新巨人の星Ⅱ第22話 「蜃気楼ボール破れる!!」 Aパート | 野球侍SAKIのブログ

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ももクロの夢はモノノフの夢

打倒蜃気楼ボールに執念を燃やす花形

 

しかし特訓するも思うような成果が得られず
途方に暮れていた

 

そんな中明子に相談を受けた一徹は、明子の妊娠を
聞かされて花形に手を貸す決意をする

 

一徹は花形と共に山奥の滝で猛特訓を開始
一徹の作ったギプスを付けさせ滝の流れを
断ち切るつばめ返し打法を伝授させる

 

花形は苦難の末、ようやくこの打法をマスター
だがこれは同時に花形の破滅をも予感
させるものだった

 


第22話

 「蜃気楼ボール破れる!!」

 


慌ただしく夜の花形邸にやってきたタクシー

 


中からは一徹に肩を借りてボロボロの
花形が降りて来た

 


この姿に驚く明子ねーちゃんガーンハッ

 


「すまん明子・・・・いろいろ勝手な事して・・・」

 


「とにかく花形君は疲れておる
ゆっくり休ませてやってくれ」

 


そこにたまたま来ていた伴も出てくる
「なんだ、お前も来ておったのか
花形君を頼む」
「ど・・・どうしたんスか親父さん・・・滝汗

 


「蜃気楼ボール打倒の特訓やっちょるとは
思っちょったが・・・一体どんな特訓したら
こんなになるんじゃ花形?」
「ふふっ・・・それは秘密だ・・・ニヤリ

 


そして花形邸からの帰り

 


「なあ親父っさん・・・明子さんがおめでたなのは・・・」
「ああ、知っとるぼけー

 


「なんだか久々に酒を飲みとうなった」
「えっ・・・ああ、じゃあ付き合いますよ」

 


「えっ、特訓は明子さんに頼まれた?」

 


「親父っさん、例えそうだとしても
野球の鬼はもう卒業したはずじゃあ・・・」

 


「花形が蜃気楼ボール打倒に燃えるのは
わかりますが、親父っさんが乗り出すとまた
骨肉の争いが再発じゃ!
なんでまた・・汗

 


「花形という野球に燃える男の執念に押された・・・
ただそれだけの事じゃ」

 


「わしゃなんだか左腕時代の星の
最後の登板の事思い出しましたわい・・・」

 


「あの時の星は、自分の野球生命が終わるの
知りつつ覚悟のうえで大リーグボール
3号を投げ続けちょった」

 


「そして最後の1球で、星の左腕は
終わりを告げた・・・ガーン

 


「あの時の事は今も鮮明に
覚えちょるタラー

 


「わしはあれを打つ事に必死で
そんな事とは夢にも思わず、後で考えると
恐ろしい・・・たまにアレの夢を見て
うなされますわショック

 


「なんだか今の花形はあの時の星とかぶって
仕方ないんじゃが・・・・汗
「・・・・・・・」

 


「まさかあの時の悲劇が明日のヤクルト戦で再現
されるような事はないでしょうな?
だとしたら、あんたはとんでもない死神ですぞドクロ
「死神?」

 


「それは違うな・・・・
たとえどんな結果に終わろうと、それは
宿命のライバル飛雄馬と花形にとっては必然ぼけー
わしが関わろうが関わるまいが、そうなる!」

 


「星と花形は今やあんたの息子たちですぞいっムカムカ
よくもそんな事が言えますなムキー
「・・・・・・・・」

 


そんな壮絶な死闘になるとも知らず、サチコは
丸目に翌日の巨人ヤクルト戦のチケットを
ねだりにやってきた

 


「ごめん、チケット無理だったわ、、、笑い泣き
「そう・・・じゃあ今までの丸目のツケ
ここで耳を揃えて払ってもらうわよむかつき

 


「もういいわ!
アンタじゃ話にならないむかっ
飛雄馬君呼んで!!
飛雄馬君に頼むから」

 


「残念でした
星先輩は出かけてていませーんニヤリ

 


「まさか居留守使わせてるんじゃないでしょーねムキー
「いや、本当にいないんだってば。。。。ガーン

 


その頃飛雄馬は病院にいた
別に自分の診察に来たわけではなく
ある特訓の人体にに及ぼす影響を聞きにきたのだ

 


「星さんの今言われた特訓を仮に誰かが
やったとしたら、おそらくその選手は再起不能に
なるでしょうな・・・」

 


