ある夏の夜、世界中に謎の発光物体が落下
これはゴアが地球に送り込んだ人間もどきの
輸送機だった
マモルのママ、そして村上記者の同僚
女性記者リズも人間もどきとすり替えられた
偽のムラカミ友子の正体を見破ったマモルと
ムラカミ記者だったが、新怪獣フレニックスの
電波音波の吸収により、マグマ大使も
呼べない状況に陥ってしまう
「音波怪獣フレニックス」
ゴアのフレニックス作戦をまだ知らない
マグマたちだったが、アース様は異変を察知
世界中で電信電話など通信手段が全て
断たれてしまい、あちこちで紛争が勃発
「ガハハハハッ、バカなやつらだ!
自ら自滅の道を選ぶとはなw」
「地球人というのは疑り深い生き物だ
同族同士でさえ信頼関係は薄い」
「よってちょっと電波を止めてやっただけで
ドンパチを始める下等さよ(笑)」
地球人をあざ笑うゴア
「マモルのやつ、なんで僕たちを呼ばないん
だろう?」
「人間同士の争いにお前たちが介入するのは
望んでおらんのじゃろう」
「しかし今の状況を黙認するわけにもいかん
マグマ、モル、紛争の原因を調べてくるのだ!」
ガム、窓を破壊して家への侵入を試みる
おいおい、それ犯罪だぞ・・・
「君の奥さんが誘拐されたかもしれない
だって?」
「そうなんだ、その可能性が高い」
「じゃあ身代金の要求はあったかね?」
「い・・・いえ、脅迫電話も何もありません
多分犯人は金目当てじゃないでしょうね」
「はっきり言いますと、妻をさらったのは
おそらくゴアです!」
「おそらくも何もゴアの仕業だよパパ」
「ゴア?
あのモグネスやバドラを連れて来たという
宇宙人の事かね??」
「証拠はあります!」
「家に仕掛けたテープレコーダーに
ママに化けたゴアの手下とゴアの交信が録音して
あるんだよ、おじさん」
『ルゴス2号です・・・・
マモルとマグマの関係がわかりました』
ルゴス2号の不気味な声が流れ始める
ところが交信が終わった後・・・
『これで連続ラジオドラマ宇宙の帝王ゴア
第10話を終わります
提供は宇宙食品でした』
というアナウンサーの声が
「君たちはふざけてるのか
ただのラジオドラマじゃないかっ
私は忙しいんだよっ」
「えっ・・いや、こんなはずは、、、、」
追い返される二人
「変だなぁ・・・あんなナレーション入って
なかったのに、、、」
「おそらくゴアの仕業だな」
「宇宙食品なんて会社あってたまるか!」
「えっ、じゃあそれを説明すれば・・・」
「無駄だよ
もう警察は信じてくれない」
「パパっ、もしかしてママはもう
殺されたのかな。。。。」
「マモルっ、滅多な事は言うなっ
ママはきっと生きてるっっっ」
「そ・・・そうだね」
「でもどうしよっか、、、手掛かりがまるでない、、、」
「いや、手掛かりはある!」
その頃パトロールに出かけた
マグマとモルが、フィリピン近海に差し掛かった時
「パパ、あの人ゴアの手下なの?」
「多分キダ君の時と同じ偽物だ」
「お前の正体はバレていないだろうな?」
「はい、やつらは私を本物のリズだと
思い込んでいます」
「地球のやつらはフレニックス作戦の事も
気付かず、アホみたいに戦争を
おっぱじめてます」
「フォフフォフフォフ
しかし油断はするな、特に村上のやつには
注意しろ
わしの正体を見破ったやつだ」
「そうか
間もなく追加の人間モドキが到着する
その後も続々とやってくる
どんどん人間を人間モドキと入れ替えるのだ」
「はい」
中から全身黒タイツの不気味な集団が
降りて来て水の上を歩きだした
「なんだろうあいつら・・・あれが
人間モドキとかいうやつらなのかな?」
「あの怪物と一緒にいるなら間違いない」
その時マモルが誤って石を湖に落としてしまう
ボッチャーーーン
「ムッ、誰かいるぞっ!
我々の姿を見られた以上捕まえて殺せっ」
だがそれをルゴス2号に見つかってしまう
「あれは村上だっ」
ルゴス2号、洗面器を2つ貼り合わせたような
爆弾を投げる
「パパっ、見つかっちゃったよ、、、、」
「シッ、静かにしてろ」