新巨人の星Ⅱ第9話 「めざせ!大リーグボール」 Bパート | 野球侍SAKIのブログ

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ももクロの夢はモノノフの夢

ついに本格的に大リーグボール右1号の
開発に乗り出した飛雄馬

 

しかし、どんな魔球かの構想すらなかなか
思いつかない

 

そんな中、ハエの動きから何かを掴んだ飛雄馬は
丸目を伴い、特訓に入る

 

だがそう簡単に魔球のきっかけは掴めず
丸目はブチギレしてしまう

 

しかしサチコが何気なく飛ばしていた紙飛行機から
新たなヒントを得た飛雄馬は
羽田空港に向かった

 


「あの~すみません」
「はい、どの便のご予約ですか?」

 


「えっ、飛行機に詳しい人・・・ですか?」

 


「ええ、どなたか紹介してください」
「そう言われましても・・・・そうだわ
機長の村沢さんなら照れ

 


「機長の村沢です!
何か私に御用ですか」
「はい、飛行機が飛ぶ仕組みを教えて
ください」

 


「飛行機が飛ぶ仕組みですか・・・・
私はパイロットで、航空力学の先生じゃ
ないですから難しい事はわかりませんよ」

 


「まあ簡単に言えば、空中を飛ぶ物体は
漏れなく空気抵抗を前面から受ける事になります
飛行機はそれを後ろに逃すためにこんな
流線形をしてるわけです」
「なるほど・・・・」

 


「次に飛行機はエンジンから大きな推力を得て
風上に疾走します
すると前からの空気の流れが飛行機の下に
入り込み、ここで浮力を得るわけですが
これは紙飛行機も同じなんですよ」

 


「ただ紙飛行機は自ら動力を持たないため
水平に飛ばすとすぐに浮力を失って
落ちてしまいます」

 


「すぐに落ちなくする方法ってありますか?」

 


「角度をつける事です!
前からの空気抵抗が紙飛行機の下へ抜けると
より長く飛ばす事が可能です」

 


「角度をつける・・・・なるほど
勉強になりました」

 


後楽園ではこの日はヤクルト戦が
行われていた

 


バッターは花形

 


ピッチャーは新浦だが・・・・

 


『おーっと新浦、またボール・・・・・
どうも花形が苦手で、1打席目も打たれて
ますからねえ・・・ぼけー

「逃げてるだけじゃねーか・・・えー

 


そこに飛雄馬が帰って来る

 


「あ、星先輩
どこ行ってたんですか?
急に消えちゃうんで心配しましたよ」

 


「なんでもない・・・・ちょっと散歩だ真顔
「そ・・・・そうっスかタラー

 


カキーーーーーンドンッ
『花形打ったぁぁぁぁっ
これは完璧っ!

 


『もはや外野手は追いません
完璧な一発ですっ花火

 


「バッキャローッ、最初からビビッて
投げてりゃそりゃ打たれるぜ!
だいたいカッパが花形に通用するかよっムキーッ

 


『花形・・・・調子良いみたいだな・・・
早く大リーグボール完成しないと
俺はどんどん置いて行かれる、、、、ガーン

 


「チッ、今日もボロ負けじゃん、、、、、
くそ面白くねーむかっ

 


「見る価値なしっムカムカ
丸目チャンネルを変える

 


『♪的を~狙えば外さない~
♪ワシの~命は俺のもの~』

 


「おおっ、グランプリの鷲だ!
結構好きなんだよな俺ニヒヒ

 


「ふふっ、丸目
お前テレビ漫画なんか見るのか?」

 


『この番組は

ハナガタモータースの
提供でお送りします』

「ハ・・・ハナガタモータースだぁ?
まーた花形かよっムキー
クソッ、チャンネル変えよムカムカ

 


「待てっ、チャンネル変えるな!」
「えっ、星先輩も見るんですか?」

 


「さっきはテレビ漫画バカにしてたくせに・・・えー
この時代、まだテレビアニメという言葉は
そんなにメジャーではなかったのだ

 


ブォォォォォーーーーンDASH!

