地球征服を目論む宇宙の帝王ゴア
村上記者抹殺のために送り込んだ宇宙怪獣
モグネスは、同時に地球征服のための
切り札でもあった
降伏のために東京タワーに白旗を掲げろと要求
したゴアは、万が一要求を拒否した場合
モグネスを自爆させるつもりだった
モグネスの体は、水爆と同じだったのだ
これに気付いたマグマはアースに指示を
仰ぐが・・・・
「こいつをモグネスに撃ち込み
お前がやつを北極に誘導するのじゃ」
「まああそこは人間はおらんし
かりに怪物が自爆しても被害は最小限に
食い止められるはずだ」
「なるほど、さすがアース様!」
「ただあの怪物を移動させるには
お前のエネルギーを大変に使ってしまう・・・」
「それなら心配はありません」
「ただ運ぶだけではいかんぞ!
あくまでやつを地下で移動させる事じ」
「もし地上で輸送すれば、ゴアに気付かれ
自爆スイッチを押されてしまうかもしれんからな」
「マモルちゃん、明日は外出禁止よ
学校も会社もお休みだってさっきテレビで
言ってたわ」
「わかってるよママ」
「ガムを呼んで、東京タワーに行きたいところ
だけど、なんでガムは来なかったんだろう・・・」
「パパは何か理由があるって言ってたけど・・・
どんな理由が・・・・・・」
「まてよ、たしか怪物と戦った時
飛べなくなってマグマ大使に乗って
基地に帰ったんだっけ・・・・きっと故障が
治ってなかったんだ」
「やあマモル、なかなか呼んでくれないから
心配しちゃったよ」
「ごめんよガム・・・・」
「でも1回呼んだんだぜ・・・昼間」
「そうか、やっぱり笛は鳴ったんだ!
その時僕はアース様に治してもらってたんだ」
「もしかして僕が行けなくて怒ってるかい?」
「怒ってなんかいないよ・・・・僕は君を信用
してるからね」
「友達なら最後まで信用しないと、本当の友達
とは言えないから・・・ま、ちょっとムカついたけど」
「ふーん、マモルって意外に良いやつなんだな」
「マグマよ、頑張るのじゃ!
今地球を救えるのはお前だけなのだ」
「もし俺の要求通りにしなければ
このモグネス自爆装置のボタンを
いつでも押してやる」
「おいっ、モグネスの居場所はわかったか?」
「いえ、以前ロストしたままです」
「まあいい、モグネスはぐうたらで
行動範囲もそう広くはない
死に場所くらいは自由にさせてやろう」
「マモル、そろそろ夜明けだ
東京タワーへ行ってみようぜ」
「そうだな」
「さあ、いよいよ通告の時間を迎えます
今のところ東京タワー上空に異変はありません」
「まあいい、モグネスを自爆させてやる
お前たちの愚かさを悔いるがいい」
「死ね、愚かな地球人どもよ」
モグネスの自爆ボタンを押すゴア
「爆発はしました、ただし北極海です」
「なんだとぉっ
なぜ北極にモグネスがいるのだっ!?」
『ダメだ、あの円盤には特殊な防護バリアーが
張ってあるんだ』
「くそっ、じゃあ熱線攻撃だ」
「なんだあのロケットは?
地球人は、あんな小型のロケットを造れるのか」
「まさか地球人がモグネスを北極に移動
させたのか・・・・そんなはずはないっ
撃ち落とせ」
「あっ、ゴアの円盤が降りて来た
直接東京を攻撃する気だ」
「なんだってっ!?」
「どうしよう・・・このままじゃ東京がやられる。。。」
「マモルっ、お父さんを呼ぶんだ」
ピロリロリーン♪♪♪
「あっ、なんか金色のロケットが来たぞ!」
「あれです、あれがマグマ大使ですっ」
「私はマグマ大使
ゴア、お前を倒すために生まれてきたのだ!
今すぐ地球から去れっ」
「信じられんっ
同族同士いがみ合って戦争をするような
下等な生命体が、貴様のようなものを
作り出すとはっ」
「私は地球自信が生みだしたロケット人間だ
私の存在は地球の意思なのだ」
「さてはモグネスを北極に運んだのも貴様の
仕業だなっ
許さんぞっ、マグマとやら」