが
お前の使命なのじゃ」
「まずはこれをなんとかせねば、地球は灼熱の
星と化してしまう・・・・」
NPI通信社にも、世界各国の火山噴火が
リズによって報告された
編集長は今回から代わったらしい
「世界中の火山が噴火か・・・しかも異常気象による
熱波で冷房代もバカにならんよ・・・・
干ばつで食料もヤバイらしいし」
「大変です、食料の高騰で各地で暴動が起きてます」
「暴動?」
「発狂した市民が、スーパーや商店を次々
襲ってるらしいです、、、、」
そこにムラカミ記者も出社
地震学者のイワサキが人間モドキだと伝えるが
どうやらNPIにもまた人間モドキが侵入したようだ
「ムラカミのやつ先生の正体を
バラしに来たらしいですよ」
「ほっとけ、どうせ誰も信じんよ」
「それより例のパル遊星人の居所は掴んだのか?」
「いえ、しかしムラカミをマークすれば簡単に
わかるはずです」
なんと人間モドキイワサキの暗殺だ(苦笑)
「パバぁ、その銃どこで買ったの?」
「余計な事は気にするな!」
「あっ、人間モドキの博士が来たよ!」
「よしっ、一発で仕留めてやる」
弾丸はイワサキの頭に直撃するも
人間モドキに弾丸は効かないらしい、、、
人間モドキを大勢引き連れた
イワサキの手下が続々とやって来た