新巨人の星 原作の最終回 | 野球侍SAKIのブログ

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ももクロの夢はモノノフの夢

アニメ版新巨人の星Ⅱは、右投に転向した飛雄馬が

その弱点を左門に見抜かれ、打ち込まれた事から

大リーグボール右1号の開発に挑み

 

完成したのはボールがいくつにも分裂する

通称「蜃気楼ボール」

 

球速160キロ以上から分裂する魔球に

さすがのライバル左門も花形も苦戦

 

最後は花形が野球生命をかけた特訓で

なんとか打倒するものの、花形はそのまま引退

 

ライバルのいなくなった飛雄馬は

長嶋巨人の日本一に貢献すると

 

父星一徹が急死し、そのままアメリカに

野球留学に行ったところで終了しました

 

では原作ではどうだったか?

 

まず飛雄馬が大リーグボール右1号を思いついた

きっかけは、昭和52年オフの花形とのゴルフでした

 

その年に左門にフォームのクセを見抜かれて

打たれ二軍落ちの展開はアニメとほぼ同じですが

それは、フォームの改良で克服し

大リーグボールの開発にはつながりませんでしたぼけー

 

ただ、速球1本槍ではいずれ馴れられて打たれる

という星一徹の言葉から、大リーグボール右1号の

開発に進みます

ひとりで魔球を作り上げたアニメとは違い

原作では一徹親父が協力します

 

日本ではマスコミなどがうるさい事から

本格的な開発はハワイw

伴もともない、一徹初めての海外旅行音譜

 

ここで伴相手に初めて大リーグボール試作右1号を投げますが

この時はボールが分裂するような激しい変化はなく

捕手役の一徹の眼に変化が見えただけで

打者役の伴にはその変化は見えませんでした

 

しかし一徹はここで、魔球の完成を確信します

 

そして自主トレが始まる頃

マスコミの下馬評では、長嶋巨人のV3は

困難だろうと予想されてしまいます

まあチームの高齢化でね、、、笑い泣き

 

そんな中、ハワイにいた与那嶺さんから

飛雄馬が新魔球開発してるのではないかと

いう情報が長嶋監督の耳に入ります

これを聞いた長嶋監督は、宮崎キャンプで

飛雄馬との対戦を申し出ます

 

勿論それは、飛雄馬が完成したであろう

新魔球を確かめるためでした

 

飛雄馬はここで初めて、完成した

大リーグボール右1号を披露!

打者の長嶋監督は驚きますが

捕手の山倉はもっと驚き、この魔球をどうやって捕るのか

悩みます、、、叫び

 

いくら凄い魔球でも、捕手が捕れなければ

試合に使えませんし、飛雄馬は山倉を

捕球のために特訓しますが

山倉は「無理ゲーですえーん」と諦めムード。。。

 

そこに現れたのは、一徹親父

 

ちょっと山倉に耳打ちしたら

山倉は突然捕球の方法をマスターびっくり

 

山倉からまたまた聞きで、その方法を知った

飛雄馬自身も驚きますが

同時にその方法は、新魔球の弱点でもあったのですタラー

 

一徹は伴にその弱点の事を話す

シーンがあります

新魔球の弱点は、飛雄馬と一徹、長嶋監督、そして

捕手の山倉のみが知る極秘事項となりました

 

新魔球の驚くべき変化を、それ以外で知るのは

宮崎キャンプに取材に来た記者たちでした

巨人と記者の親善試合で

飛雄馬は大リーグボール右1号を惜しげもなく披露

原作の右1号は、アニメと違って

ボールは3つにしか変化しませんでしたが

記者はこれに驚愕ガーン

 

次の日の新聞には、デカデカとその事が報道され

花形や左門も知る事になります

この時蜃気楼ボールではなく

「蜃気楼の魔球」と名付けられました

 

初めて蜃気楼の魔球と対戦した花形も驚きます

 

左門もまた驚き、2人とも手も足も出ません

 

ただ阪神のロメオ南条だけは

三振しながらも、早くも蜃気楼ボールの欠点の

ひとつを見抜きます

 

この魔球は異様にスタミナを消耗し

せいぜい打者を一回りしたら

限界がくるのです、、、

それを見越したロメオ南条はロメオ流

ノックアウト打法で飛雄馬を攻めます

 

アニメ版ではサンバのリズムで打つような設定でしたが

原作ではそんなものはなく、単に飛雄馬を狙い打ち

する暗殺打法で飛雄馬を攻略

 

ロメオ南条は、飛雄馬が蜃気楼の魔球を投げ尽くして

スタミナが切れたところで出てくるため

一度はロメオ南条との勝負は避けて、逃げまくる

展開になりましたが、そのままでは南条の思うつぼなので

一応対策を考えます

飛雄馬はあえてこの打球を捕らず、内野手が飛雄馬の

後ろに付き、ライナーをまずサード高田がグラブで

はたいて勢いを削り、ショート河埜がそれを処理する

という方法でした

 

ロメオ南条は、飛雄馬を打ちはしましたが

蜃気楼の魔球自体には手も足も出ず

左門、花形も三振するしかありませんでした

ロメオ南条は、ロメオ式ノックアウト打法を

攻略された時点で、舞台から消えます笑い泣き

 

しかしやがて花形が、一徹が知る

蜃気楼の魔球の重大な弱点を発見

その特訓を始めます

 

マウンドの両側にマシンを配置

真ん中に投手を立たせて

同時に3球を投げさせ、投手の投げる球のみ

黒く着色してあってそれを狙い打ちするという特訓

これを伴から知らされた一徹親父は狼狽えます

 

ついに花形は蜃気楼の魔球を考案から

200ページくらいで攻略

アニメのように野球生命もかけず

つばめ返し打法もなく、普通に打ってホームラン叫び

 

アニメ版では、そんなにショックを受けてなかった

飛雄馬ですが、原作では物凄く動揺します。。。

 

しかも花形はその攻略方法を

ヤクルトの打者全てに暴露w

 

もはや蜃気楼の魔球はヤクルト戦では使えなくなり

長嶋監督からは

「ヤクルト以外にはまだ通用しますよ、ハイほっこり」と

慰められますが・・・

 

ライバル花形に勝てないというのが飛雄馬には

耐えがたい屈辱のうえ、巨人と優勝争いする

ヤクルトをむしろ蜃気楼の魔球は後押しするような

形になってる事に長嶋監督も気付きます

 

やがてもうひとりのライバル左門も

蜃気楼のボールの弱点を知る事になります

要は、影が落ちてるボールだけを狙えば

打てるという事でした

 

左門は蜃気楼のボールを打つ事には成功しますが

王さんのファインプレーで、なんとかアウトにし

結果的には飛雄馬の勝利となりましたが

大洋戦でも蜃気楼の魔球は使えなくなりました、、、

 

左門が同僚選手に、攻略法教えたからです笑い泣き

 

結局巨人はこの年優勝を逃し

花形も勿論現役続行

明子ねーちゃんの妊娠もなく、一徹も健在

ただ大リーグボール右2号の開発を

決意して終わります・・・

 

勿論大リーグボール右2号は、永久に披露される

事はありませんでした。。。えーん

まあ江川事件の影響は、原作も食らってたんですなタラー

これだけ長く続いた漫画の結末がこれは

かなり寂しい終わり方でしたガーン

 

まだアニメの方が救いあったかも(苦笑)