ゴアの手下の人間モドキ、ルゴス2号によって
妻友子を拉致された村上記者とマモルは
警視庁に通報するが
警察は2人の言う事を信じてくれず
2人は自力で友子を捜そうとする
一方地球はフレニックスによって電波と音波を
遮断され、混乱して世界中で紛争が始まる
更に人間と入れ替わるため、宇宙から
人間モドキが次々と地球にやってきた
「はい、やつは音波と電波を吸いとるだけではなく
それを自らのエネルギーにして、殺人音波を
吐き出す恐るべき怪獣です」
「うむ、船を襲ったのは電波障害を良い事に
それで敵対している国同士に戦争をさせようと
しておるのだ・・・なんとか手を打たんと」
「やつは世界中の音波と電波を吸収しています
そして数千万ヘルツの超音波を撃ってきます
モルも被弾しました
あれをかわす方法はないのでしょうか?」
「今のところはその手段はない・・・・・
もう少しきゃつの情報が必要だ」
「それにしてもガムは何をしてるのかしら・・・
マモル君の所へ行ったまま帰ってこないわ」
フレニックスが海中に潜ってる間は電波が復活
テレビでは、船が次々と消息を絶った
ニュースを報道していた
『ソ連、中国は今回の船舶行方不明事件を
アメリカの陰謀だと宣言
このままでは第三次世界大戦も懸念されます』
「第三次世界大戦だって!?
こりゃあ大変な事になったぞ・・・・」
「お前は息子のマモルだろ?
居場所を知らないはずがないっ」
「僕はマモルじゃないよ」
「勝手に家に入ったけど、それはおじさんたちも
同じだ、文句は言いっこなしだぜ
それにマモルたちの居場所知りたいのは
僕も同じだよ」
「こ・・・殺すぅ?
そんな事言うと脅迫罪だぜ」
「我々はゴア様の送って来た人間モドキだ
地球の法律など関係ない」
「ガンモドキ?
ゴアの手下だってぇ!?」
「人間モドキだ!
大人しく村上の居所を吐けっ」
「そうと聞いちゃあ遠慮はしないぜ」
「マモルのやつ、こいつらに狙われて
逃げてるのかな・・・・
今どこにいるんだろう?」
「こんな所で何をする気だ?」
「なんか気味が悪いね・・・・」
「そうか・・・・もしかしたらここが
やつらの隠れ家かもしれない」
「パパぁ、警察呼ぼうよ!」
「ダメだ、もっと証拠掴まないと
信じちゃくれないっ」
幽体離脱のように体から出ると
その姿は看護師そっくりになっていた
「やつら人間の体内に入って、細胞をコピーして
そっくりに化けてるんだ!」
「あの人死んだのかな?」
「よしっ、この病院は人間モドキによって全て
入れ替わった
本物の人間をここに運び込め」
「いや、その点については大丈夫だ!
みんな生きてる」
「えっ、なんでわかるの?」
「人間ってのはな、死ぬと死後硬直と言って
体が石のように硬くなるんだ
でもママもリザも手足がプラプラしてたろ?
まだ生きてる証拠だよ」
「よしっ、早く助けよう!」
「待てっ、ここはやつらのアジトだ
のこのこ出て行ったら俺たちも偽物作られて
終わりだっ」
「夜明けとともに全員火葬しろ!
やつらがいなくなれば我々が本物になる
フォフフォフフォフ」
「夜明けだとっ・・・もうあまり時間がないな、、、」
「くそっ、まだガムも呼べないし。。。」
雄たけびを上げるフレニックス
これを全てソ連や中国の仕業にするつもりだ