新巨人の星Ⅱ第22話 「蜃気楼ボール破れる!!」 Bパート | 野球侍SAKIのブログ

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ももクロの夢はモノノフの夢

打倒蜃気楼ボールに燃える花形

 

星一徹の協力もあり、ついに必殺の
ツバメ返し打法を完成させた

 

しかしこの打法は、花形に肉体に重大な
ダメージを与える禁断の打法でもあった

 

花形も一徹もそれを承知のうえで、最終戦で
飛雄馬と対決する事を選んだ

 

そしてついに運命の試合が開始された
花形はスタメンではなく代打
飛雄馬はこれに一抹の不安を覚えるのだった

 


試合は1-0と巨人リードのまま9回表に
飛雄馬はここまでパーフェクトである

 


『さあ、9回表
マウンドには勿論星が上がります』

 


『おっと、蜃気楼ボールだっビックリマーク

 


フワンフワンフワン🥎🥎🥎

 


『先頭八重樫空振り三振っ!!

 


『星投手、史上初の2回目の
完全試合達成まであと2人ですっ!!

 


『左投と右投、両方で達成となると
おそらく世界初でしょう』

 


8番の水谷は、初球のストレートを打ち上げる

 


これはバックネットスレスレのファールだが

 


丸目がフェンスにぶつかりながらも
ダイビングキャッチ

 


勿論ボールはダイレクトで捕球

 


「アウトーーーーーッグッド!
『さあ、ツーアウトだ
2回目の完全試合まであとひとりっ!


「飛雄馬くーーーーん
あっとひっとり!
あっとひっとりっ!!」

 


「おそらく花形が出てくるじゃろう・・・・
しっ・・・しかしタラー

 


「あなた・・・正直気が遠くなりそうだわ・・・
でもこの勝負を見届けるのが私の義務なのショボーン

 


広岡監督
球審に代打を告げる

 


『間違いなく代打は花形だな・・・・真顔汗

 


『スワローズ、9番ピッチャー
王選手に756号を打たれた鈴木に代わり
まして、ピンチヒッター・・・・・』

 


『花形!
背番号3!!』

「あ・・・あなたっ・・・・・・ガーンハッ

 


「ついに出てきおったか・・・・」

 


大歓声と共に花形が登場拍手拍手拍手

 


だが・・・・
『?
おかしい・・・なんだかいつもの花形と
雰囲気が違うぞ・・・・アセアセ

 


ビュッDASH!ビュッDASH!ビュッDASH!

 


「・・・・・・・・・・・・」

 


『さあここで、花形が登場
星投手パーフェクトなるか?
それとも花形がこれを阻止するか!??』

 


『球場は異様な雰囲気に包まれておりますっ』

 


「なんか特攻隊を思い出すわい・・・・・」

 


「花形君・・・・まさに特攻の覚悟じゃ・・・・・
わしとて震えが止まらんわい」

 


飛雄馬第1球

 


フワンフワンフワン🥎🥎🥎

 


蜃気楼ボールが花形に迫る

 


しかしこれはピクリともせず見送る

 


『素晴らしい・・・よくぞこんな球を
生みだしたものだ・・・・』

 


『この花形をここまで追いつめたのは
飛雄馬君っ、君だけだよ!
僕はこんなライバルを持てて幸せだニヤリ

 


『花形・・・・笑ってる?
余裕なのか・・・・それとも・・・・汗

 


第2球

 


フワンフワンフワン🥎🥎🥎

 


バシッハッ

 


『星投手、蜃気楼ボール2球で花形を
追い込みました
パーフェクトまであと1球です!!

 


「花形・・・・何の反応もなしか・・・」
「楽しんでるんだわ・・・・この瞬間をショボーン

 


「私にはわかります・・・・
同時にもう永遠に来ないこの時を
惜しむ気持ちも・・・・」

 


「え・・・永遠に来ない?
あ・・・明子さんっ、まさかっ滝汗

 


「あんた花形の抱える秘密の事を・・・・タラー
「悔いはありません!
あの人間最後の雄姿・・・この目に焼き付け
ますわお願い

 


『飛雄馬君・・・・永遠の僕のライバルよ・・・』

 


『長かった死闘も次の1球で終止符だ・・・・
来たまえっメラメラ

 


『なんだ・・・・この澄み切った感じ・・・
ま・・・まるでっっっっびっくり汗

 


「・・・・・・・・」

 


『はっ!
もしや医者が再起不能宣告をしたあの
特訓をやったのかっっっガーン

 


『はっ・・・・花形っっっっ君はっっっっえーん

 


呆然として3球目を投げられない飛雄馬

 


『もしそうなら、次の1球で
花形さんは・・・・・・ガーン

 


ポロッ🥎

 


