新巨人の星Ⅱ第20話 「魔球攻略作戦」 Aパート | 野球侍SAKIのブログ

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ももクロの夢はモノノフの夢

人気女性DJ、咲坂洋子とのロマンスに
本気で燃えた飛雄馬

 

しかし、宿敵花形との対決時にひょんな事から
亡き日高美奈との事を思い出してしまう

 

この結果、投げ損ねの蜃気楼ボールを花形に打たれ
打球が顔面直撃して病院に担ぎ込まれた

 

失った意識の中で美奈と再会
その最中のうわ言で美奈の名前を呼んだのを
洋子に聞かれてしまった

 

洋子は伴から美奈の事を聞き、身を引く決心をし
海外に飛んでしまった
こうして飛雄馬の短い2度目の恋は終わった

 


「蜃気楼ボールを破るためのプロジェクト
チームですとっ!?」
ある日横浜大洋の首脳陣会議に呼ばれた
左門は驚く

 


「星のやつ、先発に抑えにフル回転
うちは今年はええ調子やったのに、そのせいで
上に上がれんのや、、、ショック

 


「そこでこの際星の蜃気楼ボールを徹底的に
分析して、球団上げてあれを攻略する事に
なったんや」

 


「いわば星への刺客やな・・・・
その第一候補はお前っちゅう事や」

 


「わ・・・わしが星君への刺客第一号っっっ!?

 


第20話 

「魔球攻略作戦」

 


早速左門と共に飛雄馬の投球を動画で
検証する

 


左門の飛雄馬打倒に対してこれまで球団は
ほとんど協力せず、左門の努力任せだったが
今回は球団が全面協力

 


これが親の大会社をバックに特訓できる花形との
大きな差となっていたが、このプロジェクトチーム
により、そのハンデは解消されたと言える

 


「そこでストップや!!

 


「左門、星のボールリリースの瞬間やが
これ見て何か気付いた事あるか?」

 


「ああっ、こっ・・・・これは
ストレートの握りですたいっガーン

 


「せや、わしらのここまでの調査の結果
蜃気楼ボールはストレートの握で投げられ
とることがわかった」
「し・・しかしストレートがどげんして
あんな激しい変化を・・・・・?」

 


「まあわしもおかしいと思うけど
それが現実なんや・・・・
なんや残像現象らしい」

 


ブーーーーーーンうずまき

 


プシュッ

 


スターーーンドンッ
クルクルクルクルうずまき

 


「あの回転盤を星投手の蜃気楼ボールと
思ってください」

 


「回転している時は連続した色のついた輪の
ように見えますが実際は輪ではなく
回転する事によって輪のように錯覚する・・・
これが残像現象です」

 


「ちなみに今の回転盤の回転速度は
星投手の蜃気楼ボールの平均球速
162キロに設定してあります」
「162キロ・・・・タラー

 


「残像ば正体っちゅうのはわかったばってん
ただのストレートがなんであげん特殊な
変化ばするですたい?」

 


「それは・・・・まだ調査中です・・・ぼけー
しかし変化の理屈は解明してます」

 


ピィーーーーーッピリピリ

 


「これはレーザー光線です
どこまでも真っすぐに伸びる光の線」

 


「しかし鏡を使って屈折させる事によって
正面から見ると1本の線が何本にもなる・・・」

 


「なるほど・・・・」

 


「ばってん、ストレートにそげん変化持たせる
方法思いつく星君ば恐ろしかとですっ。。。
わしゃあえらい人ば敵にしとるとですっガーン

 


「これがストライクゾーン
縦に4個横に4個、計16個のボールが並びます」

 


「まあこれは数学的な理屈で、本当はもっと
複雑なんですが、基本的にという事で
聞いてください」

 


「今までのデーターの結果
蜃気楼ボールは約80%の割合で
この位置に投げられてます」

 


「待ちんしゃい!
ストライクゾーンば平面ではなく立体ですたい
その位置にバット振ってからと言って
ジャストミートはできんとですっ節分

 


「だから基本的にと言ってるじゃないか・・・」

 


「そげんこつより重要なこつばあるですっ」
「なんだね?」

 


「わしゃ星君と対決ばして気が付いたとですが
蜃気楼ボールば、ミットに入る直前に
ひとつの球になるとです」

 


「わしはそれば気付いて、ひとつになった時を
狙ってバントばしました・・・」

 


「まあ結果は、バット出すのが遅すぎるばってん
前には絶対飛ばなかったとですが・・・・」

 


「蜃気楼ボールが残像ば利用としとるとして
なぜミットに入る直前に残像運動
なくなるとですか?」

 


「まあそう興奮するな左門・・・・滝汗
我々もまだ蜃気楼ボールの全容を掴んだ
わけやないんや・・・・」

 


「しかし今シーズン中にはなんとしてでも
あのクソ魔球攻略せんとアカン・・・
これはお前のライバルやいうだけではない
チーム全体の意地とメンツの問題なんやメラメラ

 


「アレ打てる確信が持てるまで、お前は試合に
出んでええ、打倒蜃気楼ボールにだけ集中せえ
お前はうちのチームが送る最強の刺客や
いう事覚えといてくれ」

 


「わかっとりますたいっ!