 


『F1マシンか・・・・この車も空気力学を
究極まで追求した形だ!』

 


その翌日、丸目と一緒に
本物のF1レースを見に行く飛雄馬www

 


ブォォォォォォーーーーンダッシュ

 


「知らなかったなぁ・・・星先輩
F1レースに興味あったんスか」
「ま・・・・まあな滝汗

 


なお、トップを疾走するこのマシンは
チームハナガタのワークスマシンだ

 


何故か季節外れの落ち葉が
マシンに吸い込まれて舞って行く

 


『こ・・・・これだっ!
この瞬間、大リーグボール右1号の
大まかな構想が飛雄馬の中で完成した

 


落ち葉はマシンの加速で空気抵抗に乗って
後ろへ流されていく

 


「あのぉ、俺花形満の義弟の星飛雄馬ですけど」
「あ・・・ああ、知ってますよタラー

 


「ちょっとその車運転させてくれませんか?
俺花形満の義弟の

星飛雄馬です

 


「えっ・・・・そ・・・・そんな事急に言われても・・・滝汗

 


「お願いしますっ!
花形満の義弟の

星飛雄馬一生のお願いですお願い
「ほ・・・星先輩・・・・それムチャ言い過ぎっスよ、、、タラー
「・・・・・・アセアセ

 


で、結局無理やり乗ってしまう
花形満の義弟の飛雄馬(笑)

 


「あの~これ内緒ですからねっ!
このマシンは最高350キロ出ますけど
100キロまでにしてくださいよビックリマーク
もし壊したら多分あなたの年俸では弁償できないくらい
高い車だというのもお忘れなく節分

 


「わかってます
俺花形満の義弟ですよ!」

 


ブォォォォォーーーーンダッシュ
いきなり急加速してスタートの飛雄馬

 


ま、100キロなんてF1マシンなら
ものの数秒で突破するのである

 


「マジあの人何考えてんのかさっぱりわかんね
1回病院行った方がいいかもな・・・モグモグもぐもぐ

 


それを聞いた整備士
「もしもしっ、花形専務ですかっアセアセ
「・・・・・!」

 


「おい、僕は会社追放されたんだ・・・・
専務はよしてくれにやり
今はヤクルトの花形だキラキラ
『そんな事言ってる場合じゃないんですっガーン

 


「何だ?
もしかしてまた父が何か言ってるのか?」

 


「何ッ、ひ・・・飛雄馬君がっガーン
ガチャアセアセ

 


「バカなっ、彼はライセンスも普通免許も
持ってないド素人だぞっむかっ
なんでマシンに乗せたっムカムカ
「あ・・・あなたっ、飛雄馬がどうしたのっガーン

 


「す・・・すみませんっ
専務の弟だと何度も言われたのでつい・・・・あせる
『とにかく早くやめさせるんだっ!

 


ブォォォォォーーーーンDASH!DASH!

 


「おーいっ、止まれっっっっっ
早くマシンから降りてくださいっ!!

 


ブォォォォォンダッシュ
「ひっえーん

 


「ヤベぇぞ・・・・アクセルべた踏み
してんじゃん、、、、、滝汗
「バ・・・バカなっ、コーナー前で加速なんて
狂ってるっゲッソリガーン

 


「あ・・・あなたっ、どうしたのっアセアセ
「飛雄馬君がうちのワークスマシンで
暴走してるらしい、、、、アセアセ

 


「何かのデーターによると、元阪神の
江夏さんの最速は162キロらしい」

 


何故かF1マシンに付いてるスピードメーターw
普通は意味がないので付いてないが
江夏の最高球速に近づける飛雄馬

 


「やめてくれーーーーーっアセアセ
ブレーキ踏むんだっっっっえーん
事故ったら俺クビじゃ済まないよぉぉぉぉっガーン

 


「これが162キロストレートの世界かっちゅー

 


コーナー前のバンクでなんとバウンド
してしまうマシン

 


「見えたっびっくりマーク

 


「俺の大リーグボール右1号がっっっ笑い泣き

 


「ゲッ、や・・・・やばっっっガーンハッ

 


キキキキキキーーーーッピリピリ
急ブレーキでタイヤが凄まじい
悲鳴をあげ、それが偶然ドリフト状態に

 


しかしコーナーを出ると、コースを外れて
芝生に・・・・・

 


「ああっ、やっちまったっ滝汗
「あーっ、これで僕はクビ確定だっっっっチーンガーン

 


なんとかマシンは止まったが
ステアリング系統が破損してしまう。。。

 


「星せんばーーーーーいっビックリマーク
「マシンーーーーーーーっえーん!!

 


「ふふふっ・・・これで俺はここを出禁だな・・・笑い泣き
花形に縁を切られるかもしれない・・・・あせる

 


「大丈夫っスかっ汗
「大丈夫じゃないっっっ、マシンが・・・マシンがっえーん

 


「丸目・・・見えたぞ
大リーグボール右1号がっキラキラ

 


「ええっ、マジっスかぁぁぁぁっガーン

 


「マシンが・・・・マシンがっっっっっえーんガーン
「・・・・・すんませんタラー

 


つづく

 


次回
「大リーグボールへの壁」