『おっと、どうしたんでしょう星投手
3球目を投げられず、ボールを落としました
丸目捕手が駆け寄ります』

 


「星先輩・・・どうし・・・・・?」

 


「なっ・・・泣いてるんスかっ滝汗

 


「いや、まだ1球残ってますぜ・・・
集中力途切れさせちゃマズイですよ。。。。アセアセ


「なっ・・・なんでもないんだ
眼にゴミが入っただけさ笑い泣き

 


「そ・・・そっか!
よーし、とっとと花形を三振に打ち取りましょう!!
完全試合達成して祝賀会やりましょうぜゲラゲラ

 


『花形・・・・あの時の俺のようだ・・・・
大リーグボール3号で、俺の左腕が死んだ
時の・・・・』

 


『しかしっ、俺の渾身の

蜃気楼ボールっ!
絶対に打たさんっっっっメラメラ

 


花形突然体を大きく捻り
バットを高く掲げた

 


「あっ・・・・あの構えはっっっっガーン

 


「クソッアセアセ
ビシュッドンッ

 


フワンフワンフワン🥎🥎🥎

 


『さらばだ・・・・僕の永遠のライバル笑い泣き

 


花形更に信じられないように体を捻り上げ

 


大きくスイングするが、これを急激に
止めてハーフスイングハッ

 


これにより起こった空気の壁が
蜃気楼ボールをひとつにしてしまう

 


『や・・・やはりあの禁断の打法かっポーン

 


急激な寸止めは、花形の両腕に
恐ろしい負荷が加わり
軋みをあげる

 


「ぬおおおおおおおっムキーッ

 


次の瞬間ふたたびバットを高速で構え直し

 


そのままフルスイング流れ星

 


「燃えろっ、僕たちの

青春っっっっっメラメラメラメラ
カッ

 


キーーーーーーーンドンッ

 


「ああっガーン

 


打球はレフトポール際に飛び込む

 


「やった・・・・やったぞっ笑い泣き

 


『花形っ、パーフェクトの夢を打ち砕く
同点ホーーーーームランっ!
蜃気楼ボール破れるっっっっガーン

 


「見事じゃ・・・・・しかしこの後・・・・・・タラー

 


「なんちゅうやつじゃ・・・花形っっっっ滝汗

 


「あなた・・・・泣くうさぎ

 


「くそーーーっ、花形のヴォケーーーーッムキー
なーんでホームランなんか打つんだよっむかっむかっ
キーーーーーッムカムカ

 


しかしダイヤモンドを周る花形に異変が・・・

 


両腕が痙攣を起こし、変な形のまま
ホームベース直前で倒れ込み

 


そのまま失神してしまったチーン

 


「はっ・・・・花形さんっ・・・・・アセアセアセアセ

 


「お・・おいっ、担架だっ、あと救急車呼べっ救急車

 


「しっかりしてくれ、花形さんっっっビックリマーク
にいさんっっっっっえーん

 


「うっうううう・・・・」

 


「ひ・・・飛雄馬君・・・・僕の・・・勝ちだなニヤリガーン

 


「そうですっ、にいさんの完全勝利ですっ
負けましたっ・・・・でも打たれて本望ですっ笑い泣き
「飛雄馬君・・・・・」

 


「俺の球を打つために・・・こんな・・・・
あなたこそ偉大なライバルですっ!
悔しさなんか全然ありません笑い泣き

 


「ありがとう飛雄馬君・・・・
僕の方こそ君にお礼を言いたい」
「花形さんっっっっっ!!

 


「くーーーーっ、なんだよチクショー
涙があふれ出て来やがるっっっっ
デカイゴミが目に・・・チクショーーーーッえーんアセアセ

 


パチパチバチ・・・・・拍手拍手

 

拍手拍手拍手拍手拍手拍手拍手拍手

巨人ファン、ヤクルトファン両方から
物凄い拍手が巻き起こった

 


「は・・・花形・・・・あんたサイコーだよ・・・・泣くうさぎ
飛雄馬君も・・・・」
「ひぇぇっ、なんか感動するでヤンス笑い泣き

 


「二人とも素晴らしい勝負じゃ!
素晴らしいライバルじゃ拍手拍手

 


「おめでとうあなた・・・・・
これでやっと私の元に帰ってきてくれるのね照れ

 


拍手に包まれて担架に乗せられた
花形が球場を去る

 


飛雄馬の永遠のライバル花形満は
こうして去って行った

 


ちなみに原作では、元気ハツラツで
蜃気楼ボールを打っていたが・・・・

 


「また一人の有能な若い選手を散らせて
しまったわい・・・・これもわしの業じゃな・・・・・ぼけー

 


「うっゲッソリハッ
ガターーーーンドンッ

 


バタッチーン

 


つづく

 


次回
最終回「新たなる出発」