地球征服を企む宇宙の帝王ゴアは
全世界のテレビ電波を乗っ取り、地球の降伏を
要求してきた
ゴアの放った怪獣モグネスは、動く水爆で
地球人が降伏に応じない場合は、これを自爆
させる計画だった
それを見抜いたアースは、マグマにモグネスを
北極に移動させるように命じた
地球の降伏拒否に怒ったゴアはついに
モグネスの自爆スイッチを押すが
爆発は遠く離れた北極海の地下で起こった
唖然とするゴアの前についにマグマ大使が姿を
見せるのだった
「怪獣パドラ誕生す」
「うむむむっ、いまだに信じられんっ
地球にこんなやつがいるとは
聞いてないぞっ」
「やったねマグマ大使っ!
ゴアのやつ尻尾巻いて逃げてっちゃった」
「いや、今日は逃げたがまた必ずやって来る
やつとの戦いは今始まったばかりなのだよ
マモル君」
「でもマグマ大使がいる限り、平気だね!」
「そうさ、お父さんならゴアなんかすぐに
やっつけるよ」
「よし、東京の危機が去った事をみんなに
報告に行こう」
ゴーーーーーッ
「あっ、またあのロケット戻って来たぞ!」
「あれがマグマ大使ですよデスク!
それにガムに乗ってるのはうちの息子
なんですっ」
「全国のみなさんっ、突如現れたロケット人
マグマ大使によってゴアは撃退されました
東京の危機は去ったのです」
「マグマ大使は身長約5m
ロケット型から人型に変形可能
構成する材質は不明、推進機関不明・・・」
「当機に搭載されているスーパーコンピューターでも
解析不能です・・・データーが足りません」
「ならすぐデーターを集めろっ」
「パドラよ、地球に降りてマグマ大使の
データーを集めてくるのだ」
「機長っ、全計器が異常ですっ、、、
このままでは墜落です」
「仕方ない、名古屋空港に緊急着陸だ」
この事件を聞きつけたパイロットとCAが
マスコミの取材攻撃を受ける
「空飛ぶ円盤・・・さあ、そんなのは知りませんなぁ」
まあそんな話したら地上勤務だからねw
「村上さん、せっかくの旅行なのに残念でしたね」
「おおっ、キダ君か」
村上記者、同僚のキダさんと一緒に
早速謎の発行体の調査に向かう
「お前たちはホテルに行ってなさい」
「パパぁ、僕も行きたい」
「マモルっ、これは遊びじゃない
仕事なんだ」
カシャッカシャッカシャッ
「あっ、もう来たぞ」
「またあの子・・・・」
「マモル、何か用かい?」
「空飛ぶ円盤が落ちたんだ
パパが調べに行ったよ
僕たちも行こう」
「マモルちゃんっ、そんな勝手な事許しませんよ」
「大丈夫、ママはホテルに行っててよ」
「あのガムって子・・・ご両親はどうしてるのかしら
今度会って注意しないと・・・・」
『マモルぅ・・・おばさんなんか凄く怒ってたよ・・・』
「いいんだ、気にしなくて・・・」
「空飛ぶ円盤が落ちたんだ、こんなの見られる
チャンスなかなかないぜ
ママに怒られるくらいへっちゃらさ」