「さ・・・再起不能っガーン

 


『もし蜃気楼ボールが打たれるとしたら
俺が想定したあのバッティングしかないが・・・・タラー

 


『やれば再起不能か・・・・・
子供もできた花形さんがそれをやるとは思えん・・・
俺の思い過ごしか』

 


そして翌日、球場へ行く準備をする花形

 


『これが僕の最後の試合かもしれない・・・・
しかし悔いはないっ汗

 


「あなた・・・・ショボーン
「あ・・・・明子っ!?」

 


「私、今日球場にまいります・・・・
あなたが何と言おうが、何が起ころうが」
「・・・・・・・・」

 


「お腹の子に、あなたの姿を見せてあげたいの
お義父さんはこんなに立派な選手だったのよ・・・
ってお願い

 


そしていよいよ巨人ヤクルトの最終戦

 


巨人の先発は飛雄馬

 


バシッハッ

 


「へへっ、ゼッコーチョーだぜ!
これなら例え花形でも打てねーだろうニヤリ

 


『花形さん・・・父ちゃんとどんな特訓
したかは知らないが、俺は必ず勝つぜ炎

 


一方の花形も試合前の素振りを
入念に行っていた

 


『待って色飛雄馬君!
今日こそ蜃気楼ボールは必ず打つっ節分

 


「花形、希望通りお前は代打で出すが・・・・
スタメンで使ってもよかったんだぞ」
「いえ・・・代打でいいんです」

 


「蜃気楼ボール・・・・1打席で打てるのか?」

 


「打てますっ!
この1打席に僕の野球生命の全てを賭けます!!」

 


「そ・・・そうか
ならチャンスが来たら出すんで、準備してろ」
「はい!
今までお世話になりました、広岡監督ぼけー

 


『花形・・・まるでこれが最後みたいな
言い方だな・・・・滝汗

 


「母さん・・・・・」

 


「わしらの息子たちの最後の勝負じゃ・・・・
しっかり見守ってやってくれ」

 


『さあ、いよいよ巨人ヤクルトの最終戦
プレイボールです
巨人の先発は蜃気楼ボールの星
ヤクルトは王選手に756号を打たれた
鈴木康二朗投手です!!

 


フワンフワンフワン🥎🥎🥎

 


「ストラーーーイク、バッターアウトっグッド!

 


『花形さんっ、スタメンじゃないのか・・・・』

 


『飛雄馬君っ、僕がスタメンじゃなくて
がっかりしてるだろうが・・・・』

 


『僕はついにツバメ返し打法をマスターしたっ』

 


『何度対決しても
蜃気楼ボールは確実に打てる自信はある!

 


『しかし・・・・今の僕の体は1打席勝負が限界だ、、、
僕に残されたチャンスはそれしかないのだよ・・・ガーン

 


『3番マニエルも三振っ!!
星、初回は蜃気楼ボールで三者三球三振ですっ音譜

 


「常務、球場には入られないんですか?」
「ああ、後楽園の周りを走ってくれ」

 


『わしゃ怖くて球場に入れん、、、、笑い泣き
こんな事は初めてじゃタラー

 


「あっ!?
停めてくれっ!!」

 


キキッハッ

 


「明子さんっビックリマーク
「あら、伴さん照れ

 


「あんた身重のはずじゃ・・・・
まさか試合を観るつもりですかい?」

 


「ええ・・・・花形の妻として
観なければならない気がするんです」

 


「夫の・・・最後の試合ですもの・・・」
「えっ!?」

 


『また三振っ!
ヤクルト打線ここまで星投手から
14個の三振を喫しています』

 


「なんとランナーはここまで1人も出ていませんっ
星投手の前にパーフェクトに抑えられていますにやり

 


球場に忍び込むサチコ

 


「えへへへっ、侵入成功チュー
「成功でヤンスグラサン

 


「まっ、あたしが来たからには飛雄馬君が
打たれるわけないのよ」
「なんたってここまで完全試合でヤンスからねえ」

 


「え・・・完全試合やってんの?」

 


「おい丸目っ、さっきから水の飲み過ぎだぞ
少し落ち着いたらどうだ」
「落ち着けったって無理っスよ汗

 


「なんたって完全試合がかかってるんですからね
緊張するなという方が無理っス滝汗

 


「完全試合?
そんなもん気にするな!
それより俺たちが警戒しなけりゃならんのは・・・・・」

 


「花形なんだっ!

 


Bパートにつづく