 


そして帰宅した左門

 


「へえ、蜃気楼ボール攻略プロジェクトかぁ
すげーなあんちゃん」
「ぷろじぇくとって何?」

 


「でもよあんちゃん
これで貧乏ったらしい特訓は卒業ばいねえ
なんたって球団ばゼニ出してくれよっと!
大助かりじゃなニヒヒ

 


「その分わしの責任ば重か・・・・
失敗ば自己責任ではなくなってしもうたぼけー

 


「あんちゃん・・・じゃあ試合に
出れないの?」

 


「蜃気楼ボールを打つためよ
星さんだって豊作さんに打たれてしばらく
試合出なくなって蜃気楼ボール完成させた
でしょ?」

 


左門はこの日からベンチを外れた
大洋は主力左門の欠場で
苦戦を強いられる

 


しかし左門の抹消はなく、欠場の理由も
なんら説明はなかった

 


「こりゃ絶対臭いぞ!」

 


「臭い臭いっ、バキュームカーのタンクの
中より臭いぞっ!!

 


「おやっさん・・・飯の最中に
バキュームカーの話なんかすんなよ~ゲロー

 


「あっしが言ってるのは、左門の欠場の事
ですぜ・・・」
「性病にでもなったんだろ?」

 


「んなわけねーでしょ
きっと打倒蜃気楼ボールの特訓始めたん
ですぜ」

 


「父ちゃん、左門もそんなのずっと前から
やってるよ」
「そうそ、第一あいつ花形と違って特訓で試合
休んでたらクビになるぜ」

 


「バカだねえ~だから浅はかなんだよ
俺の長年の熱狂的G党の勘としてはだな
おそらく大洋全面バックアップのスペシャル特訓だね!
抹消されてないのが臭ぇや真顔

 


「あり得るな・・・まあ蜃気楼ボールもいつかは
打たれる運命だからね」

 


「ちょっと飛雄馬君、、、縁起でもない事
言わないでよ~」

 


「じゃ、打たれないためにもこっちも特訓だ
行くぞ丸目!」

 


「あっ、待ってくださいよ~星せんぱ~いアセアセ

 


「丸目のやつ危機感ゼロだねっ!
打たれたらあいつのせいよむかつき

 


その頃、大洋は物騒な秘密兵器まで開発w

 


反射衛星砲かよガーン

 


「もう一度お願いしますっ」

 


ビシュンキラキラ

 


謎の兵器から発射された光弾は鏡に反射して
レーザー光線と同じ軌道を飛ぶ

 


どういう原理かは不明(笑)
多分当時の科学力では絶対作り出せない
装置だ・・・・笑い泣き

 


ブン

 


「また空振りですっ
スイング速度も遅いっ」

 


「そ・・・そげんこつ言われても・・・・・」

 


「わしゃ光を打った事などなかっ、、、、えーん

 


『あげん練習意味があるとですか。。。ショック

 

『それよりわしが今一番気になるのはやはり
ミット直前でなぜボールが残像運動急に
やめる事とですっ』

 


『キャッチャーの丸目君が捕りやすいように
意図的に残像運動までコントロールしてるとでも
言うんですかいのう・・・・滝汗

 


「あ・・あの星瀬先輩
ひとつ質問良いですか?」
「なんだ?」

 


「蜃気楼ボールって俺が捕る直前に球が
ひとつになりますよね?
あれって星先輩が意図的にやってるんスかぁ??」

 


「そんな事無理だよ・・・ボールが勝手にひとつに
なるんだ」
「え・・・なんで!?」

 


「お前・・・・ソニックブームって知ってるか?
飛行機が音速超えた時に起こる空気の壁だ」

 


「な・・・なんスかそれ?」

 


「いや待てよ、飛行機って言えば
星先輩も花形も飛行場行ってましたよね!
それが関係あるんスね!!」

 


「ああ・・・だがヒントはここまでだ
お前口軽いし・・・・汗

 


キィィィィーーーーーーン飛行機ダッシュ

 


ズドドドーーーーーンピリピリ
「なっ・・なんじゃっガーン

 


「飛行機か・・・」

 


「あの音は確かソニックブームとかいうやつばい
あげん大きな音ば立てるんですな・・・」

 


「ん?
ソ・・・ソニックブームっっっ!」

 


「わかったとですっ!
蜃気楼ボールが急にひとつのボールになる
秘密がっっっっ炎

 


Bパートにつづく